加藤泰浩東京大学大学院工学系研究科研究科長・工学部長/同研究科システム創成学専攻教授

2026年3月11日・第221回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 18 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 166 発言)

御質問いただき、ありがとうございます。

まずは、水産保護、環境についてなんですが、先ほど言いました陸上のレアアースの資源というのはもう圧倒的に環境負荷が高い。一つは、ウラン、トリウムを伴うというもう決定的な、致命的な欠点があるんですね。それが、海のレアアース泥の場合は全くない、非常にクリーンな資源だというところはもうまさにセールスポイント、売りです。この資源はある意味では私たちは夢の泥と考えているわけですけど、その一番の理由はウラン、トリウムを含まない非常にクリーンな資源。よく女性が海の泥を顔に塗ったり体に塗ったり、どういう効果があるのかよく分かりませんが、されるわけですけど、そういったときに問題が起こるようなこと全くないんですね。非常にクリーンな資源というふうにまず言えるというところがいいところと思います。

それで、海の資源について、よく、何となく、海底の資源を開発すると環境が汚染されるって、皆さん非常にそういうふうな思い込みをされがちなところがあるんですが、それは海底の資源の石油ですよね。深海の石油開発をしたときにそれが漏れてしまって、油にまみれた海の鳥とか、魚が油まみれになって波打ち際を苦しんでいるような映像が流れる、あのイメージが、そういうイメージがどうしても付いてしまっている。

今言いましたレアアースの泥については、まず環境については非常に影響が少なくすることができると。それから、マンガンノジュールについても、これも、転がっているノジュールを拾ってくるだけという点で、ある意味では環境に対しても一定の効果、環境に影響を与えないで開発することができるだろうというふうにまず思っています。

最後の水産資源のところですが、南鳥島の海域でやる場合に、あそこ千八百キロ離れていますから、あそこまで水産関係者が行っているということはほとんどないので、そういう意味でのネガティブな効果というのはまず考えられないというふうに思っております。

以上です。

前後のやりとり

14の発言を見る

22の発言を見る