参議院 国民生活・経済及び地方に関する調査会 第2号
2025年2月12日・114 発言・国会会議録で会議の全文を見る(外部サイト、新しいタブで開きます)
この会議で多く話された要求
- 地方の公共交通を維持してほしい8人 / 11発言
- 東京一極集中をなくしてほしい5人 / 5発言
- 子育てと仕事を両立しやすくしてほしい3人 / 3発言
発言の全文
令和七年二月十二日(水曜日) 午後一時開会 ───────────── 委員の異動 二月五日 辞任 補欠選任 伊藤 孝江君 三浦 信祐君 二月十日 辞任 補欠選任 中条きよし君 嘉田由紀子君 ───────────── 出席者は左のとおり。 会 長 福山 哲郎君 理 事 清水 真人君 田中 昌史君 長峯 誠君 古賀 千景君 河野 義博君 伊藤 孝恵君 山添 拓君 委 員 今井絵理子君 白坂 亜紀君 堂故 茂君 友納 理緒君 長谷川英晴…
ただいまから国民生活・経済及び地方に関する調査会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、伊藤孝江君及び中条きよし君が委員を辞任され、その補欠として三浦信祐君及び嘉田由紀子君が選任されました。
─────────────
国民生活・経済及び地方に関する調査を議題といたします。 本日は、「誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築」のうち、「社会経済、地方及び国民生活における希望の実現」に関し、「希望が持てる地域社会の実現」について三名の参考人から御意見をお伺いした後、質疑を行います。 御出席いただいております参考人は、株式会社日本総合研究所調査部上席主任研究員藤波匠君、日本大学名誉教授・博士(商学)桜井徹君及び埼玉大学教授宮崎雅人君でございます。 この際、参考人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。 本日は、御多忙のところ御出席を賜り、誠にありがとうございます。 皆様…
日本総合研究所の藤波と申します。(資料映写) 本日は、「希望が持てる地域社会の実現」という大きなテーマでオーダーをいただいておりまして、特に私はその中で、地域経済活動の担い手をいかに確保していくかという、そんなような視点でお話ができたらというふうに考えております。 こちら、私の自己紹介になりますけれども、近年、私は、少子化問題、それから地方の人口減少などを主な研究テーマとして執筆活動などを行っております。 早速本題に入ってまいりたいと思いますけれども、地方創生戦略、かれこれ十年ぐらいがたちますけれども、その成果といいますか、その状況を人口移動の観点…
ありがとうございました。
次に、桜井参考人にお願いいたします。(発言する者あり)桜井参考人、挙手をお願いいたします。桜井参考人。
自己紹介は、時間の都合上省略いたします。 お手元にある報告書といいますか、配付資料に誤りがありました。まずそれをおわびいたします。 表のナンバリングで、十一ページの表四と五があるんですけど、その番号を、表三、表四、表五とあるんですけど、表三の一、表三の二、表三の三というように変更をお願いいたします。 いろいろ難しい問題で、今日の朝まで考えていまして、それで新しい表を入れたところがナンバリングが、後、繰り下げるのを忘れていまして、御迷惑をお掛けいたしました。 そのほかも誤りがありますが、それは報告の中で追ってお知らせしていきます。 私は非常に滑舌…
先生、あと二分ぐらいでお願いいたします。
はい。 地域公共交通の衰退の要因としては外的要因と内部要因があるんですけど、外的要因は乗用車の増加と人口減で、特に人口減は後で宮崎さんが述べるかもしれませんが、グローバル化の産業政策があります。したがいまして、この外的要因を除去する必要があるんですけど、日本の場合は外的要因はもう所与のものとして、義務のものとしてしてしまって、外的要因を変えようという、変更がないんですね。そのために、受け身、公共交通政策が、デマンドタクシーであるとかそういうもので受け身的になってしまうんです。 もう一つは内部要因で、負のスパイラルというんですけど、これは自立経営、自立…
ありがとうございました。
次に、宮崎参考人にお願いいたします。(発言する者あり)宮崎参考人、挙手をお願いいたします。宮崎参考人。
埼玉大学の宮崎でございます。今日は、このような機会を頂戴いたしましてありがとうございます。(資料映写) 私の方は、地域コミュニティーの再生ということでお話をしたいと思います。 まず初めにということで、私、もう三年前になりますけれども、「地域衰退」という本を書きまして、その中で、基盤産業が衰退した地域が衰退しているという、まあ、ある種当たり前の話をしまして、基盤産業アプローチというものに依拠してそういった話を書きました。 先ほど桜井先生からお話がありましたけど、そういう背景には、グローバル化の中の産業の変化といいますか、工場がなくなるというような話が…
ありがとうございました。 以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。 これより参考人に対する質疑を行います。 本日の質疑はあらかじめ質疑者を定めずに行います。 まず、各会派一名ずつ指名させていただき、一巡後は、会派にかかわらず御発言いただけるよう整理してまいりたいと存じます。 発言は着席のままで結構でございます。 また、質疑者には、その都度答弁者を明示していただくようお願いいたします。 なお、できるだけ多くの委員が発言の機会を得られますように、答弁を含めた時間が一巡目はお一人十二分以内となるように御協力をお願いいたします。 これより一巡目…
自由民主党の白坂亜紀でございます。 参考人の皆様、今日は貴重なお話をいただいてありがとうございました。 まず、藤波参考人にお尋ねをします。 ジェンダーギャップというお言葉が出てきましたけれども、私は、九州、大分県の選出の参議院議員でございます。大分を出て大学に入ってから長く東京で生活をしておりまして、二年前の選挙で参議院議員になったんですけれども、九州と東京のジェンダーギャップ、九州はよりジェンダーギャップが大きいなというのを今実感しております。 以前に、九州県内の大学教授、研究者が集まって、女性の大学教授とか研究者の睡眠時間が少な過ぎるという問…
まさに言われたとおりで、九州、ジェンダーギャップが大きいところが多いんですね。 それで、今、事例として娘さんが二十五歳同士の結婚でということを言われました。今、結婚の実相を見ていただきますと、昔は大体旦那さんの方が三歳くらい年上というパターンが多かったんですね。七〇年代とか、平均年齢の年齢差が大体三歳でした。今は一・五歳です。で、同い年婚が一番多いという統計データが出ているんですね。 これは、実は男女共に経済的自立をするための時間を要するようになってきたということなんです。昔は、シングルインカムで男性だけが所得を、なので、男性はちょっと時間が、結婚ま…
