佐藤淳法務省刑事局長

2026年6月3日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第17号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 93 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 163 発言)

御指摘のいわゆる袴田事件におきましては、弁護人が五点の衣類を撮影した写真及びネガフィルムの開示を求めたのに対しまして、検察官は五点の衣類等を撮影したカラー写真三十枚を開示した後、そのほかには、その五点の衣類を撮影した写真及びネガフィルムは存在しない旨を回答したにもかかわらず、その後、警察において五点の衣類を撮影した写真やネガフィルムが発見され、検察官がこれを裁判所に提出する事態が生じたものと承知しております。

その原因についてですけれども、検察当局における検証結果報告書におきましては、長期間にわたって裁判所による審理が行われている場合における客観的な捜査資料の管理、把握が十分でなかった旨指摘しておりまして、その上で、客観的な捜査資料や証拠を一層適正に管理し、その開示に遅れを生じさせることのないよう努める必要があるとされたものと承知しておりまして、こうした事態を踏まえて、検察当局におきましては、検証結果報告の中で、警察における捜査資料や証拠の保管、管理の一層の適正確保に資するため、検察においても警察との認識の共有をより緊密にするなどといった対応策を講じていく旨を明らかにした上で、検証結果報告書を公表するとともに、全国の検察官にその内容を周知したところであると承知しているところでございます。

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