舟山康江 (国民民主党)

2025年11月20日・第219回国会 参議院 農林水産委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 121 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 212 発言)

ありがとうございます。これ、全会一致の決議というところで、やはり重く受け止めていただきたいと思います。

六月のいわゆる骨太方針、ここでも、初動五年間、農業構造転換集中期間、総額二兆五千億円、国費一兆三千億円の事業メニューが幾つか示されておりますし、大臣も所信でもこの農業構造転換集中期間にも言及されております。

この内訳を見ると、公共事業、それから共同利用施設、まあどちらかというと箱物を中心、これはこれで大事なんですけれども、是非こういった集中期間、まさに今までそれこそ大区画化とか大規模化とか集約化というのはもうずっとやってきたけれども、なかなかそれが形になっていないという意味では、このようないわゆる公共事業的な、箱物的なものに加えて、今申し上げましたような、まさにこれこそ別途の支援策として、先ほど大臣からお話があった、例えば環境保全型、中山間の見直し、そしてこういった農地をどう維持していくかという支援の在り方、こういったことも是非メニューとして御検討いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

そして、資料を幾つか用意させていただきました。お手元資料の一枚目ですけれども、これは営農類型別経営統計から作成した水田経営における規模別の農業粗収益及び農業経営費の相関図をグラフにさせていただきました。

グラフからは、水田農業に関して、実は規模が大きくなるほど単位面積当たりの収益率が低下しております。で、補助金の割合が増大。農業所得も、実はこれ、農業経済学的には大体十五ヘクタールと言われていたんですけれども、大体十から二十ぐらい、この辺りが所得が最高になっていて、それ以上増えるとまた逆に減るという、こういった関係がある。共済、補助金の受取の割合が高いということを考えると、果たして規模が大きければ大きいほど本当に理想的なのかということは改めて考えていかなきゃいけないのかなと思うんですね。

実は、単収も規模が大きいほど増えているわけではなく、むしろ若干伸び悩み、低下というところもありますし、あと、これ現場見ていても思うんですけれども、大規模農家になればなるほどやっぱり畦畔管理とか用水管理にちょっと手を抜かざるを得ない。何かもう畦畔真っ茶っ茶、ああ、これは農薬まいているなみたいな、除草剤まいているなという感じなんですよね。そういったことを考えると、果たして規模拡大路線でいいのかということも考えていかなきゃいけない。

そして、加えて、やはりこの規模拡大、大区画化などの効率化路線で、ある意味少ない人数で営農ができる。よく農水省は、これから人口が減少する、少ない人数でもやっていかなきゃいけないと言いますけれども、それは自然の流れに加えて政策がもたらした結果でもあると思うんです。

少ない人数でも何とかなっちゃうことによって、農村からも人が要らない、自分の役割がないというところで、逆に農村、これは中山間だけではなくて平地も含めてですよ、やっぱり疲弊を招いている、人口減少を招いている、そんな側面もあるんじゃないのかなと思うんですけれども、これについて、今のこのグラフ、こういった現状と、あとは農村の今の現状を見たときの大臣の見解、今後どうしていくか、ちょっとその方針について御見解をお聞かせください。

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