ありがとうございます。 ジェンダーギャップをなくすことで、地方で結婚したり子供を産むということも増えていくんではないかと思いますので、頑張っていきたいと思います。 次に、桜井参考人にお尋ねをします。 先ほどの二十四ページの図をちょっとまた詳しく説明していただきたいのと、日本においての法整備どのようにすれば、私も議員になってまだ一年九か月なんですが、大分県内を回っていて、バスが二週間に一本しか来ない地域があったんですね。それで、移動権とか交通権の問題はどうなっているんだろうというふうに思っていたんですが、どのようにこれから法整備を進めればいいか、もう…
図十四を少し詳しくということでした。 図十四を見ていただきますと、上半分にグローバリゼーションと海外進出、都市への産業集中、産業空洞化、産業の衰退ということで、それが地方から都市への人口流出を招いていると。それが利用者減少との関連が出てきます。 他方で、道路偏重の交通インフラ投資や道路中心の町づくりは自家用乗用車の利用の増加を引き起こしている。この自家用乗用車の利用の増加がまた回り回って、利用者の減少、公共交通の利用者の減少の方に行くんですけど、同時に、その利用者の減少があるのは、単に外部要因だけではなくて、内部要因、負のスパイラルとそこに書いていま…
ありがとうございます。自民党としてもしっかり取り組んでまいりたいと思います。 宮崎参考人にお尋ねをします。 地熱で町おこしということで、私の大分県も八丁原発電所、それから大岳発電所、多くの地熱発電所があるんですが、九州電力が運営しておりますので町づくりにはつながっておりません。小国町というのは、もう大分と県境の町なんですけれども、片やこちらは町づくりになっているということで、とても羨ましいなというふうに思います。 この地熱を使っての町おこし、福島県土湯なども私、見学に行ったんですけれども、これからここの地熱による町づくりを進めるに当たって、現在の国…
御質問ありがとうございました。 一番目の御質問に関して、具体的にどういう法整備が必要かということよりかは、私なんかは、この取組を見ていますと、住民の意欲というか、この場合は大手のディベロッパー、外部の、買収に反対をして自分たちの地熱を守ろうという動きがあってこういう取組がなされたというふうに理解しておりますので、それを、じゃ、どうやって整備、それを受けて、どうやって法律にしていくかというと、そうなりますと、例えば電力会社が地域の地熱開発をできないようにする、極端な言い方をすればですね、そういうことになっちゃいますから、それはさすがに現実的ではないと思い…
宮崎参考人、短くおまとめください。
済みません。
二番目につきましては、これも、済みません、どういうふうにやっていくべきかということだと思うんですけれども、これについては、済みません、御質問もう一度よろしいですか。
白坂亜紀君、短めにお願いします。
じゃ、また後でお尋ねしますので、これで終わります。
森屋隆君。
立憲・社民・無所属会派の森屋隆と申します。 御説明、ありがとうございました。 最初に、藤波参考人と宮崎参考人に地域経済活動の担い手確保の観点から伺いたいと思います。 埼玉県八潮市の道路陥没事故を見ても、インフラの点検や老朽化に対するメンテナンスがこれまで以上に大事だということが思い知らされましたし、昨年の能登半島地震などでも現場職がもう全く足りないと、こういうふうなことが指摘をされています。 今、日本は、この建設だったり公共交通だったり、あるいは物流、介護、水道、電気、スーパーやごみ収集、こういったいわゆるエッセンシャルワーカーが長年低賃金、低待…
まず、私の方からお答えさせていただきたいと思いますが、これ、非常に多岐にわたる議論が必要なところで、全てはお答えし切れないかもしれないんですけれども、エッセンシャルワーカーとかあるいは建設業関係従事者で今人手不足ということになっております。これは、もう基本的には賃金の問題、労働条件の問題だと私は考えていて、それ改善なしに、幾らいい仕事ですよということを若い人たちに言っても、これは基本的に無理な話で、やっぱり、例えば先ほど取り上げた情報通信業が非常に高い賃金を払っていると、あるいはコンサルタントが非常に高い賃金をもらっているというような状況で、そこを目指さ…
御質問の内容を踏まえて御発言させていただきますと、まず、インフラの整備の維持管理の人材が足りないというのは、これは技術労働職の減少というものが背景にありますので、これは地方自治体の人材が確保できるように財源をきちんと確保していくということが非常に重要になるだろうと思います。 医療に関して言えば、アメリカとかなり日本の制度というのは違いますけれども、州の中で、二十八ですかね、かなりの割合が医療で一番、一番の雇用主は誰かというと医療なんですね。もう全然違う仕組みではあるんですけれども、そういうことを踏まえますと、医療費が増えたからイノベーションが起こらない…
ありがとうございます。 続いて、桜井参考人に伺いたいと思います。 当時、国鉄分割・民営化のときに政府は、ローカル線はなくなりませんと、そしてこの分割・民営化、御安心くださいというのが売りだったと思うんですけれども、結果として、三十七年、八年たったときに、やっぱり地方から鉄道が、線路がどんどんどんどんなくなってきていますし、バスに代替しても、バスの方もなかなかうまくいっていないと。そして、これ、経営安定基金のこの運用といいますか、想定どおり、パーセンテージが、想定したパーセンテージで運用できなかったことが大きな原因だとは思っているんですけれども、この民…
まず、三十ページを御覧ください。資料九です。 分割・民営化のときに、ローカル線は基本的には二千人未満及び四千人なんですけれども、その輸送密度がそれ以下の場合は切り離すということを当初は言っていたんですけれども、反対論もあって、とにかく分割・民営化をしなきゃいけないということで内部補助をそのままにしてずっとやってきたわけですね。 そういう点で、広島県知事や島根県知事はその分割・民営化の際に、国民に対して、内部補助でやるんだと、地方も分割・民営化で元気になるからいいんだというような論理でやったわけですけれども、今こうなっていると。で、そのときになって約束…
桜井参考人、時間が過ぎておりますので、おまとめください。
はい。済みません。
そういうことで、約束が違うということなので、分割・民営化を見直す必要があるわけです。ということが一つ。
それからもう一つは……
桜井参考人、もう時間ありません。
はい。終わります。
ありがとうございました。
三浦信祐君。
