辻琢也一橋大学大学院法学研究科教授

2026年3月9日・第221回国会 参議院 行政監視委員会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 76 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 145 発言)

EBPM自体は、方向としてはやっぱり否定する人は誰もいないので、これどんどん使っていこうということになっていると思います。

私が領域別で見ると、やっぱり一番進んでいるのが医療、健康の領域、これは比較的、第一線の研究とそれに基づく実践が非常に近い形になっていると。だから、ただ、健康寿命を延ばすとか延ばさないかということをもうどこまで学術的に極めるかということと各団体で実践しているところにちょっと差があったりします。

それから、医学上は効果が認められないけど、いわゆる指針外のいろんな検診ですね、これ結構自治体の中でもやられていたりします。これをどうしたらいいのかというような問題なんかもあるということを考えますと、やっぱり単純に進めていくというよりも、その実態に合わせてしっかりやっていくということが必要ではないかと思っております。

その中で、今日の話でいいますと、やっぱり、先ほども言及しましたが、公共事業の中では道路評価が一番EBPMが進んでいるという中で、でも、道路評価の中でもいろいろ課題もあります。したがって、一番の課題はやっぱり手間が掛かることとお金が掛かること、これ評価するのにですね。その割には中核部分に関われるところの範囲が必ずしも深くなかったりしますので、その辺をどう簡易にやりながら住民の皆さんにその認識を一般化してもらえるかどうかというのが一番のポイントになるのではないかというふうに思っています。

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