安野貴博 (チームみらい)

2026年6月9日・第221回国会 参議院 総務委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 138 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 168 発言)

チームみらいの安野貴博でございます。

先ほど、神谷委員と林大臣の間で大変重要なAIに関するリスクの話もございましたが、本日、私は、リスクのサイドではなくて、AI活用について何点かお伺いしていきたいと思います。

まず第一に、AI時代に合わせた自治体の行政情報の在り方についてお伺いしたいと思います。

今、住民や法人が情報を得る手段というのは、検索だけではなくて、生成AIに急速に移りつつあります。あるマーケティング企業の調査では、AI検索からの訪問者と人間の検索の訪問者比較したときに、AI検索の訪問者が二〇二八年初頭くらいには人間の従来検索を上回るんじゃないかと、そういったレポートも出てきているそうでございます。これはもう、インターネット上にある情報が、人間だけではなくて、AIによって収集され、整理され、活用されるという時代に入っていることを示しております。

こうした中で、住民や法人が自治体の公式ページを直接読むのではなくて、自分の手元で使っているAIに尋ねて、その回答を見て判断する場面も今後増えてくると想像されます。

一方で、公式な情報がAIにとってまだ読みにくい状態であるために、結果として住民に誤った情報が提示されてしまうことがございます。例えば、人間にとっては読みやすいが機械にとっては読みにくいような、いわゆる神エクセル、神にエクセルと書いて神エクセルというようなものがございますけれども、こういった機械には読みづらいような形式だとAIによる誤った参照を助長しかねないというふうに考えております。

実際に手元でも、ある地域のごみ収集カレンダーの質問をAIに投げてみたんですけれども、その地域では、まだそういった神エクセルであるとかかなり複雑なPDFでごみの収集日を提示をしておりまして、それを見たAIが違う曜日の回収日を答えてしまったというようなことも実際に確認できております。

総務省は、令和二年に、機械が正確に読み取れる統計データの作成ルールを各府省に向けて具体的に示してこられました。これ、非常に大変良い取組だと思っておりまして、これからは、住民がAIを通じて自治体の行政、政策情報に正しくたどり着ける、そういった環境づくりがますます重要になってくると考えております。

公式情報がAIに正確に参照されるように、総務省が自治体に向けてガイドラインを整備すべきと考えますが、現在の検討状況と今後の方針について、大臣の御所見をお伺いいたします。

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