お答え申し上げます。
ただいま西川先生からいろいろな御指摘をいただきまして、率直に申し上げてそのとおりだと思っております。
これまで、地方創生ということでは、四つの柱ということで、地方に仕事をつくる、人の流れをつくる、結婚、出産、子育ての希望をかなえる、魅力的な地域をつくる、この四本柱で進めてきたということであります。様々な好事例が実際に生まれておりますが、一方で、御指摘いただきましたとおり、東京圏の一極集中の流れを変えるまでには至っていないということでございます。
そういう意味では、まさにおっしゃっていただいた若い方の転入が東京圏に多い、これが続いている、あと女性の方が東京にやはり残られる方が多いということで、そういう意味では地方創生二・〇ということで今私どもは議論の途中でありますが、東京への人口流出の抑制ですとか東京一極集中の是正という観点から、若者、女性にも選ばれる地方をいかにつくるかということで議論を問題意識を持ちながらやっているということでございます。
現在、新しい地方経済・生活環境創生会議、有識者会議の中でも、実際にそうした原因として、男女間、地域間の賃金格差ですとか、それから性別役割分担意識による就労継続、管理職登用の妨げ、地方におけるアンコンシャスバイアス、無意識の思い込み、そうした御議論をいただいているということであります。
そういう中で、実際にどういう取組が有効かということでありますが、幾つか、私どもの交付金で御支援している事例としては、例えば若者が地方で働く場所づくり、それから、例えば地方で今不足しているエッセンシャルワーカーとか、そうした観点から副業、兼業、こういうものを進めるとか、あと女性という切り口では、例えば小さなお子さんがおられるお母さんが安心して働けるというところで、テレワークセンターの横に子育て支援施設を併設して、お子さんのすぐ近くで働ける生活環境、これは兵庫県加西市の例であります。それから、地方で働かれる女性のキャリア形成という部分で、秋田県では、高校生、大学生、社会人、それぞれの世代の方に対しての地方での仕事のキャリアプラン、意識向上のワークショップ、そうしたところが行われているということでございます。
そういう意味では、最終的には地域でそういう仕事、暮らし、環境、こうしたものを考えていくという部分で、産学官金労言の多様な関係者による、まさにその知恵を出し合うというところが大事だというふうに考えておりまして、我々内閣官房としてもそうした課題解決の取組を後押ししてまいりたいということでございます。
78西西川厚志(立憲)
立憲民主党の西川厚志でございます。選挙区は愛知五区、名古屋市の一部、そして清須市となります。初めての質問になりますが、どうかよろしくお願いをいたします。
早速、東京一極集中の是正についてまずは取り上げさせていただきたいと思います。
総務省が今年一月三十一日に発表いたしました二〇二四年の人口移動報告によりますと、四十七都道府県のうち、転入者数が転出者数を上回るいわゆる転入超過は、東京都が七万九千二百八十五人で全国最多でありました。これは、前年から一万一千人増え、新型コロナウイルス禍でいっときは緩和された東京一極集中が再び進行し、感染拡大前の水準にほぼ戻…
この発言のページ
79岩岩佐哲也総務省統計局長
お答えいたします。
住民基本台帳移動報告の二〇二四年結果によりますと、日本人移動者を見ますと、広島県全体で七千二百十八名の転出超過となっております。中国地方の四県との間では合計で八百五十八人の転入超過となっておりますが、東京圏との間では三千九百六十八人、それから大阪圏との間では二千九百十六人の転出超過という状況になってございます。
愛知県でございますが、全体で六百八名の転出超過となってございます。東海地方の愛知県を除きます三県との間では合計で五千六百六十五人の転入超過というふうになってございますが、東京圏との間では九千九百七十八名の転出超過ということ…
この発言のページ
80西西川厚志(立憲)
それぞれ、名古屋、愛知、また広島、そして仙台、宮城も、近隣県からは多くの皆さんが転入されているんですが、やはりそれ以上に東京圏へ出て行っているんだということがまずは分かりました。
それでは、ここで我が愛知県の取組を少し御紹介させていただきたいと思います。
そもそも、愛知県は、長らく工業製品出荷額の全国トップを誇る産業県でありまして、多くの優良企業が集積をしております。給与水準も全国最高レベルです。東京と比べて平均通勤時間も三十分以上短いというのも働きやすさのポイントですし、特に女性にとりましては、待機児童数は東京の約五分の一と、働きながら子育てできる…
この発言のページ
- (上の発言)
81岩岩間浩内閣官房新しい地方経済・生活環境創生本部事務局審議官