公明党の三浦信祐でございます。 参考人の三人の先生方には、大変重要なお話をいただいたことに感謝を申し上げたいと思います。 まず初めに、藤波参考人にお伺いさせていただきたいと思います。 私も党の青年局長を長くやらせていただいて、各地でたくさんの若い世代の声を聞いてまいりました。そういう中で、コロナ前によく現場で言われたのは、相当男性の方の方から、結婚する機会がなかなかないと、なので出会いをしっかりとつくれる機会をつくってほしいという声たくさんありました。一方で、コロナ以降になったときに逆になりました。女性の方が圧倒的にそういう機会をつくってほしいと、…
私の資料の十三ページなんですけれども、女性の流出超過ということを前提にした参考資料として付けました。 これの見方なんですが、横軸は未婚男性の、男女比を表しています。年齢としては二十五歳から三十四歳の方々の男女比ですね。ですから、一に近い、要するに一対一のところもあれば、〇・七を割り込んでいるような地域もあるというのが実態です。その〇・七を割り込んでいるような地域では、三十歳男性を基準に有配偶率を見たときに、すごく下がっているんですね。結婚がなかなかできない、できないだけではなくて、何というんですかね、お付き合いするような方が得られないというんでしょうか…
まさにこれが、即座に対応することが産業構造上できるかどうかという課題はあると思いますけれども、まさに、先ほど、この後も質問させていただきたいと思いますが、ITというその選択肢をお示しをいただきましたけれども、地方の中で、首都圏も含めた人口密集しているような地域に行かなければいけないという、その考え方を打破するために、先生が、参考人の方が、もう本当に、御提案いただいた内容はもうよく理解できますけれども、それが実現できるまでの間に取り組んでいかなければいけない、その具体的な課題に対するアプローチは何かアイデア等があるか、是非御示唆をいただければと思います。
人口構造を変えるというのは容易なことではないと思います。私は、すぐにでもできるというのは、結構、企業の、特に中小企業の対策だと思っているんですね。先ほどからジェンダーギャップが重要だとか、女性の賃金上げましょう、まあもちろん男性もそうなんですけど、賃金上げていきましょうと、これは社長の一存でできてしまうことだと思うんですね。なので、少子化問題というのは企業にも大きな責任があるんだということをより多くの企業の経営者の方に理解していただきたい。 これまでは、まあ何となく若い人たちが結婚しなくなっただけだよねみたいな話していたとは思うんですけど、いや、実は、…
重ねて質問させていただきたいと思います。 そういう面では、このITという部分では、女性の選択肢を増やすという部分では極めて大きいというアドバイスを頂戴したと思います。そういう面からいきますと、これからIT人材になろうとするには、大きく言うと二つの選択肢があると思います。要は、地元での教育をいかにそこにバイアスを掛けられるか。ただ、これは時間掛かると思います。一方で、女性の方が仮に、例えば子育てのその先のときに、リスキリングを掛けられるような環境が整っているかどうかということがあると思います。 これをどういうふうに、投資や、また体制や、基礎自治体や地域…
そうですね、今言われたリスキリングという方法、すごく重要だと思います。 一昔前では、やっぱり大きな都市に行かなければリスキリングという機会がなかったんですね。あるいは、大手企業でしたら幾らでもリスキリングできたかもしれませんけれども、中小企業だと、そんな時間的余裕もないとかお金もないということでできなかった。それが今オンラインでもできるようになっているということをしっかりと情報提供していくということが必要なのではないかなというふうに思います。 ちょっとどれも時間掛かってしまうかもしれませんけれども、やはり私は、それぞれの、地方の中小企業とは言いません…
ちょっと視点を変えさせていただきたいと思います。 藤波参考人と宮崎参考人にお伺いしたいと思います。 特に、藤波参考人に御提示をいただいた事前の資料では、人口減少という視点において、災害が多数頻発する我が国において、今後の対応という部分に関しては、インフラの整備といっても建設事業者が不足をしているということ、広大な過疎地を中心に集住を促すということ、加えて、集住エリア、災害からそれを守る、その都市形成が重要だという御提案もいただいているところであります。 おっしゃっていることは大変よく理解できますし、例えば介護においても、輸送等々、またインフラのスト…
では、まず宮崎参考人から。
私自身は集住すべきでないというふうに思っておりまして、ソーラーシェアリングの事例でも挙げましたとおり、耕作放棄地が再び耕作地になるような、そういう取組ですので、やはり集まらずにも済むというようなことがやっぱり国としても必要だろうというふうに考えております。 その集住の議論では効率性が強調されるんですけれども、その放棄される例えば山ですね、そういったところから生み出されるメリットについては余り議論がなされていないので、そういったところも含めて、静態的な分析ではなくて動学的な分析をしながら、本当に集住することが良いのかということはもう一度議論しなければなら…
私は、やはりある程度集住というものに掛ける期待というのは大きいんですね。それは、先ほど桜井参考人からも出た鉄道とかそういったもの、宮崎さんから出た効率性みたいな話ばかりではないんだということも含めても、やはり私は結構期待は大きいと思っています。 ただ、本当にそれができるのかと言われると、私、余り信じていない部分、期待はしているんです、コンパクトシティー論者ではあるんですけれども、現実にそれはできるかと言われると、相当時間掛かるなということなんですね。 現実問題として、多くの地域で、中山間地域で、耕作放棄地が増えたり、山が荒れたりという状況がある。これ…
最後に、桜井参考人に伺いたいというふうに思います。 端的に、我が国の反省というのは、今あるものを大切にし切れなかったケースというのはたくさんあります。私も鉄道が大好きなものですから、個人的感情でいうと廃線はもう断固反対したいという思いが強くありますけれども、一方で、効率性、経営というのはあるということも重々理解しております。その上で、今、例えば富山でライトレールが復活をして、効率が良くなって町づくりに寄与していたり、広島の可部線が復活をして延長しているということもあります。 ですので、その経済効果との両面性を今後議論していくということはその町のつくり…
ストップ掛かりそうなので、一言で答えます。
社会的効率性という言葉があります。効率性はエフィシェンシーですけど、投下、インプットに対してアウトプットですけど、その市場の取引だけのインプットとアウトプットの効率性ではなくて、社会的な便益、社会的な費用を含めた社会的な効率性を基準にすることが必要で、何も効率性を否定しないで、効率性を更に包括するような新しい効率性が今求められている、そういう視点で考える必要があるんじゃないかと思います。
