しっかりとこれまでの運用の問題点というものを法務省として認識すべきだというふうに思うんですね。ですので、これは、第三者委員会も含めて、過去の運用の何が問題だったのか、だからどういうふうに改善をしていくのかということをやはりやらなくてはならないというふうに思っています。
これは司法、いわゆる裁判所などの関係に関与をすることになるのでというような話がありましたけれども、これはまさに第三者委員会を基に検察内部、法務省内部の状況がどうであったかという検証をやはり私はしなければ、また同じ運用が繰り返されるのではないかという国民の疑念は払拭できないというふうに思うんですね。
その観点で更に聞いていきたいというふうに思いますけれども、法制審の再審部会の第五回の会議で鴨志田委員が提出した資料によりますと、過去に再審開始決定がされた日弁連の支援事件十九件のうち、検察官は十七件で即時抗告をしております。その結果、十一件は即時抗告が棄却されています。六件は再審開始決定が取り消されましたけれども、袴田事件では、最高裁が破棄差戻しをした結果、再審開始決定が確定をいたしております。また、免田事件は、第三次では取り消されましたけれども、第六次では再審開始決定が確定をしております。福井事件でも、第一次では取り消されましたけれども、第二次では再審開始決定が確定をしております。したがって、袴田事件、免田事件、福井事件の三件を除くと、いまだ再審開始決定が確定していない事件は三件にすぎません。
検察官は、十七件の即時抗告について、再審開始決定が取り消されるべきものと認めるに足りる十分な根拠があると判断したからこそ即時抗告を申立てをしたのではないか、それとも、これまでは再審開始決定が取り消されるべきものと認めるに足りる十分な根拠がないのに即時抗告をしていたと認めるのか。どうなんでしょうか。
135
和田政宗(参政)
参政党の和田政宗でございます。
早速質問に入っていきます。
まず、再審開始決定に係る不服申立てのことについてお聞きをしていきたいというふうに思います。
検察官の不服申立ての在り方について、これは先般の参考人質疑でも参考人の方にお聞きをいたしましたが、大臣にお聞きをしたいというふうに思っております。
法制審議会再審関係部会の第十八回の会議では、慎重かつ十分な検討を行う旨の附帯事項案について、弁護士の田岡幹事が、より慎重かつ十分な検討を行うと記載しなければ、これまでの運用と変わらないのではないかと質問したのに対し、法務省の玉本幹事が、よりと入れると、…
この発言のページ
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平口洋(自民)法務大臣
お答えいたします。
これまでの再審開始決定に対する抗告についての検察官の判断は、個別の事案ごとに、具体的な証拠関係を踏まえて行われてきたものと承知をしておりますが、近時、検察官の抗告について、形式的、機械的に行われており、再審手続の長期化の原因となっているといった指摘がなされております。法務省としては、そうした御指摘を真摯に受け止めており、本法案においては、その上で、再審開始決定に対する抗告を原則として禁止するとともに、その実効性を担保するための規定を設けることとしております。
その上で、仮に再審開始決定に対する抗告に十分な根拠がない場合には、抗告裁…
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137佐佐藤淳法務省刑事局長
補足して御説明させてください。
今委員御指摘の法制審議会の部会における法務省の幹事がした発言でありますけれども、これは、再審開始決定に対する抗告の運用の評価について、委員、幹事の間に認識の隔たりがあったという事実関係、事情を前提といたしまして、答申の附帯事項、これはできる限り取りまとめてということでございましたけれども、一方の認識を前提とした記載をする場合には意見の集約が困難となり得ることを指摘する趣旨でございまして、抗告の従来の運用に問題がなかったといったような法務当局の認識を示したものではないということだけは御理解いただきたいと思っております。
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- (上の発言)
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和田政宗(参政)
しっかりとこれまでの運用の問題点というものを法務省として認識すべきだというふうに思うんですね。ですので、これは、第三者委員会も含めて、過去の運用の何が問題だったのか、だからどういうふうに改善をしていくのかということをやはりやらなくてはならないというふうに思っています。
これは司法、いわゆる裁判所などの関係に関与をすることになるのでというような話がありましたけれども、これはまさに第三者委員会を基に検察内部、法務省内部の状況がどうであったかという検証をやはり私はしなければ、また同じ運用が繰り返されるのではないかという国民の疑念は払拭できないというふうに思うんですね。
その観点で更に聞いていきたいというふうに思いますけれども、法制審の再審部会の第五回の会議で鴨志田委員が提出した資料によりますと、過去に再審開始決定がされた日弁連の支援事件十九件のうち、検察官は十七件で即時抗告をしております。その結果、十一件は即時抗告が棄却されています。六件は再審開始決定が取り消されましたけれども、袴田事件では、最高裁が破棄差戻しをした結果、再審開始決定が確定をいたしております。また、免田事件は、第三次では取り消されましたけれども、第六次では再審開始決定が確定をしております。福井事件でも、第一次では取り消されましたけれども、第二次では再審開始決定が確定をしております。したがって、袴田事件、免田事件、福井事件の三件を除くと、いまだ再審開始決定が確定していない事件は三件にすぎません。
検察官は、十七件の即時抗告について、再審開始決定が取り消されるべきものと認めるに足りる十分な根拠があると判断したからこそ即時抗告を申立てをしたのではないか、それとも、これまでは再審開始決定が取り消されるべきものと認めるに足りる十分な根拠がないのに即時抗告をしていたと認めるのか。どうなんでしょうか。
139佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
今御指摘のあった、法制審議会で鴨志田委員が提出した資料ということでありますが、これは恐らく日弁連支援事件などを指摘して、その一定の事件につきまして、言ってみれば激しく争われた事件だということは言えると思うんですけれども、そういうことが今のこの表に載っているということでありまして、実は、それ以外にも様々再審開始の決定事件というのはあるということは前提としてお話ししたいと思います。
お尋ねの過去の再審開始決定に対する不服申立てについての十分な根拠の有無につきましては、検察官において個別の事案ごとに判断してきたものだと思いますので、現時…
この発言のページ
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和田政宗(参政)
関連してお聞きいたしますけれども、検察官は、この鴨志田委員提出の表の十九件の再審開始決定のうち十七件に即時抗告を申し立てましたけれども、十一件は即時抗告が棄却されている。また、即時抗告が認められた六件のうち三件はその後に再審開始決定が確定をしております。結果的に再審請求手続が長期化しただけであるというふうに言えます。
いまだに再審開始決定が確定していないのは十七件のうち三件にすぎないということは、今申し述べました。そうすると、十七件のうち十四件は結果的に不当な不服申立てがあったと言わざるを得ないのではないか。
法務省、佐藤刑事局長は、より慎重で抑制的…
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141佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
日弁連支援事件を前提としますと、この分母を取りますと、原則として抗告してきたのではないかというような評価になるということはあるのだろうということを前提といたしまして、それ以外にも実は再審開始決定というのはあって、そういう中で抗告したものがひっくり返ったりしたりすることというのは、この分母も、戦後間もなくからの、昭和三十年代からの話でありますので、そういった数字の中にも、ほかにもそういう案件はあるということは御理解いただきたいと思うのでありますが。
その上で、個別の事件を、これは十分な根拠があったのかどうかというのを今の時点で判断す…
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