御質問ありがとうございます。
二点触れさせていただきますけれども、一点目は、昨年度私どもが中教審や文科省に提出させていただいた七万筆の署名の中に、いわゆる若年層の教職員への負担軽減という項目が含まれております。今もありましたけれども、新採用の者には学級担任を持たせないとか、又はサポート体制をしっかりするとか、新採用の人が、長く、いわゆる定年までしっかり勤めてもらえるような、そういう仕組みが大切だというふうに思っています。
そのためには、やはり、辞めていく方の中には、長時間労働で、一年、二年だったら我慢できるけれども、これが一生続くとなると、とてもじゃないけれども、転職して、今のうちに早く転職した方がいいなんということもあって。ですから、先ほど来申し上げているように、長時間労働是正はもう絶対であります。ですから、そういう若い方々を守る仕組みをしっかりつくった上で、誰もが働きやすい職場づくり、そういったものが必要だというふうに思っております。
もう一点。私が採用された三十年以上も前は、例えば、保護者対応ももちろんその当時もありました。ですけれども、自分なんかが困っていると、先輩が、おい、どうした、どうしたと言って、すぐに声をかけていただいて、本当に育ててもらいました。私どもの言葉で言うところの同僚性ですね。教職員が横に手をつないで、チームとして子供たちをしっかりサポートしていくという、そういう同僚性をしっかり取り戻す。
今、個々は本当に頑張っていると思います。ところが、同僚性が失われつつある中で、本当に、忙しいがゆえに目の前のことで精いっぱいになってしまって、隣又は近いところになかなか気配りができにくくなっているというのが実態ですので、やはり、長時間労働を是正することによってその同僚性を取り戻して、点ではなくて線でつながれる、横につながっていける、私どもよく呼びかけますけれども、一人が百歩進むんじゃないんだ、百人で一歩前に進んでいくんだ、学校全体で前に進んでいくんだ、そういう体制づくりが必要だというふうに思っております。
以上です。
51高高橋哲大阪大学大学院人間科学研究科准教授
大変貴重な御質問、ありがとうございます。
御存じのとおり、国立大学は二〇〇四年に国立大学法人法によりまして法人化されて、それまで国家公務員扱いであった附属学校の小学校、中学校、高校、特別支援学校、幼稚園等の学校の先生方が国家公務員身分を外れました。これに伴いまして給特法の範囲から外れたわけなんですけれども、実態としましては、給特法が適用除外されてからも教職調整額四%が払われて、その代わり超勤手当というものが保障されないというような慣行が継続されてきました。
この結果、実態として存在している時間外勤務、超勤四項目以外の時間外勤務が問題となり、労働基準監…
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西岡義高(国民)
ありがとうございました。本当に貴重なお話、ありがとうございます。
最後に、それぞれ皆様にお伺いしたいと思います。
採用から一年未満で辞めた新任教諭が過去最多の七百八十八人、そのうちの約三四%、二百六十九人が精神疾患ということでした。全体の精神疾患による休職者数も三年連続で過去最多という状況なんですけれども、特に、採用されて間もない段階で精神疾患まで追い詰められてしまう、その原因と、この課題に対してどのように解決していくべきか、お考えをお聞かせいただければと思います。
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53戸戸ヶ崎勤戸田市教育委員会教育長
ありがとうございます。
大変難しい問題で、なかなか考え方はまとまらないんですけれども、いろいろ自分自身が行政の立場、学校のときの立場で見ていた状況でありますと、大学を出てすぐに教壇に立つということのプレッシャーというのは相当なものがあるんだろうなということを、いかにして学校の側がチームとなってそれぞれの学校で受け止めてあげるかということができる場合とできていない場合で大分変わってくるんだろうなというふうには思っています。
以前であれば、大学出たてで、もう一人前の教員なんだからということで、すぐに担任をさせたりだとか普通の校務分掌を持たせたりというよう…
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- (上の発言)
54梶梶原貴日本教職員組合中央執行委員長
御質問ありがとうございます。
二点触れさせていただきますけれども、一点目は、昨年度私どもが中教審や文科省に提出させていただいた七万筆の署名の中に、いわゆる若年層の教職員への負担軽減という項目が含まれております。今もありましたけれども、新採用の者には学級担任を持たせないとか、又はサポート体制をしっかりするとか、新採用の人が、長く、いわゆる定年までしっかり勤めてもらえるような、そういう仕組みが大切だというふうに思っています。
そのためには、やはり、辞めていく方の中には、長時間労働で、一年、二年だったら我慢できるけれども、これが一生続くとなると、とてもじゃないけれども、転職して、今のうちに早く転職した方がいいなんということもあって。ですから、先ほど来申し上げているように、長時間労働是正はもう絶対であります。ですから、そういう若い方々を守る仕組みをしっかりつくった上で、誰もが働きやすい職場づくり、そういったものが必要だというふうに思っております。
もう一点。私が採用された三十年以上も前は、例えば、保護者対応ももちろんその当時もありました。ですけれども、自分なんかが困っていると、先輩が、おい、どうした、どうしたと言って、すぐに声をかけていただいて、本当に育ててもらいました。私どもの言葉で言うところの同僚性ですね。教職員が横に手をつないで、チームとして子供たちをしっかりサポートしていくという、そういう同僚性をしっかり取り戻す。
今、個々は本当に頑張っていると思います。ところが、同僚性が失われつつある中で、本当に、忙しいがゆえに目の前のことで精いっぱいになってしまって、隣又は近いところになかなか気配りができにくくなっているというのが実態ですので、やはり、長時間労働を是正することによってその同僚性を取り戻して、点ではなくて線でつながれる、横につながっていける、私どもよく呼びかけますけれども、一人が百歩進むんじゃないんだ、百人で一歩前に進んでいくんだ、学校全体で前に進んでいくんだ、そういう体制づくりが必要だというふうに思っております。
以上です。
55渡渡辺陽平全日本教職員連盟委員長
御質問ありがとうございます。
先ほど戸ヶ崎参考人がおっしゃっていたように、これは非常に複数の要因が混在しているのだろうというふうに考えております。
これはあくまでも私が現場で経験して、一つの要因だと思いますけれども、新卒で様々な社会経験を積まずに例えば学校に入って担任になった場合、非常に大きな課題となるのは、一つは、保護者との関係づくりなのかなというふうに思います。もう一つは、児童生徒との関係づくり、その中で、例えば授業がうまくいかないなんということも非常に大きな要因になっているのではないかというふうに考えております。
私が、約三十年前なんですけれ…
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56高高橋哲大阪大学大学院人間科学研究科准教授
御質問ありがとうございます。
新任教員が、一年たって、あるいは一年待たずに辞めていくという状況、本当に私は深刻だというふうに思っております。私自身、前職が教員養成学部で勤めていたこともあって、同様の新任教員の苦境というのをいろいろなところで聞いております。
その上で、同じようにアメリカでも教員不足があって、新任教員が得られないというときに、待遇を上げるだけではなくて、これをどう支えるかということが議論されてきました。必ず教員の指導教員というのをメンター教員としてつけるという形や、あるいは、すごくベテランの教員とともに一年間を過ごして教職を学ぶというレ…
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西岡義高(国民)
ありがとうございました。
時間になりましたので終わります。本日はありがとうございました。
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