井上樹彦日本放送協会会長

2026年7月14日・第221回国会 参議院 総務委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 16 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 146 発言)

全国のNHKの地域放送局は、地域の人の目線で、暮らしに役立つ情報や安全、安心に関する情報などをお伝えする重要な役割を担っております。現在の経営計画では、厳しい財政状況の中でも、取材、制作の基盤的資源への投資を行い、災害対応、地域取材を基軸に、それぞれの地域に合った形態でサービスを展開していくという方針を明記しております。

それぞれの地域で、それぞれの地域の視点で制作したニュースや番組などは、全国ネットワークを生かしまして、全国放送でも積極的に放送しております。加えて、NHKONEでも地域放送の見逃し配信を実施しております。引き続き、地域向け放送・サービスの充実に取り組んでいく考えであります。

それから、幅広い視点、あるいはできるだけ多くの角度から論点を明らかにするといった点をどう検証していくかというお尋ねでございますけれども、NHKでは複数の検証の仕組みを取り入れております。

まず、制作部門とは独立した組織として、考査部門を設けて制作現場へのフィードバックを行っております。そして、中央番組審議会など各地域の放送番組審議会では視聴者や有識者の視点から番組について御意見をいただいて、その内容はホームページで公開し、番組制作にも反映しております。

さらに、経営計画で掲げておりますコンテンツ戦略六つの柱の実現度を測る調査として、多角的な論点、多様性、多元性の実現などについて半期ごとに世論調査を行いまして、その実現度を把握、公表するとともに、番組の改善につなげております。

御指摘にありました米価に関する報道についても、放送番組審議会や視聴者の皆様から様々な御指摘をいただいております。多岐にわたる課題が積み重なった問題でもありまして、一つの番組だけではなく、様々な機会を捉えて多角的に伝えるよう取り組んでまいりました。今後も、いただいた御指摘を受け止めて、幅広い視点から伝えてまいりたいというふうに考えております。

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