布施哲国際社会経済研究所特別研究主幹

2026年5月14日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 59 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 95 発言)

御質問ありがとうございます。

まさに、データが現代においては戦略物資になっているというところは、委員の問題意識、非常に共感するところでございます。

その上で、日本にとっての戦略的物資としてのデータとは一体何なのかというところの御質問だというふうに理解をしておりますけれども、日本の今後のAI戦略の中核であるフィジカルAI、あるいは領域特化型のバーティカルAIというのが今後の大きな勝ち筋というふうに位置づけられておりますけれども、フィジカルAIでいえば、産業ロボット、工場AIといったものになりますし、バーティカルAIとなれば、領域特化型ですので、金融あるいは医療、サイエンスへのAIの応用ということになります。

AIの性能を決めるのは、いかに良質なデータを学習させるかというところに尽きますので、まさに日本がAI戦略の中核に位置づけているバーティカルAIやフィジカルAIの性能を左右するようなデータというのが、日本にとっての最もプライオリティーの高いデータ領域になるというふうに考えております。

具体的には、製造業における現場の様々な操業データ、暗黙知も含めて、職人の手作業による様々なすり合わせ技術なんかの例えばデータ化みたいなところも非常に重要なデータになると思いますし、医療や介護の現場における様々な人間が行ってきた動作を再現する上でロボットに学習させるべき現場のデータ、こういったものが重要なデータになるというふうに考えております。

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