大事な視点を大臣から答弁いただきまして、本当にありがとうございます。
私も、自治体の中でやはりなかなか人が育たないという声も伺いますけれども、ただ、実際に、防災の担当職員がいなかった自治体がその担当職員を新たにつくって、この問題についてある意味では研修をして深めていく、それが結局、防災に対して非常に自治体にとって活性化する大きな推進力になっているという、そういう好事例も聞いているところでありますので、幅広い、この防災大学校によって、底上げみたいな面と、それから更に専門性を深めていくことによって、その自治体の防災力、そしてそれがひいては地域の防災力の強化につながっていく、こういうことが非常に大事なことだと思いますので、この防災大学校をどういう形でつくっていくのかというのは本当に地域防災の根幹に関わるような大事な視点であると思いますので、大臣のリーダーシップで、あのときこういう防災大学校をつくって日本の防災というのを強化されたんだというようなことが後世言われるように、道筋を付けていっていただきたいと思います。
それでは、次の質問に移ります。
感震ブレーカー、そして家具の固定、こうした実施率の向上についても伺いたいと思います。
近年、災害が、先ほど来言っていますが、激甚化、頻発化している中で、これをできる限り小さくする、被害をですね、そのためにも、事前防災、これ着実に進めていくことが重要になっております。
政府としても、南海トラフ地震に関する被害想定で示されているように、例えば、感震ブレーカーの設置率が現状の八%から一〇〇%になることで、火災による焼失棟数が約五割減少する、また、家具固定や落下防止の実施率が現状の三六%から一〇〇%になることで、転倒、落下物による死者数が約七割減少するといった試算も示されているところであります。
しかしながら、現状では、この感震ブレーカーや家具固定の実施率というのは依然として十分ではありません。その背景には、単なる防災意識の問題だけではなくて、例えば、高齢者の皆さんの御家庭では、そもそもこうした感震ブレーカーというのがあることがよく知られていないとか、あるいは、家具の固定とか落下防止ということについても、それはテレビとかで聞いたことがあるといっても、御自身で家具を固定したくても、そうしたことが物理的になかなか難しいと、あるいは賃貸住宅でできないんだというような、かなり具体的、細かい理由で設置が進まないという面もあるんだと私は想像しております。
そうしたことを想定して、特に高齢者世帯であるとか、障害者のいらっしゃる世帯であるとか、要配慮者のいる世帯とか、もう本当にそうした自助による備えには限界があるというような、こうしたことも念頭に入れた対策というものを講じていかないと、なかなかこの実施率というものを引き上げていく、これは難しいと思うんですね。
ただ、この実施率を引き上げられたら、物すごく、物すごくこの効果がある。感震ブレーカーというのは、簡易型であれば本当に安いわけですよね。その安い製品によって極めて高い被害防止ができるという、ここをもう一回踏まえることによってやはり直接死というものをしっかりと防いでいく、これが今、日本の災害対策でも非常に大事なところになっておりますので、それを踏まえて政府参考人に伺いますけれども、この防災庁設置というものを機に、啓発だけではなくて、例えば訪問支援であるとか設置補助などをプッシュ型の支援として行っていってはどうかと、また、この感震ブレーカーや家具固定、この実施率一〇〇%の実現をもうここは国主導で強力に推進していくべきと考えますけど、いかがでしょうか。
88横横山征成内閣官房防災庁設置準備室次長/内閣府政策統括官
勧告権の詳細な運用方法については、度々答弁でも触れてございますけれども、今後検討していくということになってございますけれども、非常時に関しては災害対策本部が立ち上がって、その指揮系統で動く部分が多うございますので、典型的には平時の事前防災を例にお考えいただくのがよろしいかと思いますけれども、それを前提に述べますと、勧告を行うか否かの判断については、政府の防災に関する計画に基づく各省庁それぞれの施策の進捗状況などを定期的に確認しながら、個別具体の状況に応じて行うことになるというふうに考えてはございます。
実際は、大臣からも御答弁いただいていますように、事…
この発言のページ
89
竹内真二(公明)
最後の例はありがとうございます。分かりました。
次に、防災人材の育成についても伺いたいと思います。これは牧野大臣に伺います。
防災庁が真に司令塔機能を果たしていくためには、やはり平時から専門性を持った人材を継続的、体系的に育成していくことが不可欠であります。近年、災害は激甚化、頻発化しており、自治体の職員の皆さん方も、発災直後の初動対応から避難所の運営、要配慮者支援、広域応援の受入れとか、さらには復旧復興というところまで、極めて幅広い対応力が求められております。
しかし一方で、自治体ではやはり防災担当職員の異動サイクルというものもありますので、なか…
この発言のページ
90
牧野たかお(自民)復興大臣
お答えをさせていただきます。
今、竹内委員がおっしゃったみたいに、やっぱり人材というのが防災においても本当に重要な要素だと思っております。
現内閣府防災担当では、地方自治体の職員などを派遣していただいて実務を経験をしていただくオン・ザ・ジョブ・トレーニング研修というのを実施しております。また、防災業務全般の知識や技能などを体系的に学ぶ研修だったり、地方自治体に出向いて地域の実情やニーズに応じた内容の研修を実施しているところでございます。
防災庁におきましては、防災に関する専門的知見を備えて、大局的な観点から防災全体を捉えることができる人材を育成する…
この発言のページ
- (上の発言)
91
