私は、もう世界は脱炭素に向かっていない、むしろ逆だと思っています。
中国は毎年五千万キロワットの石炭火力発電所を建てていて、これは日本の全石炭火力発電所と同じだけです。日本が何十年も掛けて建ててきた石炭火力発電所と同じだけを毎年建てている。アメリカはガス火力発電所をどんどん建てて、AIの戦いに勝とうとしている。ロシアは石油とガスの生産、輸出が国の命綱ですけど、誰もやめさせることなどできるはずもない。インドはやはり化石燃料の調達に必死で、ロシアから買ったり、あるいは今中東からの供給が途絶したりして新たな調達に奔走していると。こういう日本より大きい四つの大国は、みんな化石燃料を活用して何とか国力を強めようとしていると。
G7を見渡しても、今やどこの国も与党若しくは非常に有力な野党が脱炭素に明白に反対しています。イギリスは保守党と改革UKが反対しています。フランスは国民連合が反対しています。ドイツはドイツのための選択肢が反対しています。イタリア、メローニさんは、首相は排出量取引の強化といったことには反対をします。カナダも今、トランプ関税への対抗策なんですけれども、石油やガスの採掘と輸出に熱心です。
国会の中で脱炭素というものの本当かうそか、これをやるべきかどうかということを真剣に議論する人が少ないのは日本だけだと思います。
38杉杉山大志キヤノングローバル戦略研究所研究主幹
太陽光発電を大量導入すると、発電コストですね、電力供給コストが三十六・九円、今日、六ページで御説明しましたけど、これは政府の資料、経産省の資料から私が持ってきた数字です。これに比べて、既存の原子力、火力を活用していくならばはるかに安く済むと。この発電コストの差が三十円に上りますと。これは、一般の電気料金、一般家庭の電気料金だと年間十四万円、日本全体の電気料金だと三十兆円の上昇になりますと。これは国民生活や経済を犠牲にするやり方ですので、私は大量導入にこれだけでも反対します。
それと、CO2を減らすメリットというのは、日本全体がCO2をゼロにしてもせいぜ…
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浜野喜史(国民)
ありがとうございます。
引き続き、市川参考人、杉山参考人にお伺いするんですけれども、カーボンニュートラルにつきまして、世界的にどのようにそれが実行、展開されていくというふうに将来のことを見ておられるのか、お伺いしたいと思います。
といいますのも、やはりカーボンニュートラルにつきましてはコスト増を伴うものだと思いますので、日本だけが先頭を切って実行をしてコスト高の経済社会構造をつくってしまったということになっても、これいかがなものかというふうに思いますので、世界的に今どのような展開を見せていくのかということを見極めておくことが日本にとっても大変大切だと…
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40市市川大悟公益財団法人世界自然保護基金ジャパン第一自然保護室気候・エネルギーグループ地域再エネプロジェクトリーダー
ありがとうございます。
世界的にということで、御存じのとおり、二〇一五年のパリ協定の脱炭素社会の国際条約の方、これ締結しておりまして、国が、各国がどれぐらいに削減していくかということをもう既にコミットをしています。
なので、法文、法上というか国際法上としてはもうこれ遂行していくものですし、あと、経済面で、じゃ、これ、国際社会がどういうふうに見てこれ対策取っていくかということですけど、例えばダボス会議みたいなところで、もう主要テーマってこれずっと気候変動なんですね。ビジネスシーンから見ても脱炭素に取り組んでいく意欲とかインセンティブというのは下がってい…
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- (上の発言)
41杉杉山大志キヤノングローバル戦略研究所研究主幹
私は、もう世界は脱炭素に向かっていない、むしろ逆だと思っています。
中国は毎年五千万キロワットの石炭火力発電所を建てていて、これは日本の全石炭火力発電所と同じだけです。日本が何十年も掛けて建ててきた石炭火力発電所と同じだけを毎年建てている。アメリカはガス火力発電所をどんどん建てて、AIの戦いに勝とうとしている。ロシアは石油とガスの生産、輸出が国の命綱ですけど、誰もやめさせることなどできるはずもない。インドはやはり化石燃料の調達に必死で、ロシアから買ったり、あるいは今中東からの供給が途絶したりして新たな調達に奔走していると。こういう日本より大きい四つの大国は、みんな化石燃料を活用して何とか国力を強めようとしていると。
G7を見渡しても、今やどこの国も与党若しくは非常に有力な野党が脱炭素に明白に反対しています。イギリスは保守党と改革UKが反対しています。フランスは国民連合が反対しています。ドイツはドイツのための選択肢が反対しています。イタリア、メローニさんは、首相は排出量取引の強化といったことには反対をします。カナダも今、トランプ関税への対抗策なんですけれども、石油やガスの採掘と輸出に熱心です。
国会の中で脱炭素というものの本当かうそか、これをやるべきかどうかということを真剣に議論する人が少ないのは日本だけだと思います。
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浜野喜史(国民)
時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。
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43原原田大二郎(公明)
ありがとうございます。公明党の原田大二郎でございます。
本日は、三名の参考人の皆様、貴重な御意見をいただき、誠にありがとうございます。
我が党は、資源の乏しい日本において、気候変動対策とエネルギー安全保障の観点から、太陽光発電を始めとする再エネの推進は極めて重要であると認識をしております。同時に、二〇三〇年代に迫る大量廃棄時代に向け、無秩序なメガソーラー開発による環境破壊を防ぎ、地域と共生した持続可能な資源循環ループを構築することは不可欠と考えております。
本法案を第一歩としつつ、将来的な制度の強化を見据え、順次皆様にお伺いをいたします。
まず、…
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44村村上進亮東京大学大学院工学系研究科教授
どうもありがとうございます。
ガラスのところは、おっしゃるとおり非常に重要な問題であります。情報連携の話との絡みでも申し上げますと、その一部海外製パネルの中のガラスの中に若干有害物質であったり不純物が入っているケースがあるのではないかみたいな指摘は継続的になされておりますので、そういった意味で、含有物質に関する情報連携みたいなところがまず一点重要なところです。そこを支えていただくというのは制度的な支援が必要かなと。
あと、ガラスのリサイクルそのものに関してですね。ガラスメーカーさん、日本国内にはいらっしゃいまして、それなりに取組に対して前向きなお立場…
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