ありがとうございます。
確かに、国内企業にも生産力の波及が及ぶというのはある意味いいことではあるのですが、一方で、やっぱりまだコストが高いという部分では不安の面もあります。
ちょっとこの発電コストについて掘り下げてまいります。
ここで二〇四〇年の太陽光事業用のコストですね、先ほどの資料三です。この太陽光事業用はキロワットアワー当たり八・四円と書いてあることを覚えておいていただいた上で、続いて資料四を御覧ください。
最初の行にこの資料についての説明があるのですが、太陽光や風力といった安定した供給が難しい電源の比率が増えていくと、電力システム全体を安定させるために電力システム全体で生じるコストも増加すると書かれていまして、仮に太陽光、風力合わせて全体の四割、五割、六割となるとコストがどうなるかというのがこの示されている棒グラフになります。
太陽光のところを見ていただくと、グレーのラインが入っていて、八・四円と書いてあります。これが先ほどの資料三で示されていた、発電所単体を造ることだけを考えて機械的に計算したコストで、実際には棒グラフがその上まで伸びているとおり、変動電源の割合が四割を超えると十五・二円、五割を超えると約二十三円と、統合コストがどんどん割高になっていきます。
続きまして、また資料五を御覧ください。
二つグラフ載っているのですが、見ていただきたいのは右側のグラフです。太陽光の棒グラフと太陽光に蓄電池を併設した場合の棒グラフがありますが、先ほどと同じ、発電所単体でつくるコストがグレーの横線部分で示されておりまして、太陽光だけだと先ほどと同じ八・四円、しかし、蓄電池を併設すると二十・二円と、基礎的なコストもかなり変わってきます。日が出ない時間や風の吹かない時間のために蓄電池を併設するとかなり割高になっていくということが分かります。
ここで、忙しく済みませんが、もう一度資料三に戻っていただきたいのですが、各方式のコストを見比べていただきたいんですね。太陽光については、蓄電池併設等の付随的なコストは書かれていません。一方で、右の方の火力発電系については、LNGも石炭も、どれもCO2対策費かCCS費用というものが加算されたコストになっています。私は、この記載の仕方に非常に疑問を覚えます。
ここでお尋ねしますが、各発電方式単体のコストを比較して、付随する項目については別記載にするというのであれば、蓄電池を別記載にしたように、CO2対策費やCCS費用も同様に別に記載するべきではありませんか。若しくは、CCSなどの費用を入れ込むのであれば、太陽光や風力も蓄電池込みのコストを併記しないと現実的で公平な比較ではないように思うのですが、いかがでしょうか。
131小小林大和資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長
お答えいたします。
まず、御指摘のとおり、経済産業省は、デンマークのベスタス社と協力覚書を三月九日に締結をしてございます。その覚書については、国内の洋上風力市場の拡大等を前提に、ベスタス社が、一定の前提条件の下で、二〇二九年度までに風車の発電機能の中核を担うナセルと言われている部分につきまして国内に最終組立て拠点を設立することに向けて同社と経産省で協力を進めていくという内容でございます。
これは、風車等の一部を外資に頼らなければならない現状において、できるだけ国内調達比率を高めようという考え方の下、国内生産拡大及び日本企業のサプライチェーン参画促進を…
この発言のページ
132櫻櫻井祥子(参政)
ベスタス社側には受注の確保ということがホームページに載っておりましたので、この認識が食い違うようであれば、しっかりと訂正を促すべきかと思います。
この風力発電についてもう少し見ていきたいのですが、洋上風力発電の目標としては、二〇四〇年までに三十から四十五ギガワットを実現するとされています。日本風力発電協会によると、日本で稼働している洋上風力は二〇二四年末で五十三基です。一基当たりの出力はだんだん大型化しておりまして、今後、十五メガワット級のものが主流になるとすると、全体で三十から四十五ギガワットを実現するには、計算すると二千から三千基を建設することにな…
この発言のページ
133
赤澤亮正(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
洋上風力発電は、四方を海に囲まれた我が国のポテンシャルを生かすことができる重要な国産エネルギーであります。また、部品が数万点と多いことや雇用創出の観点で、地域経済への波及効果も大きいです。そういうことで、再エネ主力電源化に向けた切り札であると考えています。
他方、現時点で国内に大型風車を製造できる企業がなく、将来的なコスト低減や電力の安定供給のために、まずは海外風車メーカーの技術投資の呼び込みを通じて、我が国の技術を生かした国内サプライチェーンの構築を進めているところでございます。
引き続き、国民負担の抑制の観点から、海外企業との連携も戦略的に活用し…
この発言のページ
- (上の発言)
134櫻櫻井祥子(参政)
ありがとうございます。
