出口和宏総務省自治財政局長

2026年3月24日・第221回国会 参議院 総務委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 247 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 267 発言)

お答えいたします。

まず、人口一人当たりの一般財源の全国との比較についてでございます。

東京都の御主張は承知しておりますが、一方で、地方財政審議会の下に設置をされました有識者による検討会の報告書では、人口一人当たりの一般財源は人口密度が高いほど小さくなる傾向があり、東京都が全国平均と同水準であるということは、東京都はその傾向から外れて高い水準にあり、都市部の他県に比べて自由に使える財源が多く、その分、充実した行政サービスが行えるといった指摘がなされているところでございます。

また、この報告書では、各自治体が行う独自施策に充てられる財源を都道府県の人口一人当たりの額で見ますと、東京都は二十八・一万円、他の道府県の平均七・八万円と比べますと約三・六倍となっているといった分析がなされているところでございます。

次に、基準財政需要額の算入についてでございます。

普通交付税の基準財政需要額におきましては、都市的な財政需要についても算定に反映しておりまして、東京都につきましてもそのような事情を踏まえた算定を行っております。

具体的に申し上げますと、首都警察の特殊性の反映ですとか、消防費において都市部であるほど出動回数が増加する傾向にあることを反映する、また、都市部において地価が高いことですとか、地域手当の支給割合が高いといったことを反映する、こういうことなど、東京都の都市的な財政需要につきましても適切に算定に反映しているところでございます。

また、基準財政需要額は、自治体の実際の予算や決算とは異なるものでございます。基準財政収入額には算入していない超過課税や法定外税、留保財源で対応する歳出は基準財政需要額には含めておりませんので、自治体の実際の支出額とは当然に一定の乖離があると認識をしております。このように、基準財政需要額は、自治体の実際の支出額との間では単純にその多寡を比較することになじまない点に留意することが必要であるのではないかと総務省としては考えているところでございます。

以上でございます。

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