金光敏大阪常磐会大学兼任講師/社会教育士

2026年5月21日・第221回国会 参議院 法務委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 59 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 96 発言)

ありがとうございます。

そもそも、男女間の就労の選択の幅の違いに着目をすべきだと考えます。現在、非正規就労に就いている比率を見ますと、全体でいいましたら三八%ですね、就労者における非正規率、非正規雇用率ですね。しかし、これ男女の区分で見ますと、大体、男性の非正規率が二二、三%で、女性の非正規率って五四%超えているんですね。

ですので、この状態の中で婚姻関係が破綻をして、離婚をした場合、当然にして女性の貧困が加速されやすいという現実があります。一人親家庭の統計を見ましても、父子家庭と母子家庭ではかなり賃金の格差であったりとか処遇格差が起こっているんです。

ですので、外国人の母子家庭の貧困の問題というようなファクターでのぞき込むというふうなことだけではなくて、そもそも日本の社会における女性の地位の低さといいますか、処遇の悪さ、ここに本質的な問題があるんじゃないかというふうに考えます。

さらに、もう一つ加えて言うならば、やっぱり労働法制がこの間ずっと緩和され続けてきたことで、やっぱり、働くという福利厚生が働かない、十分に機能しない現実が今のような貧困や格差の問題を生み続けているというふうに思います。

その中にぴたっとはまっているのが外国人であるというふうに言えます。私は、外国人の家庭がセーフティーネットからこぼれ落ちやすいという判断をしています。これは私の言葉ではなくて、自治体の職員の皆さんと話をしていても、まさにその話をたくさんされます。

ですので、本質的に女性差別の問題をどう考えるのか、それから、労働は最大の福祉であるということを念頭に置いた労働法制の在り方というのはやっぱり重要ではないかなと思います。

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