鈴木義弘 (国民民主党)

2026年6月3日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 111 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 132 発言)

地元でお世話になっている工務店の社長、亡くなったんですけれども、元々は家具大工だったんですね。家具を作る職人さんだったのが建築の方に行く。私どもの方も、川が多いものですから、船大工さんをやっていた。でも、木造船よりも、FRPができてくるとやはり仕事がなくなるので、おかに上がって工務店になっていくんですね。自分の技術を代替できるようなものに変えられるんだったらこれはうまくいくんだと思うんですけれども、そういうトレーニングができているのかできていないのか、手に職を持った人が次の展開にいかれるようなもの、それがやはり私は必要だと思うんです。

前任の方も同じような質問でかぶっているんですけれども、せっかく小森政務官がいらっしゃっているので。国は、AIをどんどん推進していくというふうに、十七品目の中にもAI、量子だ、宇宙だって入っているんですけれども、実際、企業はAIに巨額の投資を行っているんだけれども、調査によればその多くが測定可能な投資対効果を得るには至っていない、こういうデータなんです。こうしたコストを相殺するため、要するに、投資をしたんだけれども利益が出ていないから、どこへしわ寄せが行くのかといったら人材と株式の報酬というところに寄っていくというわけですね。アメリカがそうなのか、日本も一部そういうのがある。

そうすると、その一方で、労働者は自身の価値やAIスキルを強調することで昇給を求める余地がある、頑張ってやってもらえば、リスキリングをしてAIに活用できるようなトレーニングをしてもらえればどんどん仕事がありますよと大臣も答弁されているんですけれども、でも来年の四月の大手企業の求人数が、五、六年ずっと右肩上がりで増えていたんですけれども、来年の四月の新卒採用から少し減少に転じているという報道がなされたんですね。なかなか時代の流れは止められないと思うんですけれども、人口減少社会の中で大学を出たら優位な就職ができた時代は終わったんじゃないかなと私自身は思っているんです。

自分自身のスキルが何になるのか、何々大学を出ましたというだけでは、もうなかなかやはり企業が採ってくれない、あなたは大学で何を学んできたのかというのを問われる時代になってきたのかもしれない。これはもう前から言われているのに、そうしない社会の構造と言っていいんですかね、社会の価値観が、何々大学を出たらどうぞという、それはもうこれから先は通用しなくなってくるんじゃないか。逆に言えば、大学で何を教えたかで社会に出ていってもらう、高校で何を教えて社会に出ていってもらうというのを問われる時代に私は来たんじゃないかと思うんです。

この現象を止めることができないんだったら、国としてどういうふうに取り組んでいくのか、御所見を伺いたいと思います。

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