有馬純独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構特命参与

2026年3月11日・第221回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 16 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 166 発言)

ありがとうございます。

私の個人的な見解ということで申し上げておきたいと思いますけど、まず短期的には、今、高橋参考人からお話がありましたように、国家備蓄ということが考えられると思います。現に、IEAを中心にG7で国家備蓄の放出に向けての議論が進んでいるということであって、まさにこういった供給途絶に対応するための国家備蓄ですから、それがまず短期的な対応だと思います。

それから、中期的にも、これまた重なってしまうんですが、代替供給源の開発と、そのための日本の精製設備の言ってみれば見直しというか、追加投資が必要になってくると思います。その際に、私が申し上げた脱炭素との関係で、化石燃料施設に対する投資はけしからぬというような議論が必ずや出てくると思うんですけれども、やはりエネルギー安全保障ということを考えたときに、それはやはり必要な投資であるという判断が必要だと思います。

同様に、天然ガスについても、日本のLNGの場合には原油価格と連動しておりますので、原油価格が上がるとLNGの調達価格も上がる可能性があると。そうなった場合に電力価格が非常に上がってしまいますので、そうなると、やはり脱炭素を理由に石炭火力はどんどん減らしていくという方針が前はあったわけなんですが、こういう状態の下では石炭の位置付けというものもやはり見直していかなければいけないんじゃないかと。当然、電力の世界では、原発の再稼働を急ぐということも当然の前提としてあるんだろうということだと思います。それによって、ガスの価格高騰が電力に与える影響というものを最小化することが可能になると思います。

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