山口浩幸北海道農民連盟書記長

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 38 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 91 発言)

御質問ありがとうございます。

私としては、やはりある程度の生産調整は確かに必要なのかなというふうには思っております。

現在、さきの水田活用の直接支払交付金の見直しの中で、水張り要件とか稲株要件とかあった中で、今まで麦、大豆を生産していたんですけれども、そういった圃場において水張りが可能だということになれば当然稲作の作付も可能でありますし、今のところ、飼料用米とか加工用米、これについては、一部、市場の状況によっては、現時点ではすぐ、次の政策においては専用品種でなければ駄目みたいなそういう政策が出てくるというふうに聞いておりますので、そうなれば、今年まいたものに対して、飼料用米であれば主食用に回すことは不可能ですけれども、来年においては、もし市場において主食用米が不足するようなことがあれば主食用に転換することは可能なので。

いずれは農業者が減って、現状の需要よりも供給が、もし作ってもいいですよとなったら、供給が多くなると、非常に、それこそ今年も暴落するのでないかということで、それについては、令和五年産米のとき、私の記憶では、JAの概算金がたしか一万六千円か七千円だったのが、通常、年を越すと値段は若干下がるのに、逆に二万円という値段がついて、生産者にちょっと業者が回ったみたいな話も聞いていたので、そこからもう既に、米が足りなくなり始めているのかなということで、業者間では何か場合によっては四万円の取引みたいな話も聞いていたんですけれども。

そういった中で、やはりある程度需給見通しというのがないと、潰れる農家が潰れていって、じゃ、基本計画の理念というのが本当に守られるのかという部分が、非常に懸念している部分であります。

そういった意味合いでは、確かに中には幾らでも作りたいという方もおられますけれども、私のところでも個人で七十町、八十町を抱えている方もおられますけれども、やはり全面積が米という話じゃなくて、そのうちの二十町、三十町を水稲で、あとは麦、大豆で、転作作物で賄って経営しているところが多いのかなというふうには感じております。

やはり、規模拡大するとどうしても作り方が隅々まで目が通らないという非常に懸念が出てきて、実際に、農水省のデータの中でも、最近それぞれの農産物の単収が下がっていますよねというようなデータを持っていると聞いていますので、それを考えると、確かに規模拡大してそのコストを下げるというのも重要かもしれませんけれども、そういった中では、確かに需要に応じた、ただそれは、どっちが主体になるかによってやはり変わってくるのかなというふうに考えています。

あくまで生産者の判断に任せるのか、国のある程度主導によるものかによって、先ほど私の話の中にあったとおり、もし生産者の判断に任せるのであれば、あなたたちが自分たちで決めたんだから国は責任を持ちませんよとなったら農業政策は非常に困るので、それについては、やはりそこを踏まえた上で今後の取り進めというのは必要でないかなというふうには考えております。

求められている答えになっているかどうかはあれですけれども、私はそういうふうに思っていますので、よろしくお願いします。

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