文月涼 (自由民主党)

2026年5月27日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 124 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 155 発言)

ありがとうございます。

先日のグーグルI/Oでも、スマホで生活面をサポートするエージェントAIが発表されておりました。もはやこれは秒読み段階です。政府には、お答えいただいた内容に加え、近くにあるがゆえに依存する危険性や認知戦防御を視野に入れ、スマホ搭載エージェントAIに特化したガイドライン等を先回りして制定し、事業者に対する遵守の義務化、国民の生命財産を守るために、想定外の大規模な心理攻撃があった場合サービスを停止させるなどの措置も視野に入れて検討していただきたいと思います。

さて、最後に一つお話をさせていただきたいと思います。

フランス軍事省では、二〇一九年からSF作家を招聘したレッドチームディフェンスというプロジェクトを設けており、これは、国防イノベーションのために、常設的、プロジェクト型の将来脅威構想チームであります。今後三十年、二〇六〇年までの脅威シナリオを作っております。政治家や官僚の頭では思いつかないことを取り入れるために、作家の頭をかりているというものです。

ところで、本邦には、一九八九年にスタートした作品ながら、今なおサイバー技術者のバイブルであり、様々な攻撃の予言書であり、読み返すと今なお新しい発見がある士郎正宗氏の漫画「攻殻機動隊」、超知能となったAIとのせめぎ合いと相互理解をボーイ・ミーツ・ガールを通して描いた長谷敏司氏の小説「BEATLESS」、VR、AR世界の様々な事件と、AIの成長と共生を描いた川原礫氏の小説「ソードアート・オンライン」、氏は、デジタルツイン上の加速空間を生きる若者を描いた小説「アクセル・ワールド」の作者でもあります。ほか、巨大SNS企業がテロ組織と認定されるてんまつを描いたアニメ作品「ルパン三世PART5」など、世界の先端を走る作家や集団が多くおります。

こういった方々に協力を仰ぎ、是非、今後、国家情報局、デジタル庁、防衛省も含み、考えられ得る限りの想定外の攻撃や脅威シナリオを考察してもらうよう、日本版のレッドチームディフェンスを設けてはいかがでしょうか。

折しも、七月からは新「攻殻機動隊」シリーズが放送されるようですし、是非皆様にも見ていただいて、想定を超える脅威、超知能AIが公然と人権を主張する日に脳を揺さぶられていただきたいと思います。

ちょっと早いですけれども、以上で質問を終わりたいと思います。今後、機会をいただけましたら、認知戦に関する質問に取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

ありがとうございました。

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