今おっしゃった電気料金の問題でありますけれども、多分同じ資料を今見ておりまして、家庭向けで五三%、それから産業向けで八三%というようなことですけれども。
まず、料金について申し上げると、これはお役所の答弁に近いのであれかもしれませんけれども、これは上がっていますけれども、上がっている要因というのは何かというと、燃料費がかなり大きい。燃料費の高騰、御承知のとおりで、今回もバレルで百ドルとか、そのくらいまで原油がいっているわけですよね。それから、もう一つはFITですね、FIT賦課金、これが大きいので、その辺を除いてみると、それほど大きな上昇ではないというふうに私は認識しています。
それで、料金について言うと、そういうことでありますので、確かに上がってはいるけれども、さっき冒頭で申し上げましたけれども、このシステム改革というのは、料金を下げるとは言っていないというか、それは無理だと私は思っていまして、最大抑制というのがやはり目的だったというふうに思います。下げるというんでしたら、今行われているように、具体的に補助を入れるとか、そういう形の方が全然やりやすいといいますか、効率的ではないかなというふうに思っています。
それで、システム改革が全体として成功したかどうか、あるいは効果を上げたかどうか、こういう御指摘だと思いますけれども、料金については今のお話であります。
それから、何がそれまでと違ったかというと、要するに、発送配を分離をすることによって多くの事業者が入ってきて、それによるいろいろなトランザクションとかあるいはイノベーションとか、そういうものが起こったのも事実だというふうに思っています。
その意味では、私も再生可能エネルギーをずっとやっておりますけれども、再生可能エネルギーはいろいろな方法が出てきて、今回、恐らく多分洋上のことを頭に置いていらっしゃると思うんですけれども、洋上風力については、事業者が撤退するとかいろいろな問題があるんですけれども、私は、これで失敗したというふうに思ってはおりませんで、これはやり方が少し悪かったかなというふうに考えています。
それで、先ほどの御質問に返ると、発送配を分離して、その聞こえはいいけれどもというのは、実は私も思っておりまして、発送配を分離して、垂直分離でいうとヨーロッパ型、それから、そもそものやり方でいうとPJMのアメリカ型、こういったやり方が日本でできたかというと、なかなか難しい。それで、今回の法案は、それを修正する、あるいは、それに対して、変な言い方ですが、パッチを当ててちゃんとマーケットが機能するようにする、こういうようなものだというふうに考えております。
21松松下英樹(自民)
ありがとうございます。
本当に、電力需要というのが、AI、またデータセンターが非常に今増えていく中で、日本においても、電力を安定して、しかもできる限り安価で供給する、これが大変重要なことだと思っております。
そうした中、現場の皆さん、電力事業者の皆さんが本当に懸命になって供給をしていただいている。当たり前に電気をつければ電気がつく生活を我々日本人は送らせていただきますけれども、これは決して当たり前でないというふうに私は思っております。現場の皆さんのたゆまない努力によって、こうして安定した電力を供給していただいている。
そしてまた、さらに、電力需要が…
この発言のページ
22
工藤彰三(自民)
次に、河野義博君。
この発言のページ
23
河野義博(中道)
中道改革連合の河野義博です。
先生方、今日は本当にありがとうございます。
まず、山内先生にお伺いしたいと思っております。
システム改革、私は初当選が二〇一三年七月ですが、当時はもう既にプログラム法が通っておりまして、そこから累次の改革に取り組んできたわけでありますが、当初から私が懸念を経済産業省に申し上げておったことは、本当に料金が下がりますかということです。それと、発送分離、聞こえはいいんですが、地域独占を排して競争を促す、そして、電源を効率化して競争によって価格を下げていくんだという経済産業省の説明だったわけであります。ヨーロッパ型のアンバンド…
この発言のページ
- (上の発言)
24山山内弘隆一橋大学名誉教授
今おっしゃった電気料金の問題でありますけれども、多分同じ資料を今見ておりまして、家庭向けで五三%、それから産業向けで八三%というようなことですけれども。
