相談体制の整備とともに、やはりお金をつけないといけない状況だと思いますので、是非積極的に補正予算をやるべきだと。これをやるべきだということを発信をいただければと思います。
まだコロナが明けてからそんなにたっていません。そのとき、コロナ対策のゼロゼロ融資ということで、結構中小企業は債務が増えてしまっています。加えて、また重なって同じような業種が影響を受けるというような形で、債務が二重になってしまうようなところも出てきてしまうというふうに思います。
輸出に関連する中小企業は、昔は製造業がどんどん輸出するというような産業構造でしたけれども、もうそんなに輸出型の産業も強いわけではない、残念ながらそういう状況です。是非、的確な措置を取らないと、この産業の衰退を招いてしまうと日本全体にも影響を及ぼします。貿易黒字が常にあるという状況ではなくなってきていますので、これはしっかり対応しなければならない問題だと思います。
なお、前のゼロゼロ融資、コロナ融資に関しても、まだ返済が始まったばかりなわけですよね。これは、我々の党としても、ゼロゼロ融資も、自己責任で債務が増えたわけじゃない、コロナということで、政府が経済活動を止めてくださいということも言った中で債務が増えてしまったこともあるので、そういう政府が止めたことによって発生した債務については一部減免してもいいんじゃないか、自分の責任ではなくて政府が止めたわけですのでという法案もかつて我々は提出をしております。私が筆頭提出者だったんですが。
やはり、この二重の債務問題、これは早急に取り組んでいくべき問題として表に出てくると思いますので、是非注視をいただければと思います。
こういった状況の中で、中長期的なことについて大臣に伺えればと思います。
戦前も関税合戦がありました。経済がブロック化されて、それが大国間の対立を生み、そして国際情勢を不安定化させた。
それを反省を基に、戦後は、国際機関をつくって、自由貿易を基調とした世界を築いていこうということを世界各国が努力をしてきたわけでございます。冷戦後は、更にそれが加速しまして、フラット化した世界とも言われましたが、地球上の最適なところで人、物、金を使っていく。自由貿易が更に拡大していきました。この経済のグローバル化でかなり富が増えたわけでございます。
しかし、副作用もだんだん出てきたことも確かでございます。
まず、よく言われているのが、格差がこの三十年間で拡大した、富が偏在したということです。
それから、目の前でも目に見えてきているのは、例えば鎌倉とか京都、オーバーツーリズム。そこに住んでいる方々が、道も渋滞し過ぎで、住んでいる方々にとっては住みづらい町になってしまっている。これは、ベネチアやパリですとか、そういう観光地でも言われてきています。
それから、物づくり。これは、地球の裏側から部品を持ってきて、あるところで組み立てて、それをまたあるところに運んでというような形で、地球全体がサプライチェーンになっている。これはコロナのときに実感しましたが、世界中から部品を調達していることでサプライチェーンが複雑になって、一か所でも閉じてしまうとそれが全体に影響を及ぼしてしまう。私も、あのコロナのときに事務所の軽自動車が壊れて注文しましたが、半年以上たってやっと納車されるというような形になりました。これは自動車会社にとっては売上げが遅くなるわけですから、経済にはマイナスになっていったわけでございます。
食料品も世界でやり取りをしていますが、戦争ですとか天候不順で輸入の食料品の価格も上がってしまっています。
今回のアメリカの関税も、数年前に中国に対してぼんと関税をかけますと。我々の国の製造業は、じゃ、中国から近くのベトナムとかカンボジアに生産拠点を移そうといって移したら、今度はベトナムに四十何%、カンボジアにもというような話になってしまっています。
欧米では、安い労働力に仕事が取られてしまっているということで暴動も起きています。
これは、確かに、自由貿易、そしてその先のグローバリズムをバラ色だということで追いかけることで、物すごく地球全体の富は増えました。しかし、一方で副作用もかなり出てきてしまっている。
今の目の前の現状を見ると、今までこの八十年追求してきたグローバリズムに対応した経済構造、これは日本がやってきました。これは、この数年間を見てみると、そろそろ見直していかなきゃいけない状況にあるんじゃないかな、自由貿易を基調としながらも、グローバリズム、行き過ぎのところは是正しなきゃいけないんじゃないかな、ということは、産業政策も変わってくるというふうに思います。
大臣は、このグローバリズムの状況を踏まえて、経済産業省の政策をそろそろちょっと変えた方がいいかなというふうにお考えか、それよりも、更に自由貿易、グローバリズムを追求した方がいいというふうにお考えか、根本的な政策の理念について伺えればというふうに思います。
