布施哲国際社会経済研究所特別研究主幹

2026年5月14日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 56 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 95 発言)

御質問ありがとうございます。

経済安保の重要テーマは種々、多々ございますけれども、あえて一つ挙げるとするならば、クロード・ミュトスの話題もありますけれども、やはり先進、先端AIを、いかに日本の安全保障を毀損せずに、でも同時に日本の経済的繁栄につなげる形で社会実装できるのかというところが、今大きな日本にとってのチャレンジでもありますし、そのインパクトの範囲、安全保障の分野、そして産業競争力、両方にもインパクトが大きいということを考えますと、重大な経済安全保障のテーマと言えるんではないかなというふうに考えております。

特に、米中が基盤モデル開発競争を繰り広げる中で、日本の勝ち筋は一体どこなのかというところはAI戦略の重大テーマではありますけれども、同時に、そういった外国由来のAI技術に依存することに伴うリスクやデメリット、副作用というのもありますので、そういったものを最小化する技術というのは一体何なのかというところは、一つ日本の自律性につながっていく上での、重要技術とは何なのかという経済安保的な命題にもなり得ると思います。

同時に、先端AIを国産で開発することができず、海外に依存するということであるならば、そうした先端AIへのアクセスをいかに国として確保していくのかというところが求められるわけですけれども、そのアクセスを確保していく上で、日本の戦略的不可欠性をどういう形でアピールしてアクセスにつなげていくのか、世界におけるAIエコシステムにおいて、日本が必要とされる存在になって、いわゆる先端AIのアクセスをどう確保していくのかというところは、経済安保のいわゆる戦略的不可欠性を考える上での重要な命題にもつながるというふうに考えております。

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