国際競争が激化する中、我が国の自立性確保や産業基盤の強化のため、政府としては、宇宙開発戦略本部で決定した宇宙基本計画工程表において、二〇三〇年代前半までに打ち上げ能力を年間三十件程度確保することを目指しております。現時点の見込みとしては、まず、H3ロケットやイプシロンSロケットといった基幹ロケットで十件程度、そして民間ロケットで二十件程度を想定しております。
その目標の実現に向けて、基幹ロケットにおいては、文部科学省の専門家会合の検討を踏まえ、最新の、昨年十二月の宇宙基本計画工程表として、宇宙政策委員会の審議を経て宇宙開発戦略本部決定に含まれる内容として、H3ロケットの運用改善と環境整備等により年間六機から八機以上の打ち上げを目指すこととしています。そして、開発段階にあるイプシロンSロケットについては開発計画を見直すこととし、具体的には、飛行実績のあるモーター、M―35aを適用した機体を開発し、二六年度中に実証打ち上げを目指すこととしております。
そして、民間ロケットについては、中小企業イノベーション創出推進事業、SBIRフェーズ3において技術開発を支援しておりまして、二〇二七年度中までに実証機の製造及び飛行実証の完了を目指しています。そのほか、宇宙戦略基金においては、ロケット開発の効率化や量産化に資する技術開発を支援しております。
日本成長戦略会議における官民ロードマップの検討を行っておりますが、打ち上げの高頻度化に向けて、こうした技術開発、実証に加え、更なるロケットの生産能力の向上、射場や試験設備等の整備、民間企業の投資予見性を高める取組についても検討しておりまして、政府として、供給面と需要面の両面から目標達成に向けた取組を総合的に進めてまいります。
50
後藤祐一(中道)
私も子供の頃は、宇宙飛行士になりたいと書いたことがありますけれども。
そこの目的は分かるんですが、少し、資源開発だとか波及技術というところは、これまでの投資とリターンがどうだったかというのはよく分析していただきたいと思います。
終わります。
この発言のページ
51
山下貴司(自民)
次に、深作ヘスス君。
この発言のページ
52
深作ヘスス(国民)
国民民主党・無所属クラブの深作ヘススです。
本日、質疑の機会をいただきましたこと、感謝を申し上げます。
先ほど後藤委員からもありましたが、本来であれば本日はH3ロケットの打ち上げということで、私もちょうど自分の質疑の間に打ち上がるのではないかということで、実は、規則を調べたところ、ここに座っている間は通信機能を使ってはいけないと。iPadであったりタブレットの通信機能を使えないので、打ち上がったのかどうか分からないまま質疑を終えるのかなと思いながらでしたが、天候不良ということで順延となりました。
H3ロケットといいますと、皆さん、全て同じように思わ…
この発言のページ
- (上の発言)
53風風木淳内閣府宇宙開発戦略推進事務局長
国際競争が激化する中、我が国の自立性確保や産業基盤の強化のため、政府としては、宇宙開発戦略本部で決定した宇宙基本計画工程表において、二〇三〇年代前半までに打ち上げ能力を年間三十件程度確保することを目指しております。現時点の見込みとしては、まず、H3ロケットやイプシロンSロケットといった基幹ロケットで十件程度、そして民間ロケットで二十件程度を想定しております。
その目標の実現に向けて、基幹ロケットにおいては、文部科学省の専門家会合の検討を踏まえ、最新の、昨年十二月の宇宙基本計画工程表として、宇宙政策委員会の審議を経て宇宙開発戦略本部決定に含まれる内容として、H3ロケットの運用改善と環境整備等により年間六機から八機以上の打ち上げを目指すこととしています。そして、開発段階にあるイプシロンSロケットについては開発計画を見直すこととし、具体的には、飛行実績のあるモーター、M―35aを適用した機体を開発し、二六年度中に実証打ち上げを目指すこととしております。
そして、民間ロケットについては、中小企業イノベーション創出推進事業、SBIRフェーズ3において技術開発を支援しておりまして、二〇二七年度中までに実証機の製造及び飛行実証の完了を目指しています。そのほか、宇宙戦略基金においては、ロケット開発の効率化や量産化に資する技術開発を支援しております。
日本成長戦略会議における官民ロードマップの検討を行っておりますが、打ち上げの高頻度化に向けて、こうした技術開発、実証に加え、更なるロケットの生産能力の向上、射場や試験設備等の整備、民間企業の投資予見性を高める取組についても検討しておりまして、政府として、供給面と需要面の両面から目標達成に向けた取組を総合的に進めてまいります。
54
深作ヘスス(国民)
お答えをいただきましたが、その中で今触れていただいたように、やはり射場のインフラについても大きな課題があるであろうと思います。
今、どちらかというと、ロケットそのものをどう造っていくのかというようなことが主眼として今お答えをいただいたと思いますが、過去のデータを調べたところ、日本が過去最も打ち上げの数を行った、最大瞬間風速と言ってもいいかもしれませんが、これは、当時のH2Aとイプシロンを束ねて年間五から七機が精いっぱいであったというふうに理解をしています。イプシロン単体でも年二機程度が限界なのではないか。
内之浦、種子島の既存の設備に、複数のロケット…
この発言のページ
55風風木淳内閣府宇宙開発戦略推進事務局長
打ち上げ目標の達成に向けて、先ほど申し上げたロケットの開発や量産化に向けた取組のほか、委員御指摘の様々な課題がありまして、打ち上げ間隔の短縮化をする必要がある、それを含めまして、ロケットの高頻度打ち上げに向けた射場の設備等の整備、そして既存設備の活用が重要であると考えております。
既存設備の活用につきましては、例えばJAXAの射場設備がございますが、使用を希望する民間事業者が現れた場合には活用に向けた調整を行う予定と承知しております。それから、先ほど申し上げたような打ち上げ高頻度化に向けた中小企業イノベーション創出推進事業、SBIRフェーズ3であります…
この発言のページ
56
深作ヘスス(国民)
今、新たな射場についてもお答えいただきましたが、これは、今のお答えだと、では、基本、民間がその新たな射場の建設又は計画を練っていくものであって、政府が今検討しているものではない、後押しはするけれども政府が主体となってやるものではないという理解でよろしいでしょうか。
この発言のページ