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宮崎政久(自民)
次に、落合貴之君。
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28
落合貴之(立憲)
立憲民主党の落合貴之でございます。
私は、十年以上連続してこの経産委員会に所属をしているんですけれども、最近ちょっとほかの委員会にかかり切りで、武藤大臣になってから初めて質問をいたします。
今日は一般質疑ということですので、経済産業政策の根本的なところについて、主に武藤大臣から御見解を伺えればというふうに思います。
まずは、アメリカのトランプ政権による関税の大幅引上げについてでございます。
先月、トランプ政権は、鉄鋼、アルミにまず二五%、四月三日に自動車に二五%、四月五日はほとんどの国を対象に一律一〇%、関税をかけますと。四月九日に、貿易状況に応…
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29
武藤容治(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
落合委員さん、久しぶりでございます。私も最近、ちょっと二年ぐらい国対でサボっておりましたので、久しぶりに経産に戻ってきたんです。
今の話は、先ほど小泉委員にもちょっと御質問にお答えさせていただきましたけれども、全国一千か所、相談窓口を大至急つくりました。先月のいわゆる鉄、アルミのときには、ジェトロをまず先に相談窓口としてすぐオープンをいたしました。
そういう形の中で、今、私どもからも、副大臣に頼んだり政務官に頼んで、SUBARUさんだったりマツダさんだったり、広島、群馬という形で、プッシュ型でお邪魔をしていますし、事務方にも、当然ですけれどもそれぞれ…
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- (上の発言)
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落合貴之(立憲)
相談体制の整備とともに、やはりお金をつけないといけない状況だと思いますので、是非積極的に補正予算をやるべきだと。これをやるべきだということを発信をいただければと思います。
まだコロナが明けてからそんなにたっていません。そのとき、コロナ対策のゼロゼロ融資ということで、結構中小企業は債務が増えてしまっています。加えて、また重なって同じような業種が影響を受けるというような形で、債務が二重になってしまうようなところも出てきてしまうというふうに思います。
輸出に関連する中小企業は、昔は製造業がどんどん輸出するというような産業構造でしたけれども、もうそんなに輸出型の産業も強いわけではない、残念ながらそういう状況です。是非、的確な措置を取らないと、この産業の衰退を招いてしまうと日本全体にも影響を及ぼします。貿易黒字が常にあるという状況ではなくなってきていますので、これはしっかり対応しなければならない問題だと思います。
なお、前のゼロゼロ融資、コロナ融資に関しても、まだ返済が始まったばかりなわけですよね。これは、我々の党としても、ゼロゼロ融資も、自己責任で債務が増えたわけじゃない、コロナということで、政府が経済活動を止めてくださいということも言った中で債務が増えてしまったこともあるので、そういう政府が止めたことによって発生した債務については一部減免してもいいんじゃないか、自分の責任ではなくて政府が止めたわけですのでという法案もかつて我々は提出をしております。私が筆頭提出者だったんですが。
やはり、この二重の債務問題、これは早急に取り組んでいくべき問題として表に出てくると思いますので、是非注視をいただければと思います。
こういった状況の中で、中長期的なことについて大臣に伺えればと思います。
戦前も関税合戦がありました。経済がブロック化されて、それが大国間の対立を生み、そして国際情勢を不安定化させた。
それを反省を基に、戦後は、国際機関をつくって、自由貿易を基調とした世界を築いていこうということを世界各国が努力をしてきたわけでございます。冷戦後は、更にそれが加速しまして、フラット化した世界とも言われましたが、地球上の最適なところで人、物、金を使っていく。自由貿易が更に拡大していきました。この経済のグローバル化でかなり富が増えたわけでございます。
しかし、副作用もだんだん出てきたことも確かでございます。
まず、よく言われているのが、格差がこの三十年間で拡大した、富が偏在したということです。
それから、目の前でも目に見えてきているのは、例えば鎌倉とか京都、オーバーツーリズム。そこに住んでいる方々が、道も渋滞し過ぎで、住んでいる方々にとっては住みづらい町になってしまっている。これは、ベネチアやパリですとか、そういう観光地でも言われてきています。
