お答えいたします。
汚染水を浄化する、浄化処理をする過程で、御指摘をいただいたスラリー並びに使用済吸着材などの水処理二次廃棄物が生じます。これらの廃棄物はHICと呼ばれるポリエチレン製の保管容器等に収納されておりまして、屋外の一時保管施設等で現在保管されているところでございます。
これらの廃棄物は、汚染水処理を継続する限り一定程度発生するものでございます。本年四月時点での保管状況につきましては、保管容量四千七百六十八基に対しまして、HICの貯蔵量が四千五百八十基でございまして、約九六%に達していると承知しております。
現在、東京電力においては、将来的に保管容量が逼迫するおそれもございますので、保管エリアの増設とともに、保管容量を最大五千三百四十四基まで拡大する予定と承知しております。これにより、現行の想定発生量に対しまして、二〇三二年頃までは使用済みのHICを保管できる見込みであると承知しているところでございます。
また、保管エリアの確保に加えまして、スラリーについては、脱水処理等の減容、安定化を図った上で、固体廃棄物貯蔵庫等の収納能力を踏まえた長期的な安定保管を可能とする取組を進める計画であると承知しているところでございます。
いずれにいたしましても、原子力規制委員会としては、これらの水処理二次廃棄物が長期的に安定保管されることが東京電力福島第一原子力発電所全体のリスク低減の観点から重要であると考えております。引き続き、東京電力の取組について、実施計画の審査あるいは検査を通じて確認、監視をしてまいる所存でございます。
28
鬼木誠(立憲)
ありがとうございました。少しずつではあるが、確実に進捗しているんだというふうに受け止めたいというふうに思います。
その上で、僕は、やっぱり問題なのは、いつも言うんですけれども、中長期ロードマップの二〇五一年廃炉完了ということだと思うんですね。どうしてもこの二〇五一年廃炉完了という言葉が信頼性が高い言葉なのかどうかというところに疑問符が付くというのが、この間の、まあ全体的な作業の遅れがそういう受け止めにつながっているというふうには言えると思うんです。
これ昨年の予算委員会でも少し紹介をしましたけれども、今ありました損害賠償・廃炉等支援機構の更田廃炉総括…
この発言のページ
29山山中伸介原子力規制委員会委員長
お答えいたします。
最終的な廃炉の姿あるいは取組については、政府において決定をいたしましたロードマップに基づいて進められているものと認識しております。
原子力規制委員会としては、廃炉の監視、指導を行っているところでございますけれども、規制委員会として見通せる目標として十年後の目標を設定をいたしまして、そこからバックキャストをしてリスク低減マップを提示をさせていただいているところでございます。この低減マップに従って、東京電力といろんな議論を進めているところでございます。
一方、会見での私の発言、一技術者としての私見でございますけれども、最終的な廃炉の…
この発言のページ
30
鬼木誠(立憲)
ありがとうございました。
会見全文読むと、今委員長お答えになった、一技術者としてはやはり更地にして福島の皆さんにお戻しするというのが理想的な形だということを、二度、あるいは三度ぐらい繰り返されてありますよね。まさにそういうことだろうというふうに思うんですけれども、ただ、それに続けて、いろいろな御意見もあるようなので、対話をしながら決めていくことが必要というふうに、今御答弁にもありました、対話の中から最終の形というものを見出していくというような考え方も示されているところでございます。
私自身も、委員長と同じように、更地にして福島の皆さんにお戻しをすると…
この発言のページ
- (上の発言)
31山山中伸介原子力規制委員会委員長
お答えいたします。
汚染水を浄化する、浄化処理をする過程で、御指摘をいただいたスラリー並びに使用済吸着材などの水処理二次廃棄物が生じます。これらの廃棄物はHICと呼ばれるポリエチレン製の保管容器等に収納されておりまして、屋外の一時保管施設等で現在保管されているところでございます。
これらの廃棄物は、汚染水処理を継続する限り一定程度発生するものでございます。本年四月時点での保管状況につきましては、保管容量四千七百六十八基に対しまして、HICの貯蔵量が四千五百八十基でございまして、約九六%に達していると承知しております。
現在、東京電力においては、将来的に保管容量が逼迫するおそれもございますので、保管エリアの増設とともに、保管容量を最大五千三百四十四基まで拡大する予定と承知しております。これにより、現行の想定発生量に対しまして、二〇三二年頃までは使用済みのHICを保管できる見込みであると承知しているところでございます。
また、保管エリアの確保に加えまして、スラリーについては、脱水処理等の減容、安定化を図った上で、固体廃棄物貯蔵庫等の収納能力を踏まえた長期的な安定保管を可能とする取組を進める計画であると承知しているところでございます。
いずれにいたしましても、原子力規制委員会としては、これらの水処理二次廃棄物が長期的に安定保管されることが東京電力福島第一原子力発電所全体のリスク低減の観点から重要であると考えております。引き続き、東京電力の取組について、実施計画の審査あるいは検査を通じて確認、監視をしてまいる所存でございます。
32
鬼木誠(立憲)
もう時間がなくなりましたので、最後、要請にとどめたいと思いますけれども、スラリーについても、それから吸着材についても、それからデブリについてもそうですよね、瓦れきもそうです、最終処分が決まらないと、もうあそこにそこを置き続けるしかないと。これはスペースの問題からいって限界が必ずやってくると、そのように思っています。その問題意識は恐らく共通だろうというふうに思いますので、最終処分の在り方も含めまして、しっかりと規制委員会としても点検していただきながら東電の指導をいただきますことをお願い申し上げまして、質問を終わらさせていただきたいと思います。
ありがとう…
この発言のページ
33郡郡山りょう(立憲)
立憲民主・無所属の郡山りょうでございます。本日はよろしくお願い申し上げたいと思います。
今回、また違ったアプローチでの質問になるかなと思っております。要は、原子力と都市鉱山に関わる質問になります。廃炉金属の資源活用政策に関して、原子力規制庁、資源エネルギー庁、経産省、そして環境省の皆様にお伺いしたいと思っております。
まず最初が、クリアランス制度の現状と課題についてお伺いしたいと思います。
クリアランス制度なんですが、私も議員になって初めて知った制度なんですが、原子力発電所の運転、廃炉の過程で発生する廃材のうち、放射能濃度が極めて低く、人の健康への…
この発言のページ
34佐佐々木雅人経済産業省大臣官房エネルギー・地域政策統括調整官
お答え申し上げます。
原子力発電所の廃炉等に伴って生じます廃棄物のうち、放射線が極めて少なく、人体への影響が無視できるようなレベルのものにつきましては、原子炉等規制法に基づくクリアランス制度により再利用を行うことが可能となってございます。一方で、クリアランス制度を活用していくに当たっては、やはりその同制度について国民の理解を得ていくことがまずは重要だというふうに考えてございます。
このため、まずは国の実証事業や電力業界内での利用等を通じて再利用実績を積み上げつつ、制度の社会的定着に取り組んできているところでございます。具体的には、これまでクリアランス…
この発言のページ