岸本武史厚生労働省労働基準局長

2026年7月9日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 174 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 228 発言)

お答えいたします。

暫定任意適用事業の廃止につきましては、適用対象となる農林水産業の小規模な個人経営の方々の御理解を得ながら丁寧に進めることが重要であると思っております。

例えば、農業について申しますと、御指摘のように、家族経営の中で人手の貸し借り、お互いにその集落なら集落の単位の中で農作業を手伝い合う、そこに金銭の支払だとかは伴わないといった形での農作業の相互扶助、こういったものがあることも承知をしております。ほかの産業における雇用労働とは違った形の労務提供でありまして、こういったものが、通常こういった場合には雇用労働に当たらないことが一般だと思いますけれども、いずれにしましても、労働者に該当するか否か、これが農業の実態に照らしてどういうふうに判断できるのか、働く場所や時間が指定、管理されているかなどの要件がございますけれども、そういった要件を総合的に勘案して、労働者に該当するかどうかについてやはり分かりやすく周知をしていくことは重要であるというふうに考えております。

こういったことから、まずは、その小規模な農林水産事業の皆様向けに分かりやすい例えばチェックシートを作成するとか、そういったことを検討してまいりたいと思います。

また、厚生労働省のみならず、農林水産省とも連携をいたしまして、都道府県レベルで地方自治体、関係団体などとともに労災保険適用に向けた推進体制を構築をし、小規模経営体への説明会、相談会を開催しますですとか、労働保険事務組合や社会保険労務士さんのお力も借りて小規模経営体からの相談体制、相談対応を行う体制を構築するといった取組も考えておりまして、よく連携をしながら進めてまいりたいと考えております。

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