以上で終わります。ありがとうございました。
高木かおり君。
日本維新の会の高木かおりです。 今日は、大変貴重なお話をありがとうございました。 早速なんですけれども、藤波参考人と宮崎参考人に伺っていきたいと思います。 やはり今日お話を聞いていて、やはりこの人口減少、少子高齢化、本当に、我々日本の国にとって本当に大きな転換期を迎えている中で、様々な視点から取組をしなければならないなというふうに改めて思っているところでございます。 そういう中で、まさに藤波参考人もおっしゃっておられました東京一極集中、それから若い女性が特に東京へ出ていって、流出をしていってしまう、またIT人材である、こういったことはまさに私自身…
どなたに。
藤波参考人から。
そうですね、中小企業、地方の企業が積極的に人を採っていくということの流れをつくっていく、いい循環をつくっていくということが重要だと思うんですが、これまで日本のそういった企業支援の在り方というのは、往々にして雇用を維持するという発想が強かったと思うんですね。雇用を守っていきましょう的な発想です。ただ、今もう本当に人手不足になっていて、簡単な例でいうと、もう今は余りないと思いますけれども、雇用調整助成金とか、そういったものが支援の在り方だというふうに考えている時期が結構長かった。実際に雇用が切られることが個人も国も怖かったわけですね。 でも、今実際にはそう…
どなたでしたっけ。宮崎参考人ですか、桜井参考人。
宮崎参考人に同じ質問でお願いします。
交付金の使い方ということでまず一番目御質問ありましたけれども、国際競争の中で東京が生き残るということも重要なので、東京に優秀な人材を確保するということで今やっていると思うんですね。なので、地方にそういう人材をある種再分配というか、そういう発想では多分問題の解決にはならなくて、そういうところを、何というか、乗り越えるには、地方、例えば先ほど申し上げた神河町の例はローカルスタートアップという国の交付金が出ているプロジェクトになるんですけれども、地域の実情、地域の課題に合わせながら、そういう地域なりのスタートアップですね、スタートアップというと、ディープテック…
ありがとうございます。 引き続き宮崎参考人に伺いたいんですけれども、先ほど、わいた会の取組ということで興味深くお話を聞かせていただきましたけれども、この地域資源を使って地域の活性化をしていかれるという中で、やはりそれには、そのプロセスの中で、やはり地域の盆踊りが行われなくなったであるとか、やはりそういう対立もあったというお話があったかと思います。 先ほどの、いわゆるそのリーダーといいますか、キーマンという方も関係してくるのかもしれませんけれども、その地域対立が行われた、これを解決するための、それに対しての重要な点といいますか、そこを乗り越えるための解…
わいた会の方から伺ったのは、地域衰退を打破するために推進派が、推進派というか、慎重派でない方たちが動き出して、その後で、議論をして慎重派の方も賛同されたというようなお話を聞きましたので、やはり、繰り返しになりますけれども、地域における議論が重要なんだろうなというふうに思います。対立して議論もできないような状況だったのかもしれませんけれども、そういったものを、その地域のまさに危機ですよね、危機を乗り越えるという形で人々が集まったということで、そういう議論が非常に重要なんではないかと思っております。
以上です。
ありがとうございます。 それでは、桜井参考人に伺いたいと思います。 今日、まさに高齢者の運転免許の返納についてお聞かせをいただいて、私も身内で返納するかしないかで今悩んでいるところでございました。その中でも、群馬県の事例で百メートル未満でも車を利用するという、そういうお話もちょっとすごくびっくりしながらお聞きをしていたんですが、やはり地方なんかだと、もう車が絶対的に必要だという地域もあるかと思います。 そういう中で、地域の公共交通が衰退していく中でも、例えばコミュニティーバスなどの補完的な、先生がおっしゃった補完的な交通手段と、こういったことも取組…
国の支出がですね、補助金が少ないということが最大の原因です。それを出した上で、どうしても足りなければみんなで考える必要があるんですが、その際に重要なことは、フランスのような交通税、三日月滋賀県知事が今やろうとしていますけど、そういうのだけではなくて、全国的な規模で交通税をやらないと、滋賀県だけやっていっては反対が多くなってできないと思います。 それからあと、ガソリン税ですね。最近は、ガソリン、EV車が増えるので、ガソリン税が少なくなっているんですけど、それに代わる自動車通行税というのを取る、その中に、ドイツではマウトと言うんですけれども、そういう自動車…
もう最後の質問になりますが、重ねて桜井参考人に伺いたいんですけれども、やはり国から財源を充てていくということももちろん重要な視点だと思いますが、それ以外で何か制度の部分で、財源以外のところで何かできることというのがありましたら、最後、お聞かせいただけますか。
なかなか難しい質問ですけれども、やはり、そうですよね、独自の財源で自治体がやっているところもあります。その自治体の中でその交通税のようなものを取るのも一つだろうとは思いますけれども、もう少しですね、例えばユニバーサル料金というのがあります、電気通信でやってますけど。そのユニバーサル料金のようなものを交通に適用するということもあり得るんじゃないかと思います。
いずれにしても、日本では企業負担がちょっと少ない点もあります。通勤でやってますけれども、少し少ないような側面もあります。
終わります。ありがとうございました。
伊藤孝恵君。
冒頭、宮崎参考人に伺います。 地域は人はいない、けど資源は本当はあるという状態だというふうに思います。 今日、先生からお示しいただいたソーラーシェアリングについては、エネルギー自給率、食料自給率、いずれも低い我が国において、これらがテクノロジーで解決でき得る、そういう可能性があるんじゃないかということも思わせていただきましたけれども、ただ、じゃ、どこから始めたらいいのか、どうしていいか分からないというのが地域の課題だというふうに思います。一義的には、もちろん首長でありますとか、議会の構成員でありますとか、住民でありますとか、いろんな方々、ステークホル…
非常に難しい御質問をいただいたと思いますけれども、二つ、更に言えば、野辺山のソーラーシェアリングを含めて、何というか、どういう、発火点というのは、非常に難しい御質問ですけれども、やはり、何というか、地域に対する愛情が深いのかなという、特に野辺山ソーラーに伺ったときは思いました。
