稲葉延雄日本放送協会会長

2025年11月27日・第219回国会 衆議院 総務委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 148 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 218 発言)

今お話にありましたように、災害報道の目指すところといいますのは、危険が差し迫った人たちに迅速かつ確実に避難してもらい、一人でも多くの命を救うということだと思います。NHKはこれまで、放送を中心に、地域のためのきめ細かい災害情報を発信し、避難を促してまいりました。

来年三月で十五年となる東日本大震災については、各地の復興の現状の在り方を検証するほか、震災の記憶や教訓をどのようにして将来に伝承していくかなどについて、番組やニュースで伝えていくことにしてございまして、今、具体的な内容を検討している最中でございます。

放送法の改正によりまして、今年十月からは、インターネットを通じた番組などの配信がNHKの必須業務となってございます。放送でもネットでも、それぞれの強みや特性を生かして、命と暮らしを守る報道を深化させる、そういうふうにしていくことが公共放送としての今後の災害報道のあるべき姿ではないかと考えてございます。

一つつけ加えさせていただきますと、私、東日本大震災十五年の節目で思いますに、過去、日本列島で生活した先人たちは、いずれも大きな災害を乗り切ってきてございます。それらの先人の努力がどういったものだったのか、どうやって復興に取り組んできたのか、今から見ると、ほとんど、被災されたという状況すらうかがわれないような形で復興している、そういった事例をお伝えすることによって、先人たちの努力をお伝えすることによって、今まさに復興に取り組んでおられる方の応援のメッセージとなればいいかなというふうに考えてございます。

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