山内弘隆一橋大学名誉教授

2026年6月12日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 26 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 189 発言)

御質問は、ある程度私も納得といいますか、同意するところでありまして、どういう形で電源を造っていくかというのはいろいろなやり方があると思うんですね。今までやってきたのは、マーケットに任せて、例えば容量市場をつくるとか、あるいは、今回はまた脱炭素電源のオークションとか、いろいろなやり方をしてきて、要するに、何をやってきたかというと、マーケットだけで電源をちゃんと提供できるかというと難しい、こういうことだと思います。

一方で、これを全部計画的に、ここに造れ、あそこに造れというのはなかなか難しい、これも最適な解が得られないというふうに思っております。まさにWACCの話をおっしゃいましたけれども、経済的な条件の中で最適値ができるような投資環境、それから電源の種類と立地の選択をしていく、この必要があるというふうに思っています。

それで、再生可能エネルギー、最初に入れたときにFITを入れたわけですけれども、私もちょっとお手伝いさせていただいたので、あのとき、例えば太陽光を四十円で最初買い取るということになって、何で四十円なんですかと聞かれたときに、太陽光というのはまだ日本でやったことがなかったんですね。それで、大きい会社のある方が四十円じゃないとできないというデータを詳細に持ってこられて、それでこれは四十円からというところで決まっていったわけですけれども、確かに四十円でやったおかげで太陽光がばあっと増えたというのがあります。

ただ、それが増え過ぎて、途中で、さっきおっしゃったように、技術的な問題もあり、なかなか問題だねということになりました。ですから、その辺のところも、頃合いと言うと変だけれども、見ながら制度改革しなきゃいけない、私はそういうふうに思っています。

ただし、おっしゃるように、制度改革はファインチューニングするんですけれども、予見性がないと困りますねというのはそのとおりだというふうに思いますので、その辺をやはりいつもいつも議論をして、それから情報の交換をしながら、どういうふうな形で進めていくかということを考えていく、政策を取る、こういうことだと思います。

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