私も実は実家が兼業農家で、同じような年齢の方なんですけど、私はまさに担い手として流出しているわけですけれども、一方でそういう地元で耕作放棄地を立て直そうということをやられているので、そういう方が発火点になるのではないかというふうに思いました。
以上です。
それでは、藤波参考人にお伺いします。 地方に住むに当たって、職、働く場所が大切であるという御指摘をいただいたんですが、私も子育てしている者として、職はある、ただ、学校も病院もスーパーもないと、やっぱりその地域に住み続けられないなというふうに思うんです。 昨今、特に子育て世帯を呼び込むための自治体間競争みたいなところが殊に見られるところであります。本当に、平たく言えば、東京がやっぱりすごいですよ、お金があるのでね。もうこれ以上、こんなサービスもあるんだったら、ちょっと江戸川越えてこっちに移ろうかという人もそれはいるでしょうというふうに思う中で、一方で、…
ユニバーサルサービスという言葉がちょっとぴんとこなかったんですけれども、私、人口問題って、先ほども最初に、冒頭の二十分間の中でもお話ししたんですけれども、人口問題、余り狭い地域で議論しない方がいいなと思っているんですね。 子育て支援政策もそうなんです。結果的にそれが子育て世帯を引っ張ってこようという力になって、いろんなサービス提供するのはいいんですけど、結局、隣から入ってきてくれるとうれしいなみたいな感じのことになってしまうとこれ意味がないので、私は人口問題とか少子化問題含めて、やっぱりある程度の広域、県単位でしっかりと考えていくということだと思うんで…
参議院では、地方創生やデジタルを議論する場所と、それから少子化とか子育て支援というような議論する場所というのがくっついたり離れたり、今離れています。地方創生とこういった子供、子育て、少子化等については同じ会議体というか、同じその課題感を持ってやるべきではないかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
そのとおりだと思いますね。雇用の話もそうかもしれません、もしかしたら。
結局、若い人たちが自分たちの考えている、こういったことが幸せなんだということを実現させていくということが地方創生であり、少子化問題の解決につながっていくと思っていますので、それをあえて分離するとか、そういうことではなくて、やはり時代に適した、デジタルという技術が出てくればそれも取り込みながら、若い人たちがいかに豊かにできるかというような、そんなような議論ができるといいなというふうに感じています。
以上です。
お待たせしました、桜井参考人。 JRはもうかっているというような御指摘ございましたが、先生がお示しになった表十四にはJR北海道がありません。JR四国もありません。JR貨物もありません。まさにここが今存続の危機でありますし、線路は続くよどこまでもというふうに言えない状況が今広がっています。そして、この地域公共交通をもちろん維持したいと思ってJR各社も努力をしています。使命を感じています。 ただ、この民営化によって、株価ももちろん上げなきゃいけないですし、従業員の給料も上げていかなきゃいけないんです。しかし、燃料費は上がっても運賃は上げられません。そして…
運賃が値上げできないと言っていましたけれども、今どしどし値上げしているんですね。今回も、JR東日本、それからJR九州もこの間決定しました。 で、リニアですけれども、私もリニアやっていますけど、二〇三七年以降でないと東京―名古屋はできないということになっていて、東京―大阪はいつになるのか分からない。あれはやっぱり葛西さんが民間企業の投資政策としてやったところに最大の間違いがあります、問題があります。国家的プロジェクトと言いながら、実際には民間プロジェクトになってしまっている。だから、民間プロジェクトでやればいいんじゃないかという議員の御質問には、この交通…
桜井先生、逆です。私も、国家プロジェクトだというのであればしっかりと国も支援をしていかなきゃいけませんけれども、道路整備費に加えて、比べてですね、こういった鉄道整備に係るこの国が掛ける予算というのは著しく低いです、著しく低い。
こういう中で、それでも企業努力をしつつ、株価を上げつつ、従業員の暮らしを支えつつ、そういうふうに努力をしているというところのそういう指摘をしたまでですけれども、この国の予算というのが余りにもこの地域公共交通や鉄道に少ないという現状についてどう思われますか。(発言する者あり)
桜井参考人、挙手を願います。
済みません。
私も議員と賛成です。日本は非常に少ないです、鉄道投資は少ないです。だから問題なので、それを民間単独でやろうというリニアはやっぱり大冒険であります。
しかも、JRは企業負担で努力でやっているって言いますけど、北陸新幹線は、半分は国が財政支出をしているんです。貸付料は、JRが払う貸付料は安いもんです。それでもうかっていて何を言うんだというのが私の本来の、本当は言いたいところです。
以上です。
それでは、質問を変えます。
今、こういった地方をどうやって守り立てて、地方にどうやったら人を呼び込んだらいいのかというのにみんな腐心をしています、どうしたらいいんだろうか。
そういう部分では、やっぱり鉄道がつながっているというのは、先生の論でいくと、ここにインターチェンジを造るより、しっかりとやっぱり鉄道を引く、鉄路を引くということが大事だという御指摘だと思うんですけれども、こういう地域公共交通が保たれること、そしてリニアが走ること、それらがこの地域にもたらす活性化というのをどのように評価されているのか、教えてください。
フランスのところで言いましたように、もうTGVは古いと、日常的な交通が大事だというようにフランスではなってきているわけ、ヨーロッパでは大体そうなってきているわけ。そのときに、長距離路線を優先的に、北陸新幹線や北海道新幹線に見られるように、混迷の度を深めているわけですよね。ですから、地域活性化を言うのであれば、私は、もっと地域の方に鉄道投資、インフラ投資をしなきゃいけない。 日本の最大の問題点は、インフラ投資計画がないわけです。鉄道は鉄道、道路は道路、下水道は下水道。昔はインフラ投資計画、社会資本整備計画がちゃんとあったんですけれども、運輸省と建設省の対…
先生、さびた鉄路を造らないように私も頑張ります。
ありがとうございました。
山添拓君。
日本共産党の山添拓です。 参考人の皆さん、今日はありがとうございました。 藤波参考人にまず伺います。 地方の企業における雇用の創出やジェンダーギャップの解消、いずれも重要だと私も思います。一方、グローバル化という、グローバル化をうたう下で、特に東京に本社を置くような多国籍企業を応援して、地方の働く場をなくして、地方交付税やあるいは地方の公務員を削減して、地方を住み続けることができないような地域に変えてきたと、そういう現実があるかと思います。特に東京は、特区による規制緩和あるいは減税策、その下でタワマンですとか複合ビルがもう次々できて、今その再開発と…