それから、物づくり。これは、地球の裏側から部品を持ってきて、あるところで組み立てて、それをまたあるところに運んでというような形で、地球全体がサプライチェーンになっている。これはコロナのときに実感しましたが、世界中から部品を調達していることでサプライチェーンが複雑になって、一か所でも閉じてしまうとそれが全体に影響を及ぼしてしまう。私も、あのコロナのときに事務所の軽自動車が壊れて注文しましたが、半年以上たってやっと納車されるというような形になりました。これは自動車会社にとっては売上げが遅くなるわけですから、経済にはマイナスになっていったわけでございます。
食料品も世界でやり取りをしていますが、戦争ですとか天候不順で輸入の食料品の価格も上がってしまっています。
今回のアメリカの関税も、数年前に中国に対してぼんと関税をかけますと。我々の国の製造業は、じゃ、中国から近くのベトナムとかカンボジアに生産拠点を移そうといって移したら、今度はベトナムに四十何%、カンボジアにもというような話になってしまっています。
欧米では、安い労働力に仕事が取られてしまっているということで暴動も起きています。
これは、確かに、自由貿易、そしてその先のグローバリズムをバラ色だということで追いかけることで、物すごく地球全体の富は増えました。しかし、一方で副作用もかなり出てきてしまっている。
今の目の前の現状を見ると、今までこの八十年追求してきたグローバリズムに対応した経済構造、これは日本がやってきました。これは、この数年間を見てみると、そろそろ見直していかなきゃいけない状況にあるんじゃないかな、自由貿易を基調としながらも、グローバリズム、行き過ぎのところは是正しなきゃいけないんじゃないかな、ということは、産業政策も変わってくるというふうに思います。
大臣は、このグローバリズムの状況を踏まえて、経済産業省の政策をそろそろちょっと変えた方がいいかなというふうにお考えか、それよりも、更に自由貿易、グローバリズムを追求した方がいいというふうにお考えか、根本的な政策の理念について伺えればというふうに思います。
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武藤容治(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
グローバルサプライチェーンについてのお尋ね、私の考え方をということだというふうに思います。
これは昨日も役所とずっと相談しながら作った答弁書もあるんですけれども、いずれにしても、先生おっしゃるとおり、この数十年で大分世の中はグローバル化へ進んだわけですね。
ところが、やはり世の中の変化というのは、これは落合先生には多分委員じゃなかったので言っていないですけれども、一九八〇年から九〇年代、うちの父が通産大臣をやったのは一九九〇年なんです。あのときに日米構造協議があって、半導体協定もあのときにありました。ということで、あのときの貿易赤字というのは、今の日…
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落合貴之(立憲)
こういった状況の中では、生産の国内回帰ということはある程度必要になってくるというふうに思います。
先ほどおっしゃられた一九九〇年あたりですと、調べてみると、世界の半導体の半分を日本が生産していたわけです。今は一割行くかどうかになってしまいました。これは、半導体を使わない製品というのはどんどんなくなってきているわけですので、やはり必要なものは国内である程度作っていくというようなことがこれから求められていくんじゃないかなというふうに思います。
例えば、戦後は、産業政策がかなり当たりました。これからは鉄が何を造るにも必要だということで、傾斜生産方式で集中的…
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武藤容治(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
ありがとうございます。
ここはもう今いろいろと、この委員会でもそうですし、私どもはエネルギー基本計画もやりましたし、皆さんにもいろいろと御意見を賜りました。特にGX、DX、これを推進しながら、経産省としては、特に集中的に政策資源を投入しながら、この不透明な時代をどう生き抜いていくかということになるんだと思います。
先生おっしゃるとおりです。米中対立の激化、また足下の米国の関税措置によって世界の不確実性が更に高まってきているわけですから、国内投資や賃上げを継続させる、この賃上げと投資が牽引する成長型経済、これをどうやって実現させていくんだろうと。今、正…
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