竹内真二(公明)
大事な視点を大臣から答弁いただきまして、本当にありがとうございます。
私も、自治体の中でやはりなかなか人が育たないという声も伺いますけれども、ただ、実際に、防災の担当職員がいなかった自治体がその担当職員を新たにつくって、この問題についてある意味では研修をして深めていく、それが結局、防災に対して非常に自治体にとって活性化する大きな推進力になっているという、そういう好事例も聞いているところでありますので、幅広い、この防災大学校によって、底上げみたいな面と、それから更に専門性を深めていくことによって、その自治体の防災力、そしてそれがひいては地域の防災力の強化につながっていく、こういうことが非常に大事なことだと思いますので、この防災大学校をどういう形でつくっていくのかというのは本当に地域防災の根幹に関わるような大事な視点であると思いますので、大臣のリーダーシップで、あのときこういう防災大学校をつくって日本の防災というのを強化されたんだというようなことが後世言われるように、道筋を付けていっていただきたいと思います。
それでは、次の質問に移ります。
感震ブレーカー、そして家具の固定、こうした実施率の向上についても伺いたいと思います。
近年、災害が、先ほど来言っていますが、激甚化、頻発化している中で、これをできる限り小さくする、被害をですね、そのためにも、事前防災、これ着実に進めていくことが重要になっております。
政府としても、南海トラフ地震に関する被害想定で示されているように、例えば、感震ブレーカーの設置率が現状の八%から一〇〇%になることで、火災による焼失棟数が約五割減少する、また、家具固定や落下防止の実施率が現状の三六%から一〇〇%になることで、転倒、落下物による死者数が約七割減少するといった試算も示されているところであります。
しかしながら、現状では、この感震ブレーカーや家具固定の実施率というのは依然として十分ではありません。その背景には、単なる防災意識の問題だけではなくて、例えば、高齢者の皆さんの御家庭では、そもそもこうした感震ブレーカーというのがあることがよく知られていないとか、あるいは、家具の固定とか落下防止ということについても、それはテレビとかで聞いたことがあるといっても、御自身で家具を固定したくても、そうしたことが物理的になかなか難しいと、あるいは賃貸住宅でできないんだというような、かなり具体的、細かい理由で設置が進まないという面もあるんだと私は想像しております。
そうしたことを想定して、特に高齢者世帯であるとか、障害者のいらっしゃる世帯であるとか、要配慮者のいる世帯とか、もう本当にそうした自助による備えには限界があるというような、こうしたことも念頭に入れた対策というものを講じていかないと、なかなかこの実施率というものを引き上げていく、これは難しいと思うんですね。
ただ、この実施率を引き上げられたら、物すごく、物すごくこの効果がある。感震ブレーカーというのは、簡易型であれば本当に安いわけですよね。その安い製品によって極めて高い被害防止ができるという、ここをもう一回踏まえることによってやはり直接死というものをしっかりと防いでいく、これが今、日本の災害対策でも非常に大事なところになっておりますので、それを踏まえて政府参考人に伺いますけれども、この防災庁設置というものを機に、啓発だけではなくて、例えば訪問支援であるとか設置補助などをプッシュ型の支援として行っていってはどうかと、また、この感震ブレーカーや家具固定、この実施率一〇〇%の実現をもうここは国主導で強力に推進していくべきと考えますけど、いかがでしょうか。
92鎌鎌原宜文内閣府広域避難・計画推進室長
お答え申し上げます。
議員御指摘のとおり、感震ブレーカーですとか家具の固定を普及をしていくということ、これ大規模地震発生をしたときの被害を最小限に抑えるために大変重要な取組だというふうに考えてございます。
この感震ブレーカーや家具の普及につきましては、従来からその周知ですとか啓発などに取り組んできたところでございますが、それに加えて、例えば感震ブレーカーにつきましては、補助ですとか配布を行っている自治体というのが相当数出てきているほか、著しく危険な密集市街地の居住者が購入、取付けをする場合の自治体への財政支援、こういったものも消防庁が昨年度創設をする…
この発言のページ
93
竹内真二(公明)
対策を様々講じていらっしゃることは十分認識しておりますが、引き続きよろしくお願い申し上げます。
次に、地区防災計画と個別避難計画への支援についても伺いたいと思います。
災害時に高齢者や障害者の皆様、そして要配慮者の皆様の命を守っていくためには、地域の実情に応じた避難体制というものを平時からつくっておくことが極めて重要であります。そのためには、地域住民が主体となって作成する地区防災計画と、要配慮者一人一人の避難行動を具体的に定める個別避難計画、この両方を実効性ある形で整備していく必要があります。
しかしながら、取組を皆さん頑張って、関係者の皆さん本当…
この発言のページ
94横横山征成内閣官房防災庁設置準備室次長/内閣府政策統括官
御指摘のように、高齢者や障害を有する方などの要配慮者のうち、自力での避難が困難な避難行動要支援者への支援を強化することは重要でございます。
そういう方々、身近な方々に支援していただいて逃げていただくというのが最も有効な手段になりますので、コミュニティー単位で防災に関する自発的な取組を定める御指摘もあった地区防災計画、こちらにおいて発災時の避難方針とか避難訓練の実施等を定めることが個別避難計画の実効性を高めることにつながると考えてございますので、地区防災計画の策定支援と個別避難計画の策定支援、これしっかり両輪で進めていかなきゃいけないと考えてございます。…
この発言のページ