石破茂 (自由民主党)内閣総理大臣

2025年3月17日・第217回国会 参議院 予算委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 209 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 386 発言)

私も、この大阪高裁の判決は非常に関心を持って読んだところでございます。

私も自民党のユニバーサル社会実現推進議員連盟の会長をやっておるわけでございますが、障害をお持ちの方がその障害を意識することなく健常者と同じように暮らしができるというのは、それは障害者権利条約を引用するまでもなくそういう方々の権利であり、それにお応えをするのは国の責務であるというふうに承知をいたしておるところでございます。

個々の判決についてのコメントを行政府の立場からすべきではございませんが、この大阪高裁の判決は、被害者の聴力障害が基礎年収を減額しなければならない程度のものではない、社会情勢等の変化により、聴覚障害者の就労の障壁は合理的配慮によって職場全体で取り除くことができるようになっておると。こういうことを踏まえまして、全労働者の平均賃金を減額せず、そのまま用いて逸失利益を算定したものというふうに承知をいたしておるところでございます。

〔委員長退席、理事進藤金日子君着席〕

一昨年の御指摘を踏まえて岸田政権において対応を取ってきたことも御承知のとおりでございますが、政府といたしましては、引き続き、この裁判において障壁を取り除く合理的な配慮が社会の中で一層広がるようにしていかなければなりません。

雇用の分野におきましても、障害の有無を問わず、均等な機会、待遇が確保され、個々人がその能力を十分に発揮していただけるような、そういう環境が構築されるように支援していくということでございます。

昨年末に障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた行動計画というものを策定したところでございますが、政府一体となりまして、この実現に向け、更に取り組んでまいりたいと考えております。

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