ありがとうございます。これ、全会一致の決議というところで、やはり重く受け止めていただきたいと思います。
六月のいわゆる骨太方針、ここでも、初動五年間、農業構造転換集中期間、総額二兆五千億円、国費一兆三千億円の事業メニューが幾つか示されておりますし、大臣も所信でもこの農業構造転換集中期間にも言及されております。
この内訳を見ると、公共事業、それから共同利用施設、まあどちらかというと箱物を中心、これはこれで大事なんですけれども、是非こういった集中期間、まさに今までそれこそ大区画化とか大規模化とか集約化というのはもうずっとやってきたけれども、なかなかそれが形になっていないという意味では、このようないわゆる公共事業的な、箱物的なものに加えて、今申し上げましたような、まさにこれこそ別途の支援策として、先ほど大臣からお話があった、例えば環境保全型、中山間の見直し、そしてこういった農地をどう維持していくかという支援の在り方、こういったことも是非メニューとして御検討いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
そして、資料を幾つか用意させていただきました。お手元資料の一枚目ですけれども、これは営農類型別経営統計から作成した水田経営における規模別の農業粗収益及び農業経営費の相関図をグラフにさせていただきました。
グラフからは、水田農業に関して、実は規模が大きくなるほど単位面積当たりの収益率が低下しております。で、補助金の割合が増大。農業所得も、実はこれ、農業経済学的には大体十五ヘクタールと言われていたんですけれども、大体十から二十ぐらい、この辺りが所得が最高になっていて、それ以上増えるとまた逆に減るという、こういった関係がある。共済、補助金の受取の割合が高いということを考えると、果たして規模が大きければ大きいほど本当に理想的なのかということは改めて考えていかなきゃいけないのかなと思うんですね。
実は、単収も規模が大きいほど増えているわけではなく、むしろ若干伸び悩み、低下というところもありますし、あと、これ現場見ていても思うんですけれども、大規模農家になればなるほどやっぱり畦畔管理とか用水管理にちょっと手を抜かざるを得ない。何かもう畦畔真っ茶っ茶、ああ、これは農薬まいているなみたいな、除草剤まいているなという感じなんですよね。そういったことを考えると、果たして規模拡大路線でいいのかということも考えていかなきゃいけない。
そして、加えて、やはりこの規模拡大、大区画化などの効率化路線で、ある意味少ない人数で営農ができる。よく農水省は、これから人口が減少する、少ない人数でもやっていかなきゃいけないと言いますけれども、それは自然の流れに加えて政策がもたらした結果でもあると思うんです。
少ない人数でも何とかなっちゃうことによって、農村からも人が要らない、自分の役割がないというところで、逆に農村、これは中山間だけではなくて平地も含めてですよ、やっぱり疲弊を招いている、人口減少を招いている、そんな側面もあるんじゃないのかなと思うんですけれども、これについて、今のこのグラフ、こういった現状と、あとは農村の今の現状を見たときの大臣の見解、今後どうしていくか、ちょっとその方針について御見解をお聞かせください。
118
鈴木憲和(自民)農林水産大臣
御質問ありがとうございます。
まず、国民への食料の安定供給などの農業の役割が果たされるためには、まずは農業者が収益力を高めることで農業経営の安定性、持続性が確保され、産業としての農業の発展に結び付けていくことが重要と考えております。
加えて、農村において、農業者による営農活動が行われることにより、結果として多面的機能という農業の役割が果たされるとの地域政策の観点が非常に重要だというふうに認識をしております。
このため、例えば中山間地域などの条件不利地域では、農業で稼ぐための施策だけではなくて、中山間地域等直接支払交付金など、農業を広い意味で支えるた…
この発言のページ
119
舟山康江(国民)
ありがとうございます。
稼ぎとか収益となると、基本的にはその物の付加価値、価格。価格がどうであるというところが収益になるんですけれども、なかなか、さっき私も冒頭に言いましたけれども、価格に乗らない役割。価格に乗らない役割を果たしたときに、その役割をどう評価するかという、そういう観点の施策も必要なのかなと思うんですね。
それはもちろん、今大臣おっしゃったように、特に中山間、条件が必ずしも良くない、米の生産コストだけで見ても、単純に平地農業地域、中山間農業地域を比べて、直近の六年産で一俵当たり、六十キロ当たり三千五百円もコストが違うというのは、これ何とか…
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鈴木憲和(自民)農林水産大臣
御質問ありがとうございます。
農業の多面的機能発揮の促進を図るための日本型直接支払制度については、食料・農業・農村基本計画を踏まえ、令和九年度からの水田政策の見直しの中で、まず一点目は、中山間地域等直接支払交付金については、この条件不利の実態に配慮し、支援を拡大をします。そして、二点目は、多面的機能支払交付金については、活動組織の体制を強化をします。そして、三点目の環境保全型農業直接支払交付金については、導入リスク等に応じた仕組みとすることに取り組んでいくこととしております。
また、先ほど委員が御指摘のこの決議ですね、この決議において、「農地の維持の…
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- (上の発言)
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舟山康江(国民)