まず、料金について申し上げると、これはお役所の答弁に近いのであれかもしれませんけれども、これは上がっていますけれども、上がっている要因というのは何かというと、燃料費がかなり大きい。燃料費の高騰、御承知のとおりで、今回もバレルで百ドルとか、そのくらいまで原油がいっているわけですよね。それから、もう一つはFITですね、FIT賦課金、これが大きいので、その辺を除いてみると、それほど大きな上昇ではないというふうに私は認識しています。
それで、料金について言うと、そういうことでありますので、確かに上がってはいるけれども、さっき冒頭で申し上げましたけれども、このシステム改革というのは、料金を下げるとは言っていないというか、それは無理だと私は思っていまして、最大抑制というのがやはり目的だったというふうに思います。下げるというんでしたら、今行われているように、具体的に補助を入れるとか、そういう形の方が全然やりやすいといいますか、効率的ではないかなというふうに思っています。
それで、システム改革が全体として成功したかどうか、あるいは効果を上げたかどうか、こういう御指摘だと思いますけれども、料金については今のお話であります。
それから、何がそれまでと違ったかというと、要するに、発送配を分離をすることによって多くの事業者が入ってきて、それによるいろいろなトランザクションとかあるいはイノベーションとか、そういうものが起こったのも事実だというふうに思っています。
その意味では、私も再生可能エネルギーをずっとやっておりますけれども、再生可能エネルギーはいろいろな方法が出てきて、今回、恐らく多分洋上のことを頭に置いていらっしゃると思うんですけれども、洋上風力については、事業者が撤退するとかいろいろな問題があるんですけれども、私は、これで失敗したというふうに思ってはおりませんで、これはやり方が少し悪かったかなというふうに考えています。
それで、先ほどの御質問に返ると、発送配を分離して、その聞こえはいいけれどもというのは、実は私も思っておりまして、発送配を分離して、垂直分離でいうとヨーロッパ型、それから、そもそものやり方でいうとPJMのアメリカ型、こういったやり方が日本でできたかというと、なかなか難しい。それで、今回の法案は、それを修正する、あるいは、それに対して、変な言い方ですが、パッチを当ててちゃんとマーケットが機能するようにする、こういうようなものだというふうに考えております。
25
河野義博(中道)
完璧なルールが一発でできるわけはありませんので、適宜修正を行っていくというのは必要なことだろうと思うんですが、これは次の次の質問でお伺いしますが、ころころ制度が変わるという問題点もあるわけであります。
一方で、安定的に供給力を確保していくためには、やはりそれなりのマージンを元に計画的に発電所を造っていかなければならないと思っています。
洋上風力発電所も、当時は三十六円でやるんだと言っていたのが、いきなり、ある日突然、大きな議論をすることもなく入札制度になった。そして、あっと驚くような値段である大手の会社が取ったけれども、やっぱりやりませんと。洋上風力…
この発言のページ
26山山内弘隆一橋大学名誉教授
御質問は、ある程度私も納得といいますか、同意するところでありまして、どういう形で電源を造っていくかというのはいろいろなやり方があると思うんですね。今までやってきたのは、マーケットに任せて、例えば容量市場をつくるとか、あるいは、今回はまた脱炭素電源のオークションとか、いろいろなやり方をしてきて、要するに、何をやってきたかというと、マーケットだけで電源をちゃんと提供できるかというと難しい、こういうことだと思います。
一方で、これを全部計画的に、ここに造れ、あそこに造れというのはなかなか難しい、これも最適な解が得られないというふうに思っております。まさにWA…
この発言のページ
27
河野義博(中道)
ありがとうございます。
建設コストも倍になっています、金利も上がっていますという中で、アメリカの国債を買えば五%の投資利益が得られる中で、じゃ、五%でリスクを取って発電所を建てるかというと、そういうことだろうと思うんですね。ですので、やはり投資的にも魅力のあるものにしていかなければならないんじゃないかなと私は思っています。
制度変更に関して伺いたいんですけれども、太陽光が四十円、三十六円の時代にどんと、みんなが地上げ合戦のようになってしまいまして、実現可能か不可能か分からないようなものまで大量に認定を取ってしまった。それを修正すべくFIT認定失効制度…
この発言のページ