櫻井祥子 (参政党)

2026年6月15日・第221回国会 参議院 決算委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 279 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 344 発言)

ありがとうございます。

こうした一応、土砂災害について県から報告を受けているということなのですが、実際、特にこちらの場合は、現状数が多い太陽光パネルの設置工事事例の中で見られるんですけれど、その林地開発許可申請を都道府県にするんですけれど、その内容がかなりずさんなものがある場合があって、雨が降ったときに雨水がどれだけ流れていくかという見積りが非常に甘くなっている申請でも県が許可をしてしまって、実際に被害が出ているという事例が複数あります。まあ被害が出たといっても、さすがに本当に民家が埋まってしまうとかそういったことにはなっていないと思いますが、実際に山林の斜面等の道路に、もう雨のときに道路を覆うように泥水があふれてしまうみたいな事例は確認しております。

そしてまた、こういった事例では、工事しているのはこの二、三年のことなのですが、FIT・FIP認定を受けたのは初期に取った、認定を取ったもので、固定買取り価格が四十円とか三十二円とかそういった金額でしたので、この再エネ賦課金はまた国民生活にとって負担となっていくわけでもあります。

そしてまた、資料三を御覧いただきたいと思います。こちらは山梨大学の名誉教授の鈴木猛康先生が作成された模式図となっております。山の尾根というものがいかに日本の国土にとって大切であるかということを表したものです。

風力発電の工事では、山の尾根をもう数十メートルの幅で森林を削って道路を造ります。そこに、更に風車の基礎を造るためにコンクリートで固めていきます。そうすると、雨が降ったときに、一番山の上で、一番上で雨水を受ける尾根の部分の地面がコンクリートで覆われてしまって、水が吸収されにくくなることになります。そしてまた、地面が覆われるだけじゃなくて、木を切ったこともあって、木が本来植わっていた場合は木が吸収して葉っぱなどから蒸散して逃げていく水分もありますし、そしてまた、木があることで落ち葉があって、微生物が土壌に多様にいることによって、地面に水が浸透していくのも少しずつ段階的に奥の方まで吸収していく仕組みができているんですが、その木を切ってしまうとそうした地面の吸水力は格段に下がるということが分かっております。すると、その資料三の図のように、雨が降るたびに受け止め切れない水が斜面を流れていって、それとともに土砂も流れ、それがまた川にも泥水が入ってしまい、そしてひいては海にも影響を与えていく可能性があります。

昨年、メガソーラーによる森林伐採や自然破壊が注目されたことが一因となりまして、十キロワット以上の事業用太陽光の地上設置については、二〇二七年度以降、FIT・FIP制度の新規認定は対象外とされることとなりましたが、風力はこのまま開発を続けていいのでしょうか。

赤澤大臣にお尋ねしますが、こうした山の尾根を開発して森林を伐採するような風力発電も同様にFIT、FIPの認定対象外とするべきではないでしょうか。

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