磐田朋子芝浦工業大学副学長・システム理工学部教授

2025年2月19日・第217回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 11 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 93 発言)

先ほどお話ありました景観の話というのは、脱炭素先行地域を進めるに当たってもやはり出てきている話題ではあるんですけれども、そもそもこういった先行地域を選定するに当たって、その再生可能エネルギーの促進地域というものを設定して、そこに協議会をつくって、地域住民の方たちと合意形成取った上で導入しましょうという方針でおりますので、やはりその山を切り崩してといったところの合意が取られないようなところでは進めるべきではないというふうに私も思っておりますし、二十年後とか三十年後にそれを管理する、再生可能エネルギーの施設を管理する人間がちゃんといるような場所で、人の目が管理できるようなところでしかそういった新しいエネルギー源というのはやってはいけないだろうというふうに私自身も思っております。

エネルギー全体のミックスに関しては、もう森本先生とほとんど同じ意見なんですけれども、何か一つに偏るというものではなく、ミックスするということがとても大事なポイントです。再生可能エネルギーに関しても、そういった形で住民の合意を進めながら入れられたとしても、じゃ、そこで私たちの使っているエネルギー全部賄えるのかといったら、それはまた難しい場合が出てくると。そのときに、選択肢として、海外から水素を入れるのか、それとも自前で、廃棄物の問題ありますけれども、原子力をまた増やしていくのかというのは、本当に意思決定の話と、あとはリスク分散の話かと思っております。

水素に関しては、まだまだ正直なところ、コスト的に難しいというところ、そして、今までと同じ地政学的なリスクというものから離れることができないという点で、最終手段として考えるべきところだというふうに思っています。

あと、小型原子力に関しては、あとデータセンターもなんですけれども、そこから出てくる熱は、本当は都心で一番需要が大きいので、都心部にこそその小型原子力であったりデータセンターというものを誘致するべきだというふうには思っているんですが、じゃ、そこから万が一のリスクが起きたときどうするのかというところで、少しずつ地方の方に離れていく。落としどころをどうするのかというのは本当に地域での合意形成の話だというふうに思っております。

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