脇雅昭 (自由民主党)

2026年3月24日・第221回国会 参議院 総務委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 185 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 267 発言)

ありがとうございます。是非とも検討を深めていただきたいと思います。

さて、こうした都市と地方の持続的な発展や大きな意味での偏在の是正を考える上で欠かすことのできないテーマの一つが、今回の改正案に盛り込まれておりますふるさと納税だと考えております。

私自身、神奈川県選出の議員でございますけれども、この制度は、同じく神奈川県横浜市選出で今回御勇退された菅義偉元総理がこのふるさと納税の創設を主導されたものでございます。今回も、ルール改正で更にこの制度の理念を深めて、より趣旨にかなったものに深化させていくための適切な方向への見直しであると評価しているところでございます。この意思をしっかりと引き継いで、国としてのかじ取りをお願い申し上げます。

そして、今回お尋ねしたいのは、もう一つの柱でございます企業版ふるさと納税でございます。資料四に企業版ふるさと納税、委員の先生方にも是非とも知っていただきたいと思いまして、資料を用意させていただきました。

このふるさと納税、企業版のふるさと納税、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対して企業が寄附を行った場合、最大で寄附額の約九割が軽減されるというものでございます。一千万円寄附すると九百万円は税額控除される、つまり百万円で一千万円のことができるということでございます。とはいえ一割は企業が負担する仕組みでございますから、自治体としては、どうやったら寄附していただけるか、企業にとってのメリット、自治体にとってのメリットを考えて提案していく必要があります。そうした過程で官民連携を学び引き起こす、そうした機能を持った仕組みと言えると考えております。高市内閣が掲げる、官民が一体となって投資による成長を実現していく、この方針においても、地方自治体もまた民間の力を引き出して共に地域課題を解決していく能力を磨いていかねばなりません。

ところが、現在の仕組みでは、原則として不交付団体はこの仕組みを使えないことになっています。東京都のような、先ほどの圧倒的な税収を持つ団体は別としても、財政力指数一・〇付近を推移して、ある年は交付、ある年は不交付となるようなボーダーライン上で懸命にやりくりをしている小規模な自治体こそ、こうした装置を最大限に活用して、民間の活力を取り込む経験を積んで地方創生を進める力を付けていくべきだと考えています。不交付になった瞬間に、その自治体が交付税が来ないだけじゃなくて他の制度からも除外されてしまう、不交付団体になってしまったという評価になってしまっては、この国の先の日本は、未来は感じられません。

そこで伺います。高市内閣において官民連携が重点的に進められている中、より多くの地方公共団体が官民連携に取り組んでいくため、地域要件を抜本的に見直すべき時期に来ているのではないかと考えますが、政府参考人の見解を伺います。

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