その点には、午前中の議論でも十分にお話は聞きましたけれども、具体的な、いつどういう形で減らしていくのかという大まかな工程が、国の方がやはり示さないと、地域といってもなかなか難しいのではないかなと思っておりますし、また、その中で本当に三十時間に減るということが実現できるのかどうかというところは、私も大変心配には思っております。
そして、やはり、数字が大事なのではなくて、実際に勤務時間が減る、先生方の過重労働が少なくなったと感じていただくことが大事です。数字上の削減が目的化することがないように、勤務時間の記録を無断で管理職が改ざんしてしまうような事案も起きておるようでございますので、是非その点も踏まえて取り組んでいただきたいと思っております。
そこで、資料の一を見ていただきたいと思います。
これは文科省が出しているものですが、改めて見させていただいて、これだけの業務を先生方が取り組んでいくんだなということを感じているところではあります。前回から多少削減した部分もあるとはいえ、大幅な削減にはなかなかなっていないなというふうに思います。
そのうち、授業に関わる業務、これはなかなか削減しにくい分野ということで、黄色でマーキングをさせていただきました。これを足し込むと、六時間五十四分となっております。教職員の休憩を除く勤務時間が七時間四十五分になっておりますので、授業に係る業務だけで、業務時間内の残りはたったの五十一分しかないわけです。
そして、前回の調査に比べて授業時間数は増えているにもかかわらず、なぜか、授業準備時間、これが減っているんですね。これはちょっとおかしいのではないのかなと思っております。
それを踏まえて、これは現場の先生方からも要望が出ている、授業時間数の削減、これを具体的にやらなければと考えているんですが、御見解をお尋ねいたします。
142
中村裕之(自民)
休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。佐々木ナオミ君。
この発言のページ
143
佐々木ナオミ(立憲)
立憲民主党の佐々木ナオミでございます。
今、教育の現場は危機的な状況にあると認識をしています。いじめ、不登校、そして子供の自死は過去最高。また、うつ病などで休職した教員が過去最多の七千人超え。また、教師不足も深刻で、昨年十月の調査では教員不足が過去最多の四千七百十四人。この状態では、子供たちに質の高い教育を提供するどころか、教育そのものが崩壊してしまうのではないかという危機感を感じております。この深刻な状況を乗り越えていかれるのか否か、今回の法改正が問われているのではないでしょうか。
教職の魅力を高め、教師を取り巻く環境を整備することが必要だとの認識…
この発言のページ
144望望月禎文部科学省初等中等教育局長
お答え申し上げます。
今、佐々木先生から御紹介ございましたように、年末の大臣合意におきまして、処遇の改善とともにしっかり学校の働き方改革を進めていくということを両輪としてしっかり進めていくとあります。
時間外在校等時間を減らしていく手だてというのは、これは何も一点だけで行っていくというよりも、教職員の要は定数の問題、それから教師が教師でなければできない仕事に従事していただけることができるような支援スタッフや、あるいは地域の協力、それから首長との連携協力、これが必要でございます。
今後五年間で三十時間程度にしていきましょう、これはかなり地域でもそれぞ…
この発言のページ
- (上の発言)
145
佐々木ナオミ(立憲)
その点には、午前中の議論でも十分にお話は聞きましたけれども、具体的な、いつどういう形で減らしていくのかという大まかな工程が、国の方がやはり示さないと、地域といってもなかなか難しいのではないかなと思っておりますし、また、その中で本当に三十時間に減るということが実現できるのかどうかというところは、私も大変心配には思っております。
そして、やはり、数字が大事なのではなくて、実際に勤務時間が減る、先生方の過重労働が少なくなったと感じていただくことが大事です。数字上の削減が目的化することがないように、勤務時間の記録を無断で管理職が改ざんしてしまうような事案も起きておるようでございますので、是非その点も踏まえて取り組んでいただきたいと思っております。
そこで、資料の一を見ていただきたいと思います。
これは文科省が出しているものですが、改めて見させていただいて、これだけの業務を先生方が取り組んでいくんだなということを感じているところではあります。前回から多少削減した部分もあるとはいえ、大幅な削減にはなかなかなっていないなというふうに思います。
そのうち、授業に関わる業務、これはなかなか削減しにくい分野ということで、黄色でマーキングをさせていただきました。これを足し込むと、六時間五十四分となっております。教職員の休憩を除く勤務時間が七時間四十五分になっておりますので、授業に係る業務だけで、業務時間内の残りはたったの五十一分しかないわけです。
そして、前回の調査に比べて授業時間数は増えているにもかかわらず、なぜか、授業準備時間、これが減っているんですね。これはちょっとおかしいのではないのかなと思っております。
それを踏まえて、これは現場の先生方からも要望が出ている、授業時間数の削減、これを具体的にやらなければと考えているんですが、御見解をお尋ねいたします。
146
あべ俊子(自民)文部科学大臣
委員にお答えさせていただきます。
御指摘の授業時間の問題に関しましては、標準授業時間の時数を大幅に上回っている教育課程を編成している学校が実は二割弱ございまして、このため、指導体制に見合った計画とするよう私どもも強く要請をしてきましたが、依然都道府県間で大きな差がございまして、あらゆる機会を捉まえて、私ども、改善を促しております。
そういう中でも、年間を通じた授業時間の標準化を行いまして、いわゆる平準化を行っていきながら、週当たりの持ちこま数を減らすことで、まさにこの授業準備の時間をしっかり確保している例も実はあります。
こうした好事例の普及とまた…
この発言のページ
147
佐々木ナオミ(立憲)
今のその大臣の指摘なんですけれども、昨年十二月に、令和六年度公立小中学校における教育課程の編成、実施状況調査の結果、これを発表していると思います。その中で、おっしゃられるように、学校教育施行規則に定められた授業時間を大きく上回る教育課程を形成している学校数が二割弱ある、それは理解しております。それに対してもちろん通知を出していらっしゃる。
ただ、現場からは、やはり、そもそもの学習指導要領のカリキュラムが多過ぎて、余裕を持って授業時間数を確保しないと、例えばインフルエンザの休校など、不測の事態が起きたときに時間数が減ってしまう、そうするとカリキュラムが消…
この発言のページ
148望望月禎文部科学省初等中等教育局長
佐々木先生から、今配付していただいた資料について、授業準備の時間が授業に対して相当少ないんじゃないかという御指摘がございました。
これは、過去の文部科学省の答弁も御披露いただきましたけれども、教職員定数の算定に当たりましては、授業と授業以外の時間、つまり、授業準備だけではなくて、他の校務も含めて教職員定数を考えて、算定上は、授業と授業以外ということで、授業一、授業以外がその半分ぐらい、つまり、それは授業準備だけではないということは、一つちょっと申し上げておきたいと思います、その時間が。
その上で、授業準備に関しましては、これはなぜ減っているかというこ…
この発言のページ