それについては、私は余り賛成しかねる部分というのがあろうかと思います。
先ほども、国の成長、五パー、〇・五%ですか、とかいう数字が出てきましたけれども、やっぱり国が国際競争力を持って経済成長をしていくというのは私は本来あるべき姿だというふうには思っていますので、成長できる分野は成長していくというのは私は余り否定すべきではないというふうに思っています。
そういった多く、東京などでもし大きな余剰が生まれるのであれば、そういったものをしっかりと地方に回していくということが必要なのではないかなというふうに考えています。
宮崎参考人に伺います。 社会的連帯経済、大変重要な視点だと伺いました。財源として挙げられていた幾つかの例では、再生可能エネルギーが注目をされて、気候危機の対策として求められると同時に、これ、火力や原子力とは違って、大規模集中ではなく小規模分散にしていく、地産地消を進めていくという点でも地域に雇用や需要を生み出していきますので、地域経済にもつながるものだと私も思います。 その上で、参加型民主主義の重要性を指摘された点が今日も幾つか議論になっていますが、御著書、論文の中では、声を上げることで経済を統治する、声を上げることを可能にするのが公共空間というよう…
一般論といいますか、ですけれども、何といいますか、地方において、というか、教科書で想定するような対等な関係の民主主義で議論する場があるようなところは恐らく余りなくて、そういった性格が危機によって弱くなっているところは、恐らく、もう老人も若者も関係なく議論しなければならないような状況のところは、そういった取組がもしかしたら進んでいるのではないかと思います。 他方で、階層的な関係というものが残っていて余り発言ができないようなところというのは、まだ危機の度合いというか、そういったものが進んでいないところかもしれないということで、そういった置かれている状況の違…
ありがとうございます。
そうした議論の場としての、例えば、あるいはその担い手としての協同組合的な組織あるいは機関ですね、それらをどのように強めていくのか、そうした担い手が活動できる条件を整えていくのかといった辺りはどのようにお考えでしょうか。
今日の例ではないんですけれども、岩手の方で、かつては公社でヨーグルトを生産して、今近所のスーパーでも買えるようなところで、三セクから民間企業に転換したようなところがありまして、そこはまさに農協ですとか協同組合的な取組からスタートしたんですけれども。 まず、初発は自治体の財源なんですけれども、その後はやっぱり、社会的連帯経済は市場経済と隔絶されているわけではないので、その市場経済に対して売れる商品を提供できるようなある種のイノベーションがその組織の中で起きて、三セクから民間企業に転換していくような事例がありまして、そういうことが起こっていくことを支援する…
ありがとうございます。 次に、桜井参考人に伺います。 先日、一九八七年に国鉄が分割・民営化されてからの日数がそれ以前の国鉄時代の日数を超えて、JRが国鉄の歴史を上回ったということが少し話題になっていました。しかし、それ長く続いてきていても、矛盾は各地で深刻化している状況があるかと思います。 先ほども少し話題になっていましたが、全国に鉄道網を持っているJRのネットワークとしての鉄道網を維持していくには、これは私は、参考人も指摘されたように、上下分離による国有民営化、これはもう不可避ではないかと思います。私たちも政策としても掲げてきましたが、ヨーロッパ…
まず、そのJRの日数が国鉄時代を超えたということですが、これは私はそれほどびっくりするほどでもなくて、日本では、四十年周期説というのは鉄道史学会では常識になっておりまして、一八七二年に官営鉄道ができて、一九〇六年に鉄道国有化が行われまして、一九四九年に公共企業体日本国有鉄道ができます。そして、一九八七年にJRになる。それぞれ大体四十年間で、だからそろそろ時間じゃないかということであります。 次に、JRはやっぱり債務負担を国民に、二十四兆円ほど、国民にですね、国に任して、そうしてやっているわけで、もうかるところともうからないところが出てきている。JR北海…
ありがとうございます。
桜井参考人にもう一点だけ伺いたいんですが、災害による被災を理由にして、そのまま復旧させずに廃止になるという例がこの間相次いでいます。ほかのインフラではそういうことは余りないと思うんですね、災害を理由にそのままなくすと。これを防いでいくためには、私たち、基金をつくるなどしてあらかじめ対応しておくなど必要だと思うんですが、ちょっと災害による復旧あるいは復旧をしないことによる廃線の問題、これについての御意見を伺いたいと思います。
今議員が言われたように、数年前に災害に対する補助金、災害に対する鉄道整備基金からの補助金を出せるように、つまり、JRはもうかっているけれども、JR東日本はもうかっているけど出せるように法律が作られたわけですけど、それをJRが拒否するような事態になっているわけですね。ですから、そういう点を、もう少し法律の趣旨にのっとって、JRを国交大臣が指導するようにすればいいんじゃないかと思います。 私、JICAというところで、インドや後進国の人が日本に来て鉄道研修するんですけれども、そのときに私、講演します。それで、そのときにいつも言うんですけど、あなたたちの国で災…
ありがとうございました。終わります。
大島九州男君。
大島九州男でございます。 三名の参考人の先生、ありがとうございます。是非いろんな視点で、御提言をいただきたいというふうな視点で質問させてもらいますが。 まず、藤波参考人。 私は、福岡県、炭鉱が閉山になって一気に人が減ったと、新日鉄が減産で一気に人が減ると、だから、企業で人口が大きく左右されるというのはすごく納得しています。今おっしゃったように、地方にそういう人材を育てるための教育必要だと、大学をと。 ということでいうならば、じゃ、企業と大学をセットにして、そういった優秀な人材と企業をそこに根付かせるとかいうような何か具体的な御提言みたいなのがある…
具体的な提言というのは難しいんですけれども、私の資料で十六ページ、一番後ろのページに付けたものが、これ、大学一年生の数、数字、人数なんですね、学生の数を見たもので、男女、特に理系学生を見ているんです。医学、保健を除く理系学生、いわゆる、だから理学部とか工学部とか、そういったところにいる学生の数を数えたものなんですけれども、男性で大体、男性の三〇%が理系に進んでいますよと、医学部とか除いています。女性だと一〇%という構図は長期にわたって変わってないんですね。 これだけSTEM教育が重要だとかSTEAMだとか、いわゆるリケジョ教育が重要だと言われていながら…
