山本隆三特定非営利活動法人国際環境経済研究所副理事長兼所長

2026年4月15日・第221回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 116 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 129 発言)

非常に難しい問題は、私どもはこれから大量の電気を必要とするだろうと。この十年間、電力需要が下がっていました。データセンターとか半導体のおかげで、これから電力需要が爆発的に増えていく可能性があります。

今、ヨーロッパ、アメリカ、日本、中国の競争は、いかにアフォーダブルな電源を確保するかという世界になってきているんですけれども、そこで大量の電源も確保しなければいけないんですね。大量の電源をどう確保するか、これは非常に難しい問題です。

例えば、先ほど山下参考人から、アメリカでは再エネが共和党地盤の州で導入が進んでいるという話があったんですけど、これは、共和党地盤の州が風況と太陽光に恵まれている州が多いからですね。なぜそんなところで進んでいるかといえば、アメリカはもうつくれる電源は何でもつくらなければいけない。原子力発電もつくっていますけれども、もうガスタービンがないんです。今ガスタービン、アメリカで発注すると四年待ちです。なぜか。みんなもう電力需要が伸びるんで、発電所の建設に乗り出しているんですね。ガスタービンも原子力も手に入らなければ、やれることは再エネしかないということで、アメリカでは再エネの導入も進んでいます。もはや、つくれるものは何でもつくる。ただし、競争力がなければいけない。だから、アメリカでも競争力がある州でしか再エネは進んでいない。こういう状況だと思います。

日本も、よくよく考えながら、大量の電源をどう確保するのか、戦略を練る必要があるというふうに思います。

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