確かに、国内企業にも生産力の波及が及ぶというのはある意味いいことではあるのですが、一方で、やっぱりまだコストが高いという部分では不安の面もあります。
ちょっとこの発電コストについて掘り下げてまいります。
ここで二〇四〇年の太陽光事業用のコストですね、先ほどの資料三です。この太陽光事業用はキロワットアワー当たり八・四円と書いてあることを覚えておいていただいた上で、続いて資料四を御覧ください。
最初の行にこの資料についての説明があるのですが、太陽光や風力といった安定した供給が難しい電源の比率が増えていくと、電力システム全体を安定させるために電力システム全体で生じるコストも増加すると書かれていまして、仮に太陽光、風力合わせて全体の四割、五割、六割となるとコストがどうなるかというのがこの示されている棒グラフになります。
太陽光のところを見ていただくと、グレーのラインが入っていて、八・四円と書いてあります。これが先ほどの資料三で示されていた、発電所単体を造ることだけを考えて機械的に計算したコストで、実際には棒グラフがその上まで伸びているとおり、変動電源の割合が四割を超えると十五・二円、五割を超えると約二十三円と、統合コストがどんどん割高になっていきます。
続きまして、また資料五を御覧ください。
二つグラフ載っているのですが、見ていただきたいのは右側のグラフです。太陽光の棒グラフと太陽光に蓄電池を併設した場合の棒グラフがありますが、先ほどと同じ、発電所単体でつくるコストがグレーの横線部分で示されておりまして、太陽光だけだと先ほどと同じ八・四円、しかし、蓄電池を併設すると二十・二円と、基礎的なコストもかなり変わってきます。日が出ない時間や風の吹かない時間のために蓄電池を併設するとかなり割高になっていくということが分かります。
ここで、忙しく済みませんが、もう一度資料三に戻っていただきたいのですが、各方式のコストを見比べていただきたいんですね。太陽光については、蓄電池併設等の付随的なコストは書かれていません。一方で、右の方の火力発電系については、LNGも石炭も、どれもCO2対策費かCCS費用というものが加算されたコストになっています。私は、この記載の仕方に非常に疑問を覚えます。
ここでお尋ねしますが、各発電方式単体のコストを比較して、付随する項目については別記載にするというのであれば、蓄電池を別記載にしたように、CO2対策費やCCS費用も同様に別に記載するべきではありませんか。若しくは、CCSなどの費用を入れ込むのであれば、太陽光や風力も蓄電池込みのコストを併記しないと現実的で公平な比較ではないように思うのですが、いかがでしょうか。
135山山田仁資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策統括調整官
委員の御指摘のこの資料三でありますとか、資料二もそうかもしれませんが、こちらのグラフにつきましては、各電源における典型的な発電設備をモデルプラントとして想定し、設備を新設、運転した際のキロワットアワー当たりのコストを機械的に試算したものでございます。
この検証をしておりますけれども、この検証に際しましては、各費用について、過去の検証との継続性でありますとか蓋然性の高い試算を示せるかという観点も踏まえまして、公開の場で専門家の方々に複数回御議論いただいているものでございまして、火力発電におけるCO2対策費用やCCS費用は、発電に伴い対応が必要となるもので…
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136櫻櫻井祥子(参政)
お答えありがとうございます。
火力発電の方は、CO2対策費やCCS費用が載っているんですが、これも、CCSなどはやるかどうかも決まっていないわけでして、それを必ずやるかのように火力のコストに上乗せするのは恣意的で誤解を生む表し方ではないかと考えます。
発電コストが高いものが完全に駄目だというわけではなくて、安全保障面や電力の安定性などの観点を含めた総合判断になります。そして、先ほども申し上げましたように、統合コストも織り込む必要がありますので、結局のところ、統合した結果、電気料金幾らになるのかということを考える必要があります。
ここで、最後に資料六…
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137久久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長
お答え申し上げます。
小売電気料金は、電気を調達する際に要するコストのみならず、送配電網の利用料金や人件費等も考慮しつつ、事業者が自由に設定するのが原則でございます。
その上で、電気を調達する際に要するコストについても、電力取引所における価格や事業者間での相対での取引価格など様々なケースがあり、必ずしも発電コスト検証と一致するものではないというふうに考えてございます。
したがって、二〇四〇年時点の小売電気料金について予断を持ってお示しすることは困難であるというふうに考えてございます。
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