森田健晴積水ソーラーフィルム株式会社取締役・エグゼクティブフェロー

2026年4月15日・第221回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 118 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 129 発言)

ありがとうございます。

現在の現在地なんですけれども、まだ始まったばかりの量産ということで、これから百メガワットというのを堺の方でつくっていく。これが稼働するのが二七年度以降というところになりますので、そこまでは明確な今発電コストというのが出しづらい状況でございます。

ただ、様々な補助、補助金等を入れると、一般的な電源と同じぐらいの価格で御提供できるような形にはなっております。ただ、二〇四〇年の段階ではもう当然自立していないといけないというところで、その中の目標として、今の十円から十四円というところは目標どおりの設定でございます。

ただ、この円パー・キロワット・アワーという単位ですけど、これはあくまでも発電コストですので、太陽電池の値段ではないんですね。メンテナンスコスト、廃棄コスト、それからサプライ、流通コスト全て入れてのコストになってくるものですから、そこの設置コストとか、そういったところをどこまで抑えられるかというのが非常に大きなウエートを占めてくるかなと。

従来のシリコンの太陽電池って、もう付け方がある程度固まった形しかなかったんですけど、このフィルム型となると、どういう形で付けるのが一番安くできるのかな、どういう形のモジュールが一番コストとして下げられるのかなというところを突き詰めて考えていく必要がありまして、例えば、私たちの目指す姿としては、今メーター幅ですけれども、これが長尺にどんどんどんどん長くなっていきますと、例えばビルの壁に張るときに屋上からすっと垂らせば全部一枚張れるみたいになると、設置コストが全く違ってくるわけですよね。従来のシリコンの太陽電池ですと足場を付けて順番に付けていくみたいな形だったと思うんですけど、そうすると太陽電池より足場の方が高いみたいな話になってくるわけですよ。

だから、そういうところもどんどんどんどん削減して、あと、その廃棄に至るところ、リサイクルに至るところのコストも、どうやっていけば一番下がるのかなというところをしっかり議論しながらそこを抑えていくということで、まさに全体で一番最適な形を追求していくことによって十四円から十円というところの目標が達成できるというふうに考えておりますし、もう既にサプライチェーンの皆さんとそういう形での議論を始めております。

だから、要は、付け方で安くしていくのか、付けやすくするためには、どんな形のモジュールだったら付けるコストを下げられるのかということで、一緒に考えながら全体を下げていく、今までみたいに製品だけ売って終わりという形ではもう全然ないので、ちょっとそういう形で議論を進めていきたいなと思っています。

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