向井康二公正取引委員会事務総局官房審議官

2026年3月24日・第221回国会 参議院 環境委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 35 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 173 発言)

お答えいたします。

近年の急激な労務費、原材料費、エネルギーコストの上昇を受けまして、価格転嫁及び取引の適正化を目的といたしまして、本年一月一日に施行されました改正下請法、いわゆる取適法でございますが、新たに協議に応じない一方的な代金決定というものが禁止をされておるところでございます。

この改正に合わせまして、先ほど御指摘がありました労務費転嫁指針、こちらについても同様の趣旨を盛り込んだところでございまして、周知徹底を図っておるところでございます。

公正取引委員会では、取適法が適用されるような取引、この中では、中小受託事業者が委託事業者から不当な不利益を与えられる行為があったとしても、自ら公正取引委員会等に情報提供することが期待しづらいということでございまして、公正取引委員会、中小企業庁におきましては、従来から、違反行為に係る情報収集のため、定期的に大規模な書面調査を実施しているところでありまして、労務費の転嫁がされないような、協議に応じない一方的な代金決定等の行為等、違反行為を積極的に探知をいたしまして、勧告、指導を行っておるところでございます。

これに加えまして、労務費の転嫁指針についても毎年大規模な調査をしておりまして、改正労務指針についても同様に調査を継続していきたいと考えてございます。

公正取引委員会といたしましては、引き続き、このような取組を通じまして、違反行為には厳正に対処するとともに、未然防止の取組を進めることで、労務費の適切な価格転嫁が実現するように取り組んでまいる所存でございます。

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