日本共産党の白川容子です。
私は、日本共産党を代表し、健康保険法等の一部を改正する法律案について、高市総理に質問いたします。
まず、本法案は、自民、維新の連立政権合意書に掲げられたOTC類似薬の自己負担分を求めるために、一部保険外療養を創設するとしています。七十七成分、約千百品目のOTC類似薬について、薬剤費の四分の一を特別の料金として保険外の負担を患者に求めますが、薬剤費の残り四分の三に掛かる定率負担と合わせると、現在窓口で三割負担の方は約五割の負担になります。五割もの自己負担の押し付けを、もはや公的保険の給付とは呼べません。将来にわたって七割の保険給付、自己負担は三割以内を維持するとした二〇〇二年改正健保法附則の趣旨に反することになるのではないですか。
こうした保険外しは、社会保険料の抑制のためと説明されています。しかし、衆議院の審議で、OTC類似薬の患者負担増による国民の社会保険料の軽減は月三十三円程度であることを政府は認めました。今回の制度改変で、けがや病気になったときの負担増は、その何十倍にもなるのではありませんか。
しかも、負担増はこれだけにとどまりません。昨年末の自民、維新の政調会長間合意にも、二〇二七年度以降、OTC類似薬以外の医療用医薬品の相当部分にまで対象範囲を拡大することを目指すと書かれています。条文上でも、保険外しの範囲はOTC類似薬以外の薬剤にも広げられることになっているのではありませんか。
さらに重大な問題は、薬剤だけでなく、診察、処置、手術、在宅医療なども厚労省の判断だけで保険給付から外せる条文になっていることです。ドラッグストアで販売される薬剤と医療保険で支給される薬剤との公平性を理由とした見直しだと説明しながら、なぜ薬剤以外も含めて厚労大臣の判断で保険給付から外せる条文になっているのですか。
また、衆議院では、一部保険適用外だと言いながら、条文上では薬剤費の全額負担も可能だと認めました。一連の療養の一部を保険外にすることが可能となれば、薬剤だけでなく、診察や処置などでも全額負担を求めることが可能になってしまうのではありませんか。
結局、この法案は、OTC類似薬の負担増を入口に、国民に際限のない負担増を強いるものです。医療費抑制の施策を転換しない限り、一部保険外療養の保険外しは、負担と給付の調整弁として政府の都合のいいように運用され続けていくことになりはしませんか。明確な答弁を求めます。
私は元々、病院職員として働き、お金がなくて治療も受けられない方々と向き合ってきました。本法案で問われているのは、人の命と政治がどう向き合うのかであり、お金のあるなしで命の重さが量られるような、命の沙汰も金次第という状況にしてはならないということです。
今、長引く物価高騰、中東情勢による経済や暮らしへの追い打ち、医療や介護の負担が国民の生活を圧迫しています。こうしたときだからこそ、社会保障の果たすべき役割が問われています。
社会保障は憲法二十五条の生存権を保障するものであり、高齢者も現役世代もひとしく暮らしを支えるものです。それとは真逆に、世代間対立をあおりながら、実は全体の給付を削減するようなやり方が、高市総理、あなたの目指す社会保障の在り方なのですか。総理にとって社会保障とは何なのか、はっきりとお答えください。
国民全体の生活を支える給付が少な過ぎることが日本の社会保障の構造的な問題です。大軍拡予算を改めて、この構造こそ変えるべきではありませんか。明確な答弁を求めて、私の質問を終わります。(拍手)
〔内閣総理大臣高市早苗君登壇、拍手〕
25
上野賢一郎(自民)厚生労働大臣
岩本麻奈議員の御質問にお答えをいたします。
OTC類似薬の見直しに関する配慮の在り方についてお尋ねがありました。
今回のOTC類似薬の保険給付の見直しに当たっては、引き続き必要な受診が確保されるよう、がん患者や難病患者など配慮が必要な慢性疾患を抱えている方、子供や入院患者、医師が対象医薬品の長期使用等が医療上必要と認める方などについては、別途の負担を求めない等の配慮を検討しています。
具体的な範囲や判断基準については、本法案の御審議も踏まえ、今後、施行に向けて有識者の検討会で技術的な観点から議論いただいた後、医療保険部会や中医協でも議論をいただいた…
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黄川田仁志(自民)内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策・消費者及び食品安全・こども政策・少子化対策・若者活躍・男女共同参画・地方創生・アイヌ施策・共生・共助)
岩本麻奈議員から、妊産婦のメンタルヘルスへの支援についてお尋ねがありました。
妊娠、出産、産後の期間は、心身の変化や慣れない環境等により不安を抱えがちな時期であることから、妊産婦の方々のメンタルヘルスに関する対応は大変重要であります。このため、全ての市町村において、伴走型相談支援や母子保健事業を通じ、妊産婦やその家族、それぞれのニーズの把握を行うとともに、関係機関と連携し、メンタルヘルスを含め、個々のニーズに応じた必要な支援につなげています。
母親の心身のケアや育児のサポートなどを行う産後ケア事業については、必要とされる全ての方に御利用いただけるよう…
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関口昌一議長
白川容子君。
〔白川容子君登壇、拍手〕
