2026年6月24日・第221回国会 参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 154 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 183 発言)

ただいまの答弁を聞いても、本人の個人情報の保護よりも、むしろ政府や、あるいは事業者、その他第三者の利益を優先するということを整備する法になっているという意向があるようでありますが、前回の質疑を振り返っても、政府は、要配慮個人情報の取得、提供に本人の同意を不要とする場合を統計特例と呼んでいますが、個人情報のAI開発目的での取得、提供が意図的に隠されているように思えてなりません。

多くの国民が懸念しているのは、個人を識別しない統計作成ではなく、むしろ、AI開発目的で氏名、住所とひも付けられた要配慮個人情報が取得されたり第三者提供され、そして、それによってプロファイリングがなされ、最終的に国民一人一人が差別的な取扱いを受けるのではないかという点です。統計によって個人が識別されない数字に加工されるだけであれば、恐らくこれほど多くの国民からの反対の声は上がっていないと思います。

結局、氏名、住所や要配慮個人情報を集めた生の個人データをAI開発業者に提供して、それをディープラーニング等のデータとしてAI開発を促進しようというのが今回の法案の狙いではないでしょうか。だからこそ、氏名や住所を切り分けたり、匿名化、仮名化したりすればAI開発の学習データとしては精度が低くなる、データの質が低くなるので、氏名、住所付要配慮個人情報も含めた生の個人データでなければならないと考えたのではありませんか。大臣、このような理解で間違いありませんね。

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