浦上健一朗内閣府大臣官房審議官

2026年5月28日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 111 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 132 発言)

御質問ありがとうございます。

いろいろなお見立てがあられるかというふうには存じますけれども、これまで政府といたしましては、その時々の国際社会、経済情勢の変化に対応するために、適時適切な経済財政運営ということに努めてきたところでございまして、必要に応じまして各種の経済対策など政策パッケージ、議員御指摘のありました九〇年代振り返りましても、様々な形で展開をして策定をし、実行してまいりました。その際には、これは一貫していたと思うんですけれども、一部の大企業だけということではなくて、中小企業・小規模事業者、そして地方、さらにはあらゆる世代の国民に恩恵が行き渡るようにという、そういう経済の実現を目指して行われてきたものだというふうに認識はしてございます。

特に、中小企業・小規模事業者というものに対する支援ということに関しましては、経済環境本当に大きく変わる中で、継続的かつ最大限配慮した対策をかなりきめ細やかにやってきたという感覚がございまして、そういった多様な活力ある中小企業の成長、発展を促すという、こういう考えの下に本当に様々な政策を講じてきたという理解でございます。

そういうことを考えますと、この政策自体が大企業優遇になっていたんじゃないかという御指摘は必ずしも当たらないのかなという考えを持っております。

正直、大企業と中小企業、企業規模の違いはありますけれども、それだけじゃなくて、輸出あるいは海外展開なんかの度合い、それから産業の特性、サプライチェーンの中での位置付けや役割など様々違いがありますので、格差という話も一概に比較をするということが難しい面ございます。

ただ、足下の数字だけ見てまいりますと、趨勢ということで申し上げますと、中小企業全体の経常利益、長期的には増加傾向で推移してきているというところでございまして、まだまだその面の政策、不足しているという御指摘かもしれませんけれども、今後とも、例えば価格転嫁、取引の適正化、生産性向上支援の様々な支援策、そういったものに取り組みながら、中小企業の経営環境の改善に政府を挙げて取り組んでまいりたいというふうに考えております。

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