要は、学生も大学に入るときに、出口ですよ、就職する場所を、それを見据えて入っていきますから、そういう意味での企業と大学とのマッチングというか連携、それを地方にやっぱりがつんと国が政策としてやっていくということが必要だと思いますし、是非、参考人はいろんなところで講演されるでしょうから、そういったことをばんばん発信していただきたいというふうに思います。 それでは、宮崎参考人。 参考人がおっしゃるこの社会的連携、連帯経済、これをしっかりもっと発信していただきたい。市場経済や国による再分配だけではない、要は協同組合みたいな地域連帯に、そこが注目されて、そこで…
ちょっと、規制に関しては私もちょっとよく分からないところがあるんですけれども、運転資金の重要性というのは委員御指摘のとおりだと思います。 神河町についても、運転資金については自分たちの貯金を使っておりますし、わいた会については地熱を使っています。そして、野辺山ソーラーは御案内のとおり太陽光ということなので、再エネといいますか、神河の場合はダムなので、エネルギー関連の貯金ですとかそういったものが継続を促すと。初発の、例えば神河町の場合は、設備の資金は国の交付金ということだったので、その先をどう維持するかということが社会的連帯経済の肝になってくるだろうとい…
是非、この社会的連帯経済を広めるための知恵ですね、継続して金がどうやったら入ってくるか、国だけではなくて、今おっしゃったようないろんなあれをセットにしたものをどんどん発信していただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 それでは、桜井参考人。 金の話がやっぱり一番大事だと私も思っていて、国が、じゃ、そのJRとかそういった地方線に廃止にならないようにどうやって金を出させるかと。私の一つの考え方は、これ、当然、災害が起こったりするときに、南海トラフとか言えば大量に人を移動させなきゃいけないと。じゃ、そういうときに、車で渋滞して行けな…
なかなか、防衛とか、ああいうのは私の専門外ですけど、それはやはり日本国を守るための鉄道という、そもそも鉄道国有化はそういうことで始まっているわけですから、そういうことは当然、議員が言われたようなところはあると思います。 その際に、私は、先ほどからの話で言い忘れたんですけど、基金を設定する、フォンドを設定すべきじゃないかと。世界の中で日本と同じくらいパンクチュアルな、時刻に正確な鉄道は、優秀な鉄道はどこかというと、スイスなんですね。スイスの場合は、鉄道投資、連邦政府と州が半分ずつやっているんですけれども、投資の場合は九〇%ほどを連邦がやっていますけど、そ…
特に、今言われたように、日本、地震大国だと、南海トラフでみんなが不安になっている。そういう防災の基金、ただ、その仕組みをつくるときに、例えばJRが、じゃ、その基金に少しお金を出さなきゃいけないとか、災害復旧でそれをやったときにJRも負担しなきゃいけないみたいなせこいことを言うから、またJRも金出したくないとかいう話になっちゃうんで、だから、そういう仕組みではなくて、これは我々、政策を、法律を作る側がしっかりやらなきゃいけないと思うんですけど、出し惜しみするなと、こういう命に関わるものについてはね。 実際、鉄道というのは、本当にそこに住んでいる人たちの数…
以上で各会派の一巡目の質疑は終了いたしました。
二巡目は、答弁を含めた時間がお一人五分以内となるように御協力をお願いいたします。
これより二巡目の質疑を行います。
質疑のある方は挙手を願います。
若林洋平君。
発言の機会をありがとうございます。自由民主党の若林でございます。 まず、藤波参考人からお聞きしたいんですけれども、地方創生を進める上で、今、ビヨンドSDGsというかですね、SDGsの後はどうなるんだというところで、ウエルビーイングというのが大分騒がれてきているところだと思うんですよね。 その中で、内閣府が調査をしたんです。いわゆるウエルビーイングって、一言では言いにくいんですけど、幸福度だけではないんで、ただ、分かりやすく言えば、まあ幸福度に近いのかなというところだとは思うんですが、住みやすさとか働きやすさとかいろんな要素があるとは思うんですけれども…
これもジェンダーギャップの一つの表れかなというふうに思います。 この十年を見ても、男性は、働く時間を少しコントロールして、家事、育児に関わる時間が増えています。一方、女性は、働く時間がすごく伸びているんですね。で、家事、育児の時間は減っていないんです。なので、女性の方が忙しくなっているんですね。この十年間で、仕事と家事、育児の合計時間は、男性は二%しか伸びていないんですが、女性は七%伸びています。そういったことも、今言われたウエルビーイングで幸福度が低いということにもつながっているのかなというふうに感じられます。 その大きな要因というのが、やはり家事…
ありがとうございました。 もう時間が意外と、五分ですぐ、なくて、宮崎参考人にお聞きしたいんですけれども、埼玉大学で私が先輩なのか後輩なのかどっちか分からないんですが、数少ない埼玉大学ということでお聞きしたいと思います。 地方創生イコールですね、私は、地方のいわゆる中小企業の持続可能な、今でいえば賃上げ、これ一次産業も含めだとは思うんですけれども、要は地域産業の持続可能な、その事業継続というのが必要なわけであって、そのためには各自治体のかじ取りというのが非常に重要になってくると思うんですよね。なのに、その交付金だとか交付税というのをただ欲しい欲しいとな…
手短に。
地域産業政策というのは非常に重要でありまして、産業政策を積極的にやっていくというのが世界的なトレンドだと思います。そのときに自治体が担うというのはなかなか実は難しくて、そういった人材をいかに育成するかということは非常に時間が掛かるんですけど、これは単年度の交付金なんかですぐできる話ではないんですが、できることから、他県の状況とかを把握しながら、できることからもう始めていくしかないのではないかというふうに思います。
以上です。
ちょっと時間が短過ぎてなかなか深く聞けなかったんですけれども、本当にありがとうございました。
以上です。
三上えり君。
会派、立憲民主・社民・無所属の三上えりです。 本日は貴重なお話をお聞きすることができました。ありがとうございます。 藤波参考人へお伺いします。 藤波参考人は、地域の担い手不足、この確保に関しまして、安易な移住、そして定住促進策で自治体間の奪い合いをするのではないと、地域で質の高い雇用を創出することの重要性を指摘されました。具体的には、男女の待遇格差が小さくて、成長産業である情報通信業、おっしゃっているようにIT人材ですよね、東京圏に集中しているこの人材の受皿を各地に広げることが重要だと。 一方で、昨年、読売新聞の連載、「地方と女性」という、こうい…
