井戸まさえ (国民民主党)

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 92 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 184 発言)

国民民主党の井戸まさえです。

我が家には、五歳になります重症心身障害児がいます。言葉も話せず、歩くこともできません。たとえ十八歳となり成人に達しても、自分の意思を伝えたり、判断そのものができるようにはならないでしょう。

重症心身障害児たちは、幼い頃は親や家族、そしてもっと年を重ねても、誰かに自分の運命を委ねなければなりません。しかし、親亡き後、頼れる誰かが常に存在するかは分かりません。彼らが尊厳を保ち、一生を全うするには、彼らを守る社会的制度、仕組みが必要です。民事法制と社会福祉の一体的な改革、それが今回の成年後見制度の役割だと私は思っております。

一方で、認知症高齢者は七百万人に達し、御高齢者はもちろん、親の世代を支える現役世代にとっても今回の制度改正は重要であるという認識から質問をさせていただきます。

まず、障害者の成年後見制度の利用促進について伺います。

先日、障害者団体である全国手をつなぐ育成会連合会さんにお話を伺いました。育成会さんでは、令和三年、二〇二一年に成年後見制度に関するアンケートを実施をし、その結果、後見制度の認知度については、よく知っている、ある程度知っているを合わせると八三%の方が知っていると回答しています。しかし、実際に後見制度を使っている方は一一%程度で、九割は使っていないというような状況でした。後見制度を使っていない理由は、親が元気だからというのが一位、六五%なんですけれども、一方では、制度についてよくない評判を聞くから、報酬が払えるか心配だからという声もありました。

この結果から、制度の周知不足で利用を控えているのではなくて、一度使うと戻れないとか後見人等の変更ができないといった側面に加えて、財産管理に重きが置かれて、身上保護が不十分な割に報酬が高い、そうした印象だったり、今回改正点にもなった具体的な課題が見えたようなアンケートでした。

そういったことを踏まえて、まず大臣に伺いたいと思います。

今回の改正は、障害者団体などから寄せられたこうした声を十分に反映した法案になっていますでしょうか。また、改正により、知的障害者を含む障害当事者の制度利用がどのように変化する、どのように進むかというふうにお考えでしょうか。御答弁をお願いいたします。

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