野村知司厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長

2026年5月27日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 7 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 214 発言)

お答え申し上げます。

手話通訳者を確保していくということは、情報保障の観点からも非常に重要な課題であるというふうに考えております。

まず、手話通訳者に関する多岐にわたる御質問をいただきましたので、順次お答えいたします。

手話通訳者の地域別の状況でございますけれども、こちらは自治体において地域の実情や利用者の状況を踏まえて事業を実施されているということから、これを詳細に把握はしておりませんが、厚生労働省としては、令和七年度の調査研究によりまして、自治体などで雇用されている手話通訳者の実働者数、年齢構成、雇用形態、報酬水準について、全国単位での調査結果を把握をしております。

この調査におきましては、令和七年十月一日現在で千二百七十四名の手話通訳者の方が自治体などに雇用されていて、その年齢構成は、二十代、三十代が四・六%、四十代が一五・三%、五十代以上が七八・七%となっております。雇用の形態は、正規職員が一九%、非正規職員が八一%であり、年間給与を単純に平均をいたしますと二百六十・六万円という状況でございました。

続きまして、若年層の参入促進でございますけれども、若年層の方々の手話通訳者の確保を図るために、令和元年度から七年度までの間、大学生や二十代、三十代の若年層を対象といたしまして、地域の大学や全日本ろうあ連盟を始めとした関係機関の御協力の下、手話通訳者などを養成するモデル事業を実施してまいりました。その結果、手話通訳者試験においてこのモデル事業の受講者の合格率が全体平均を大きく上回る結果となったことを踏まえまして、令和八年度からは、全ての自治体において実施可能な、若年層向け意思疎通支援者養成研修事業というものを創設をいたしました。今後、地域の大学などと連携しながら、養成研修などを進めてまいりたいと考えております。

続きまして、養成研修への支援でございますけれども、この養成に際しましては、自治体に対して養成研修の実施に関する費用の一部を補助することによりまして、交通費などの実費相当分の負担のみで受講がしていただけるように、受講者の方の負担軽減への支援というものを行っているところでございます。

次に、処遇でございますけれども、手話通訳者の方々の処遇につきましては、各自治体が実施する事業における派遣単価の設定などに際しまして、手話通訳推進法の趣旨でありますとか、その専門性を十分に考慮して設定していただくよう周知をしているところでございます。

また、これは企業の方の、事業主でございますけれども、こちらに関しましては、手話通訳者の方を配置又は委嘱した場合に、障害者雇用納付金に基づく助成金を支給するなどといった取組を行っております。

最後に、御指摘のございました地域生活支援事業、自治体の補助を実施する事業でございますけれども、こちらにつきましても、厳しい財政状況の中ではございますけれども、引き続き、各自治体における執行状況やニーズなどを踏まえながら、必要な予算額の確保に努めてまいる所存でございます。

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