鴨志田祐美弁護士(日本弁護士連合会再審法改正推進室長)

2026年5月29日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 17 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 281 発言)

私も法制審の委員を務めたわけですけれども、法制審の委員、議決権を持っている委員は、委員は十四人でしたけれども、部会長が議決権を持ちませんので、十三人で、当初の答申案の多数決は十対三でした。三というのは、全員が日弁連推薦の弁護士でした。

私たちは、今日私が皆様に申し上げたように、本当に圧倒的な理不尽な立法事実というものを、具体的な事件を通して法改正の必要性というものを法制審でも精いっぱい主張させていただいたつもりです。しかし、残念ながら、他の委員は、法的安定性、刑事訴訟全体のバランス、職権主義といったようなことを根拠に、私たちの意見はほとんど取り入れることなく答申がまとまってしまったというふうに私は認識しています。

そのような状況から、自民党内の議論において、まさにこの立法事実を踏まえた修正ということで、特に、一番再審請求人を長らく苦しめている原因の一つである再審開始決定に対する検察官の抗告をやはり見直す、これは全く指一本触れないでいい話ではないのだということで、もちろん全面禁止が目標であったと思われますし、私もそれを望んでいましたけれども、それでも、四百五十条から四百四十八条の一項を削除したというのは、まさに国民世論といったものに裏打ちされた修正であって、非常に健全な議論の成果だというふうに思っております。

以上です。

前後のやりとり

13の発言を見る

21の発言を見る