この息苦しさの問題って、私は神奈川県出身ですので、余り実感というのは、しかも男性ということもあって感じられないんですね。実際、そういったアンケート結果とかを見ることが多いんです。ですから、私がうまいアドバイスができるかと言われるとそうではないんですけれども、やっぱり女性だからという、例えば大学進学一つ取っても、女性だから地元の女子大でいいんじゃないみたいな話ってよく聞きますよね。それは結局、この地域社会とか親の世代が持っている固定観念からやっぱり脱し切れていないと思うんですね。 やっぱり、これだけITとか、世界には一瞬で情報が伝わるこの時代なのに、自分…
では、続いて桜井参考人へ伺います。 私の地元、広島なんですけれども、山間部を走る芸備線がございまして、線路が、本当に過去と比較すると本数激減していまして、芸備線見ると、あっ、ラッキーだねと言われるぐらいの、本当にもうどのような地方でも同じ声が上がるような問題があります。利用者の輸送密度ももちろん低下しております。 一方で、同時に、山間部を走る路線のあるスイスでは、公共交通の最低限の基準を定めて、むしろ増便していて、利用者も増加しているという例があります。 日本では、この公共交通の持続可能性の確保を求められている中で、どうすればいいと思っていらっしゃ…
今言われましたように、スイスでは、三十二人、住民が百人のところは一日四便、五百人のところは十八便とかいうようにナショナルミニマムを決めているわけです。日本はシビルミニマムを考えようとしているんですけど、ナショナルミニマムの中で各シビルミニマムが達成できるような状況をすればいいと思います。 芸備線の場合は、やはり、この表十、二十八ページにも書きましたように、今問題になっているのは一部区間だけなんですね。芸備線のその備中神代から備後庄原までの間を分離しようとしているんですけど、芸備線は全体として芸備線なんですよ。今、広島県知事や、そういうのを協議会で主張し…
ありがとうございました。以上です。
嘉田由紀子君。
日本維新の会、嘉田由紀子でございます。 今日は、中条議員の差し替えで来させていただきました。五分いただきましたので、三人の参考人の皆様、ありがとうございます。 桜井先生の公共交通、実は私、知事時代から上下分離をしてきました、信楽高原鉄道。そして今、三日月知事が、近江鉄道を上下分離をして、地方の足を確保して、そして今、交通税をと言っているんですけど、この問題お伺いしたいんですが、時間が余りないので、またいろいろ教えていただけたらと思います。 今日は、先ほど来、若林議員、また三上議員が言っていらっしゃる、地方における女性の力をどう生かしていくかというこ…
非常に難しい問題ではあるんですけど、挙げた事例も全て男性が取り組まれていてという状況ですので、女性にインタビューしたわけではないので、やはり現状そうなんだろうと思います。
一体どうやったら女性が参画できるかということは、もうそれは思い切って、先ほど来議論あるんですけれども、意識が変わるというのがやっぱり大きなところかなと、それを後押しするような施策というものもやっぱり重要になってくるのかなと今思っているところです。
以上です。
私は、自治会とか地方議会とか、そういったいろいろ決定をしなければいけない、大小地方にあると思うんですけれども、そこにやはりまだまだ、アクティブアクションというんでしょうか、女性の、何人入っていなければいけないという数値目標をまだ設定せざるを得ない状況だと思っています。本当は恥ずかしいことなんですけれども、私はこれはまだ必要なのが日本の現状だというふうに考えています。
以上です。
ありがとうございます。
意思決定の場に女性が、それで私、二〇〇六年に学者から思い切って知事になって、それでその漁協とか水利組合とか、いろいろ意見をしたんですけど、残念ながら滋賀県はほとんど変わりませんでした。もう二十年近くなんですけど。
ですから、是非この国会の方からもですね、また意思決定の場に女性という大変大事な御意見いただきましたので、特に自民党の皆さん、お願いいたします。水利組合とか漁協とか、基本的に自民党さんなんです。そこのところでよろしくお願いいたします。以上です。気を悪くしないでくださいね。
ありがとうございます。以上です。
他に御発言もなければ、参考人に対する質疑はこの程度といたします。
参考人の皆様に一言御礼を申し上げます。
皆様には、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただき、誠にありがとうございました。調査会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。(拍手)
本日はこれにて散会いたします。
午後三時五十一分散会
顔写真の出典(Wikimedia Commons、10件)
- 福山哲郎: Tetsurō Fukuyama 20090923.jpg(外部サイト、新しいタブで開きます)、内閣官房内閣広報室、CC BY 4.0
- 白坂亜紀: Aki Shirasaka, Eizin Abe and Seiji Kawano (cropped).jpg(外部サイト、新しいタブで開きます)、Noukei314、CC BY-SA 4.0
- 森屋隆: 前参議院議員 森屋隆氏.jpg(外部サイト、新しいタブで開きます)、国民民主支持者、CC0
- 三浦信祐: Nobuhiro Miura 2025-05-03(3) (cropped).jpg(外部サイト、新しいタブで開きます)、Noukei314、CC BY 4.0
- 伊藤孝恵: Takae Ito 20230703.jpg(外部サイト、新しいタブで開きます)、總統府、CC BY 2.0
- 山添拓: Taku Yamazoe 2022-5-7(cropped).jpg(外部サイト、新しいタブで開きます)、Noukei314、CC BY-SA 4.0
- 大島九州男: 20181025 參議院議員大島九州男拜會陳總領事 (cropped).jpg(外部サイト、新しいタブで開きます)、台北駐日經濟文化代表處、Attribution
- 若林洋平: Yohei Wakabayashi 20251024.jpg(外部サイト、新しいタブで開きます)、防衛省、CC BY 4.0
- 三上えり: Eri Mikami 20230123shiseihoshin b 08.jpg(外部サイト、新しいタブで開きます)、内閣官房内閣広報室、CC BY 4.0
- 嘉田由紀子: Kada Yukiko 1-1.jpg(外部サイト、新しいタブで開きます)、Consulate General of the United States in Osaka、Public domain