御質問は、ある程度私も納得といいますか、同意するところでありまして、どういう形で電源を造っていくかというのはいろいろなやり方があると思うんですね。今までやってきたのは、マーケットに任せて、例えば容量市場をつくるとか、あるいは、今回はまた脱炭素電源のオークションとか、いろいろなやり方をしてきて、要するに、何をやってきたかというと、マーケットだけで電源をちゃんと提供できるかというと難しい、こういうことだと思います。
一方で、これを全部計画的に、ここに造れ、あそこに造れというのはなかなか難しい、これも最適な解が得られないというふうに思っております。まさにWACCの話をおっしゃいましたけれども、経済的な条件の中で最適値ができるような投資環境、それから電源の種類と立地の選択をしていく、この必要があるというふうに思っています。
それで、再生可能エネルギー、最初に入れたときにFITを入れたわけですけれども、私もちょっとお手伝いさせていただいたので、あのとき、例えば太陽光を四十円で最初買い取るということになって、何で四十円なんですかと聞かれたときに、太陽光というのはまだ日本でやったことがなかったんですね。それで、大きい会社のある方が四十円じゃないとできないというデータを詳細に持ってこられて、それでこれは四十円からというところで決まっていったわけですけれども、確かに四十円でやったおかげで太陽光がばあっと増えたというのがあります。
ただ、それが増え過ぎて、途中で、さっきおっしゃったように、技術的な問題もあり、なかなか問題だねということになりました。ですから、その辺のところも、頃合いと言うと変だけれども、見ながら制度改革しなきゃいけない、私はそういうふうに思っています。
ただし、おっしゃるように、制度改革はファインチューニングするんですけれども、予見性がないと困りますねというのはそのとおりだというふうに思いますので、その辺をやはりいつもいつも議論をして、それから情報の交換をしながら、どういうふうな形で進めていくかということを考えていく、政策を取る、こういうことだと思います。
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河野義博(中道)
中道改革連合の河野義博です。
先生方、今日は本当にありがとうございます。
まず、山内先生にお伺いしたいと思っております。
システム改革、私は初当選が二〇一三年七月ですが、当時はもう既にプログラム法が通っておりまして、そこから累次の改革に取り組んできたわけでありますが、当初から私が懸念を経済産業省に申し上げておったことは、本当に料金が下がりますかということです。それと、発送分離、聞こえはいいんですが、地域独占を排して競争を促す、そして、電源を効率化して競争によって価格を下げていくんだという経済産業省の説明だったわけであります。ヨーロッパ型のアンバンド…
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24山山内弘隆一橋大学名誉教授
今おっしゃった電気料金の問題でありますけれども、多分同じ資料を今見ておりまして、家庭向けで五三%、それから産業向けで八三%というようなことですけれども。
まず、料金について申し上げると、これはお役所の答弁に近いのであれかもしれませんけれども、これは上がっていますけれども、上がっている要因というのは何かというと、燃料費がかなり大きい。燃料費の高騰、御承知のとおりで、今回もバレルで百ドルとか、そのくらいまで原油がいっているわけですよね。それから、もう一つはFITですね、FIT賦課金、これが大きいので、その辺を除いてみると、それほど大きな上昇ではないというふ…
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河野義博(中道)
完璧なルールが一発でできるわけはありませんので、適宜修正を行っていくというのは必要なことだろうと思うんですが、これは次の次の質問でお伺いしますが、ころころ制度が変わるという問題点もあるわけであります。
一方で、安定的に供給力を確保していくためには、やはりそれなりのマージンを元に計画的に発電所を造っていかなければならないと思っています。
洋上風力発電所も、当時は三十六円でやるんだと言っていたのが、いきなり、ある日突然、大きな議論をすることもなく入札制度になった。そして、あっと驚くような値段である大手の会社が取ったけれども、やっぱりやりませんと。洋上風力…
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- (上の発言)
