黒田秀郎厚生労働省老健局長

2026年7月16日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 35 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 151 発言)

お答え申し上げます。

介護報酬の加算の仕組みの意義でございますが、事業者に一律に求める段階には至らない、これは、一律に求める場合は、それを満たさない場合にはペナルティーが入ってまいりますので、その一律に求める段階には至っておりませんが、利用者に対する事業者のきめ細かな取組を促していく、奨励をしていくと、そういう趣旨で設けられているものでございます。

他方で、累次の改定に伴って加算の数が増えております。この一つ一つの加算の請求には事務作業も発生をしますので、報酬体系の複雑化、それから現場における事務負担の増加等々が強く指摘されているところでございまして、こうした見直しを行うべしという話は様々な方々からも頂戴しております。

厚生労働省といたしましては、事務負担の軽減に向けて、例えば令和六年度の改定の際にも一部の加算を基本報酬に取り込んだりというような見直しをしておりますけれども、事務負担軽減の観点から更なる取組を検討してまいります。

令和九年度の介護報酬改定に向けまして、本年四月より介護給付費分科会の議論開始しております。その中で、分科会の委員の方々からも、請求に時間を取られるのではなくて現場がケアに専念できるように加算の整理を行ってほしいというお話、それから、算定して当然になっている加算については基本報酬に組み込むべきというお話、それから、算定率低い加算についてはその原因を丁寧に分析して要件の見直し等を行うべきといった御指摘をいただいておりまして、そうした御指摘は委員が今ほど御紹介くださったお話と重なるものと考えております。

こうした声もしっかり受け止めさせていただいた上で、令和九年度の介護報酬改定において、報酬体系の簡素化に向けて、関係者の御意見を丁寧に伺いながら検討を進めてまいります。

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