出川桃子 (自由民主党)

2026年7月14日・第221回国会 参議院 総務委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 13 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 146 発言)

おはようございます。自由民主党・無所属の会、出川桃子でございます。

本日は質疑の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。

令和六年度決算は、井上新会長が就任されて初めての決算でもあります。決算を通じて、新体制が目指す公共放送の姿、今後の方向性について伺ってまいりたいと存じます。

折しも、現在、サッカーのワールドカップが開催されておりまして、寝不足の方も多いのかもしれませんが、こうした国民的なイベントを誰もが広く楽しめる形で届けることも公共放送の大切な役割の一つであると思います。小宮山アナウンサーの実況中継、これも大変好評を得たところでございます。

その一方で、先日はNHK職員が逮捕されるという大変残念な報道もございました。

公共放送にとって最も大切な財産、それは国民からの信頼であると思います。テレビが情報の中心だった時代から、スマートフォンやSNSへ、さらには、生成AIの登場によって、何を信頼すべきか見極めることが大変難しい時代へとなっております。こうして情報があふれる時代に公共放送は必要なのか、こうした問いにNHKは真正面から答えていかなければなりません。私は、むしろ、情報がこうしてあふれる時代だからこそ、今ほど国民から信頼される公共放送が必要とされる時代はない、そのように考えております。だからこそ、NHKには、社会の変化に向き合い、絶えず進化し続ける公共放送であってほしい、そう願っているところであります。

本日は、そのような問題意識の下、何点か伺いたいと思います。

この度、十八年ぶりとなる内部昇格によって、井上会長が会長に就任をされました。井上会長は、小学生の頃からジャーナリストを志し、長年……(発言する者あり)はい、そのように伺っております、長年、報道の第一線で取材や番組制作に携わってこられました。この時代が大きく変わる変わり目で、報道現場を知る会長が就任されたということは大きな意味があるように感じております。

井上会長は、就任以来、情報空間の参照点、この言葉を繰り返し使われております。私は、この言葉こそ、これからのNHKが求められる役割を最も端的に表しているのではないかと感じております。

そして、昨年十二月の会見では、今後重点的に取り組むべきこととして、一つ、コンテンツの強化、一つ、ネット展開、一つ、経営基盤の確立、一つ、働き方改革、この四つの柱を掲げられたところであります。

そこで、伺います。

就任から、はや六か月が経過をいたしました。まだ成果を評価するには早い時期かもしれませんが、しかし、この半年間で見えてきた課題、あるいは手応えなどもあるのではないかと思います。

テレビが情報の中心ではなくなった時代に、それでも、国民から公共放送として必要とされ、信頼される存在であり続けるためには、会長は何を最も大切にされているのでしょうか。そして、情報空間の参照点という理念を今後どのように報道やコンテンツの中で現場で体現していこうとお考えでしょうか。井上会長の率直なお考えをお聞かせいただければと思います。

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