江藤拓 (自由民主党)農林水産大臣

2025年3月24日・第217回国会 参議院 農林水産委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 72 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 314 発言)

なかなか答えづらい御質問なんですけれども、基本的に、私がこの職に任命されたときが三千九百円の手前ぐらいだったんですよ。もうそれぐらいの価格になっていました。これはもう大変だと思いましたが、じゃ、その瞬間に備蓄米を出しますと言えるかというと、それは無理ですよ。まず制度設計をしなければなりません。どのような方策で出すのか、どのような仕組みにするのかということを対象も含めてしっかり検討した上で、公告をしなければなりませんので、しかも、財政法という法律もありますので、国の財産ですから、これを出すに当たっては、食糧法、それから財政法との整合性も、法制局も含めてしっかり御意見を聞いた上でないとできないということでありました。ですから、遅かったことについては甘んじてその御批判は受け止めようと思います。

そして、何度も申し上げましたが、いずれ買い戻さなければならない。出したらですね、今だから言えますけれども、二十一万トン出したら、もしかしたら大暴落してしまうんじゃないかと私は正直思っていました。慌ててその米を持っている人たちが、今のうちに売らないと大損だといってその人たちが一斉に投売りのようなことをされたら、想定外の価格帯まで落ち込んでしまうかもしれない。そのときには私に対する批判はすさまじかったと思いますよ。やっぱり、この三千九百円まで上がっている段階で喜んでいる人もいっぱいいましたもの、いましたもの。それを二十、ですから、五万トンにしようか十万トンにしようか十五万にしようか、最終的には二十一万にしましたけれども、まあもう本当に、もうこれで大暴落したらもう責任を取って辞職をしようという気持ちで二十一万トンを決めたので、それはもうなかなかしんどかったですよ。でも、これだけ政策効果が出ないというのは驚きですね。ですから、これで七万トンまた追加で出して、それでいよいよ店頭に月末から並んできます。

私、数日前にスーパー行ってきたんですけど、全農のパールライスという米があるんですよ。あれは三千五百円切っていましたよ、五キロで、今の状態でもですね。パールライスは三千四百幾らかな、八十円だったかな、四十円だったか、ちょっと端数までは忘れましたが、三千五百円を切っていました。ですから、全農さんは大量に入荷をしていただいていますので、そしてまた利益を乗せずに流通させるということも言っていただけているので、まあブレンドするのか、表示しないのか、様々な御批判はありますけれども、これによってある程度現行の価格帯にも私は影響を与えることができるんだろうと思います。

ですから、買戻しのタイミングは難しいですが、しっかり将来この異例の備蓄米の放出が国の、まあ委員が言われるように、価格にコミットしていないと言いながら、結果的には、量に着目していますということをずっと言い続けておりますが、その結果としてはやはり価格が落ち着くことを望んでいるということは申し上げているわけですから、それが極端な結果にならないことを、ある意味祈るような気持ちと言ったら無責任ですけれども、とにかくもう役所の諸君もぴりぴりしていますので、毎日の相対であったりスポットであったり様々な先物の動きであったり、そういったものを見ながら、今後しっかり対応していきたいと思っています。

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