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- (上の発言)
28
白川容子(共産)
日本共産党の白川容子です。
私は、日本共産党を代表し、健康保険法等の一部を改正する法律案について、高市総理に質問いたします。
まず、本法案は、自民、維新の連立政権合意書に掲げられたOTC類似薬の自己負担分を求めるために、一部保険外療養を創設するとしています。七十七成分、約千百品目のOTC類似薬について、薬剤費の四分の一を特別の料金として保険外の負担を患者に求めますが、薬剤費の残り四分の三に掛かる定率負担と合わせると、現在窓口で三割負担の方は約五割の負担になります。五割もの自己負担の押し付けを、もはや公的保険の給付とは呼べません。将来にわたって七割の保険給付、自己負担は三割以内を維持するとした二〇〇二年改正健保法附則の趣旨に反することになるのではないですか。
こうした保険外しは、社会保険料の抑制のためと説明されています。しかし、衆議院の審議で、OTC類似薬の患者負担増による国民の社会保険料の軽減は月三十三円程度であることを政府は認めました。今回の制度改変で、けがや病気になったときの負担増は、その何十倍にもなるのではありませんか。
しかも、負担増はこれだけにとどまりません。昨年末の自民、維新の政調会長間合意にも、二〇二七年度以降、OTC類似薬以外の医療用医薬品の相当部分にまで対象範囲を拡大することを目指すと書かれています。条文上でも、保険外しの範囲はOTC類似薬以外の薬剤にも広げられることになっているのではありませんか。
さらに重大な問題は、薬剤だけでなく、診察、処置、手術、在宅医療なども厚労省の判断だけで保険給付から外せる条文になっていることです。ドラッグストアで販売される薬剤と医療保険で支給される薬剤との公平性を理由とした見直しだと説明しながら、なぜ薬剤以外も含めて厚労大臣の判断で保険給付から外せる条文になっているのですか。
また、衆議院では、一部保険適用外だと言いながら、条文上では薬剤費の全額負担も可能だと認めました。一連の療養の一部を保険外にすることが可能となれば、薬剤だけでなく、診察や処置などでも全額負担を求めることが可能になってしまうのではありませんか。
結局、この法案は、OTC類似薬の負担増を入口に、国民に際限のない負担増を強いるものです。医療費抑制の施策を転換しない限り、一部保険外療養の保険外しは、負担と給付の調整弁として政府の都合のいいように運用され続けていくことになりはしませんか。明確な答弁を求めます。
私は元々、病院職員として働き、お金がなくて治療も受けられない方々と向き合ってきました。本法案で問われているのは、人の命と政治がどう向き合うのかであり、お金のあるなしで命の重さが量られるような、命の沙汰も金次第という状況にしてはならないということです。
今、長引く物価高騰、中東情勢による経済や暮らしへの追い打ち、医療や介護の負担が国民の生活を圧迫しています。こうしたときだからこそ、社会保障の果たすべき役割が問われています。
社会保障は憲法二十五条の生存権を保障するものであり、高齢者も現役世代もひとしく暮らしを支えるものです。それとは真逆に、世代間対立をあおりながら、実は全体の給付を削減するようなやり方が、高市総理、あなたの目指す社会保障の在り方なのですか。総理にとって社会保障とは何なのか、はっきりとお答えください。
国民全体の生活を支える給付が少な過ぎることが日本の社会保障の構造的な問題です。大軍拡予算を改めて、この構造こそ変えるべきではありませんか。明確な答弁を求めて、私の質問を終わります。(拍手)
〔内閣総理大臣高市早苗君登壇、拍手〕
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高市早苗(自民)内閣総理大臣
白川容子議員の御質問にお答えいたします。
一部保険外療養の趣旨と保険料負担軽減効果についてお尋ねがございました。
二〇〇二年改正健康保険法附則における給付とは、保険給付の対象となる医療に要した費用に対する給付であり、保険外併用療養などにおける保険外の費用は対象外であることから、今回の見直しについても、この附則に反するものではございません。
また、一人一人の患者の症状や本制度により御負担いただく額は様々であると認識していますが、薬剤費の四分の一とすることなどにより、過度な負担とならないよう配慮をしています。
また、OTC類似薬の見直しのみならず、様…
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関口昌一議長
これにて質疑は終了いたしました。
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関口昌一議長
日程第一 物資の流通の効率化に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
まず、委員長の報告を求めます。国土交通委員長辻元清美君。
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〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
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〔辻元清美君登壇、拍手〕
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