お答え申し上げます。
ただいま西川先生からいろいろな御指摘をいただきまして、率直に申し上げてそのとおりだと思っております。
これまで、地方創生ということでは、四つの柱ということで、地方に仕事をつくる、人の流れをつくる、結婚、出産、子育ての希望をかなえる、魅力的な地域をつくる、この四本柱で進めてきたということであります。様々な好事例が実際に生まれておりますが、一方で、御指摘いただきましたとおり、東京圏の一極集中の流れを変えるまでには至っていないということでございます。
そういう意味では、まさにおっしゃっていただいた若い方の転入が東京圏に多い、これが続いている、あと女性の方が東京にやはり残られる方が多いということで、そういう意味では地方創生二・〇ということで今私どもは議論の途中でありますが、東京への人口流出の抑制ですとか東京一極集中の是正という観点から、若者、女性にも選ばれる地方をいかにつくるかということで議論を問題意識を持ちながらやっているということでございます。
現在、新しい地方経済・生活環境創生会議、有識者会議の中でも、実際にそうした原因として、男女間、地域間の賃金格差ですとか、それから性別役割分担意識による就労継続、管理職登用の妨げ、地方におけるアンコンシャスバイアス、無意識の思い込み、そうした御議論をいただいているということであります。
そういう中で、実際にどういう取組が有効かということでありますが、幾つか、私どもの交付金で御支援している事例としては、例えば若者が地方で働く場所づくり、それから、例えば地方で今不足しているエッセンシャルワーカーとか、そうした観点から副業、兼業、こういうものを進めるとか、あと女性という切り口では、例えば小さなお子さんがおられるお母さんが安心して働けるというところで、テレワークセンターの横に子育て支援施設を併設して、お子さんのすぐ近くで働ける生活環境、これは兵庫県加西市の例であります。それから、地方で働かれる女性のキャリア形成という部分で、秋田県では、高校生、大学生、社会人、それぞれの世代の方に対しての地方での仕事のキャリアプラン、意識向上のワークショップ、そうしたところが行われているということでございます。
そういう意味では、最終的には地域でそういう仕事、暮らし、環境、こうしたものを考えていくという部分で、産学官金労言の多様な関係者による、まさにその知恵を出し合うというところが大事だというふうに考えておりまして、我々内閣官房としてもそうした課題解決の取組を後押ししてまいりたいということでございます。
82西西川厚志(立憲)
ありがとうございました。
ちょっと少し話はそれるんですけれども、昨年の七夕、東京都知事選挙が行われました。私も長らくこの業界におりながら、そのさなかで初めて知ったんですけれども、東京都知事選挙ではかつて現職の都知事が落選したことはないんだそうですね。昨年も結果そのとおりになってしまったわけなんですけれども、自分なりにその理由を考えてみたところ、やはり東京都の財政力、結論はこの一言に尽きるんだと思います。
ここで再度愛知県のことを持ち出すんですけれども、例えば愛知県の人口は七百四十六万人、対して東京都は千四百二十万人で、およそ一・九倍。一方で、今年度予…
この発言のページ
83岩岩間浩内閣官房新しい地方経済・生活環境創生本部事務局審議官
お答え申し上げます。
まず、委員お尋ねの財政力の点でありますが、政府という部分で申し上げると、行政サービスの地域間格差、これが過度に生じないように、地方公共団体間の税収の偏在状況、財政力の格差の調整状況等を踏まえつつ、税源の偏在性が小さく税収が安定的な地方税体系の構築が重要という認識でございます。
その上で、地方創生ということでありますので、改めて、私どもの都市と地方という関係ということで、少し根っこの部分でありますが申し上げさせていただきますと、まず、都市でありますが、一極集中の現状はありますが、実際には、食料ですとか水、エネルギー、そうしたものの…
この発言のページ
84西西川厚志(立憲)
ありがとうございました。
ここで、もう一度、去年の都知事選挙の話に戻りたいと思います。東京一極集中の是正を公約に掲げた極めて有力な候補者が出馬いたしました。当時、私も、東京都政のトップを目指す者がそれを掲げて果たして都民の納得は得られるんだろうか、むしろマイナスに働くのではないかと不思議に思っておりました。
ただ、選挙の結果はともかくとして、本気で一極集中の是正を成し遂げようとするのであれば、確かに、東京都政のトップの意識が変わることが実現すれば、これほど有効な手だてはないと思います。少なくとも地方創生二・〇よりはるかに手っ取り早い話になると思います…
この発言のページ