大坪寛子厚生労働省健康・生活衛生局長

2026年6月19日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 82 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 164 発言)

お答え申し上げます。

まず第一に、掲げた目標、これの掲げた理由であります。

第一期のがん対策推進基本計画では、まず、全体目標として、がんによる死亡者の減少、それから、全てのがん患者とその家族の苦痛の軽減と療養生活の質の維持向上、この二つを掲げておりました。平成十九年からの十年間で七十五歳未満年齢調整死亡率二〇%減少、これを定めた理由でありますが、高齢化の影響を除去した上で、壮年期の方々の死亡の減少、これを評価する軸というものを目標として立てたという記録がございます。

これが未達であった定量的な評価でありますけれども、当該目標の達成状況の定量的な評価につきましては、平成二十七年五月のがん対策推進協議会において、第一期の計画策定時の想定と比較して、何が想定どおりにいかなかったのかということを議論をしております。その際、喫煙率とがん検診の受診率、この目標値が達成できていなかったことなどを指摘されております。

具体的に申し上げますと、当初、喫煙率が約五割減少するということを見越して、年齢調整死亡率が一・六%減少すると想定していたところ、実際には、喫煙率が約三割減と推定され、年齢調整死亡率の低下が〇・二%にとどまったということがございます。

また、がん検診の受診率でありますが、全がん種での受診率、これが五〇%となることにより、年齢調整死亡率四%減少を想定していたところ、平成二十五年当時でありますけれども、実際には、約三〇から四〇%にとどまったことから、年齢調整死亡率の低下が当初予定していた四%ではなく二・五%にとどまった。

こういったことにより、十年間での二〇%減少の達成は困難であるというふうに当時評価がされたものであると承知をしております。

引き続き、がん検診受診率の向上ですとか喫煙率の低下などは施策を進めているところでありまして、当初の予定から二年遅れて、十二年後、令和元年に、七十五歳未満年齢調整死亡率の二〇%減少、この目標は達成をされており、また、現在も更に下がり、令和六年度には二六・九%の減少というところまで到達しているところであります。

今後ですが、先ほど大臣からお話がありましたように、第四期の中間評価が、昨日、がん対策推進協議会で取りまとめに向けた議論を行わせていただきましたけれども、この第四期の中では、初めてロジックモデルの概念を使って、アウトプット、アウトカムをよく客観的に整理した上で評価を試みているところでございます。

引き続き、こうした結果を踏まえて効果的な対策を進めてまいりたいと思っております。

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