宮崎貴哉経済産業省大臣官房原子力事故災害対処審議官

2026年6月17日・第221回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 27 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 149 発言)

お答えを申し上げます。

東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業につきまして御質問でございますけれども、今年に入りましても一定の進捗が見られております。

御紹介を申し上げますと、一号機につきましては、今年の一月に上部に大型のカバーの設置が完了いたしまして、今後、上部に存置されております瓦れきの撤去、これを進めていくべく準備を進められているところでございます。また、二号機につきましては、今御指摘がございました圧力容器内のカメラの調査に加えまして、使用済燃料の燃料取り出しも今年の六月から開始されているところでございます。また、三号機につきましては、こちらも今年の三月に格納容器の中にマイクロドローンという小さなドローンを投入して容器の中の内部調査を行いまして、事故後初めてでございますけれども、原子炉の圧力容器の底部と思われる構造物等の画像を得るなど状況を確認したというところはございます。こうした形で一歩一歩着実に前進をしているものと認識をしております。

また、御指摘のございました燃料デブリの取り出し、大規模な取り出しにつきましては、その具体的な工法について、現在、原子力損害賠償・廃炉等支援機構の燃料デブリ取り出し工法評価小委員会というところで検討が進められているところでございます。昨年の七月には、御紹介ございました試験的取り出しで得られたサンプルの分析等々の結果なども活用しまして、大規模取り出しに向けた工程の一部が具体化されるという進展があったところでございます。

現在、検討されておりました工法につきましては、原子炉の上部からアクセスをして、圧力容器の底部のところにございますデブリを上からアクセスをして、小さな塊に砕いて、開いているところから下に落とすと。その上で、底部において横方向からアクセスをして連続回収すると、こうした大掛かりな工法を今検討されているところでございますけれども、現在、こうした工法を実現するための準備工程につきまして幾つかまだ確認をするところがございます。こうした項目について、現在、東京電力において現場調査等を進めて更に工程を精査しているという状況と承知をしております。

引き続き、国といたしましても、燃料デブリの取り出しに必要となる技術開発を支援するなど、前面に立って取り組んでいく所存でございます。

長くなりましたけれども、以上でございます。

前後のやりとり

23の発言を見る

31の発言を見る