ありがとうございます。これ、全会一致の決議というところで、やはり重く受け止めていただきたいと思います。
六月のいわゆる骨太方針、ここでも、初動五年間、農業構造転換集中期間、総額二兆五千億円、国費一兆三千億円の事業メニューが幾つか示されておりますし、大臣も所信でもこの農業構造転換集中期間にも言及されております。
この内訳を見ると、公共事業、それから共同利用施設、まあどちらかというと箱物を中心、これはこれで大事なんですけれども、是非こういった集中期間、まさに今までそれこそ大区画化とか大規模化とか集約化というのはもうずっとやってきたけれども、なかなかそれが形になっていないという意味では、このようないわゆる公共事業的な、箱物的なものに加えて、今申し上げましたような、まさにこれこそ別途の支援策として、先ほど大臣からお話があった、例えば環境保全型、中山間の見直し、そしてこういった農地をどう維持していくかという支援の在り方、こういったことも是非メニューとして御検討いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
そして、資料を幾つか用意させていただきました。お手元資料の一枚目ですけれども、これは営農類型別経営統計から作成した水田経営における規模別の農業粗収益及び農業経営費の相関図をグラフにさせていただきました。
グラフからは、水田農業に関して、実は規模が大きくなるほど単位面積当たりの収益率が低下しております。で、補助金の割合が増大。農業所得も、実はこれ、農業経済学的には大体十五ヘクタールと言われていたんですけれども、大体十から二十ぐらい、この辺りが所得が最高になっていて、それ以上増えるとまた逆に減るという、こういった関係がある。共済、補助金の受取の割合が高いということを考えると、果たして規模が大きければ大きいほど本当に理想的なのかということは改めて考えていかなきゃいけないのかなと思うんですね。
実は、単収も規模が大きいほど増えているわけではなく、むしろ若干伸び悩み、低下というところもありますし、あと、これ現場見ていても思うんですけれども、大規模農家になればなるほどやっぱり畦畔管理とか用水管理にちょっと手を抜かざるを得ない。何かもう畦畔真っ茶っ茶、ああ、これは農薬まいているなみたいな、除草剤まいているなという感じなんですよね。そういったことを考えると、果たして規模拡大路線でいいのかということも考えていかなきゃいけない。
そして、加えて、やはりこの規模拡大、大区画化などの効率化路線で、ある意味少ない人数で営農ができる。よく農水省は、これから人口が減少する、少ない人数でもやっていかなきゃいけないと言いますけれども、それは自然の流れに加えて政策がもたらした結果でもあると思うんです。
少ない人数でも何とかなっちゃうことによって、農村からも人が要らない、自分の役割がないというところで、逆に農村、これは中山間だけではなくて平地も含めてですよ、やっぱり疲弊を招いている、人口減少を招いている、そんな側面もあるんじゃないのかなと思うんですけれども、これについて、今のこのグラフ、こういった現状と、あとは農村の今の現状を見たときの大臣の見解、今後どうしていくか、ちょっとその方針について御見解をお聞かせください。
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鈴木憲和(自民)農林水産大臣
ありがとうございます。
ちょっと大変、何というんですかね、幅広の御質問だったというふうに思っています。
まず、委員御指摘のとおり、例えば米の生産コストを見ますと、この資料のとおりなんですけれども、経営規模が拡大するに従って生産コストは確かに下がるんですが、二十ヘクタールを超えてくるとその効果は小さくなっております。
その要因の一つとして考えられるのが、農地が分散して集約化が進んでいないということが挙げられると考えておりまして、このため、単に規模拡大だけを追求する政策ではなくて、農地の集約化や農地の大区画化等、生産性の向上を図る政策も組み合わせて推進…
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舟山康江(国民)
まさにその多様な方々がそこに関われる、下支えの政策を少し力を入れていただきたい。担い手という言葉、後でまたちょっと触れたいと思いますけれども、担い手だけが農業をやるべきなのかというところも含めて、やっぱりこの農村にたくさんの人が住むことによって、まあ鳥獣被害もそうですよね、人がいなくなると、結局、荒れ地になる、里山がなくなる、熊がもう境界分からず出てきてしまうというところですね、そういったところの役割も含めた支援策を講じていただきたいと思います。
続きまして、資料二枚目、御覧ください。
これは、地域計画、これ以前、いつだったかな、三月だか四月ぐらいの…
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鈴木憲和(自民)農林水産大臣
大変大切な御指摘だというふうに思っております。
現状では、今委員からもこの資料で示していただきましたけど、兼業農家等の担い手以外の多様な農業者がまず約四割の農地を保全しており、農地を適切に管理する重要な役割を果たしているが、今後、こうした農業者を中心に急速に減少し、農地を手放す方が多く見込まれることから、農地の集約を進めながら、そうした農地をいかに担い手に引き継いでいくかということも重要です。
今私は適切に農地を管理するというふうな言い方をしましたが、ではなくて、恐らく先生、舟山委員は、営農の面においてもこれは大変重要な役割を果たしていると、私も全く…
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