26山山内弘隆一橋大学名誉教授
御質問は、ある程度私も納得といいますか、同意するところでありまして、どういう形で電源を造っていくかというのはいろいろなやり方があると思うんですね。今までやってきたのは、マーケットに任せて、例えば容量市場をつくるとか、あるいは、今回はまた脱炭素電源のオークションとか、いろいろなやり方をしてきて、要するに、何をやってきたかというと、マーケットだけで電源をちゃんと提供できるかというと難しい、こういうことだと思います。
一方で、これを全部計画的に、ここに造れ、あそこに造れというのはなかなか難しい、これも最適な解が得られないというふうに思っております。まさにWACCの話をおっしゃいましたけれども、経済的な条件の中で最適値ができるような投資環境、それから電源の種類と立地の選択をしていく、この必要があるというふうに思っています。
それで、再生可能エネルギー、最初に入れたときにFITを入れたわけですけれども、私もちょっとお手伝いさせていただいたので、あのとき、例えば太陽光を四十円で最初買い取るということになって、何で四十円なんですかと聞かれたときに、太陽光というのはまだ日本でやったことがなかったんですね。それで、大きい会社のある方が四十円じゃないとできないというデータを詳細に持ってこられて、それでこれは四十円からというところで決まっていったわけですけれども、確かに四十円でやったおかげで太陽光がばあっと増えたというのがあります。
ただ、それが増え過ぎて、途中で、さっきおっしゃったように、技術的な問題もあり、なかなか問題だねということになりました。ですから、その辺のところも、頃合いと言うと変だけれども、見ながら制度改革しなきゃいけない、私はそういうふうに思っています。
ただし、おっしゃるように、制度改革はファインチューニングするんですけれども、予見性がないと困りますねというのはそのとおりだというふうに思いますので、その辺をやはりいつもいつも議論をして、それから情報の交換をしながら、どういうふうな形で進めていくかということを考えていく、政策を取る、こういうことだと思います。
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河野義博(中道)
ありがとうございます。
建設コストも倍になっています、金利も上がっていますという中で、アメリカの国債を買えば五%の投資利益が得られる中で、じゃ、五%でリスクを取って発電所を建てるかというと、そういうことだろうと思うんですね。ですので、やはり投資的にも魅力のあるものにしていかなければならないんじゃないかなと私は思っています。
制度変更に関して伺いたいんですけれども、太陽光が四十円、三十六円の時代にどんと、みんなが地上げ合戦のようになってしまいまして、実現可能か不可能か分からないようなものまで大量に認定を取ってしまった。それを修正すべくFIT認定失効制度…
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28山山内弘隆一橋大学名誉教授
三年前に、GX推進法という、ちょっと正確な名前は忘れましたけれども、その法律を作って、今先生がおっしゃったような形で、特にあのときは太陽光のそういった問題点について規制をかけるような法律を作りました。その中で、太陽光についてはその前から遡及適用していたかもしれないけれども、そういう形での規制といいますか統制をかけたというのは事実であります。
それで、ある意味ではそれしか仕方がなかったのかなというふうに思っていますけれども、私、いろいろなところでいろいろな事業者さんに対する統制といいますか規制の在り方というのを商売柄勉強していまして、先生がおっしゃるよう…
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河野義博(中道)
ありがとうございます。
それから、中長期マーケットの必要性も先生から御説明をいただきました。私も理解をする一方で、これは現物取引であります。三年後、五年後のキロワットアワーを今現時点で確定させて、将来実際に受渡しするというのはなかなか簡単なことじゃないなと思っておりまして、薄商いにならないことが私は大事だと思うんですが。
経済産業省はよくルールを作るんですよ。例えば、ガスもOTCマーケットをつくったんですけれども、誰も使わない。無理やりガス会社に取引させたみたいなことにならないように、これは取引を活性化させていかなければならないと思いますが、役所に聞…
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