打越さく良 (立憲民主党)

2025年5月19日・第217回国会 参議院 予算委員会 第17号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 35 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 169 発言)

自民党の都合でしかないじゃないですか。

何か分断を仮定して、そして様々なことを考えているというんじゃなくて、本当、その一号被保険者の内訳はほぼこれ四割、被用者なわけですよね。もう自営業者や農業者が一号被保険者だという厚生労働省の根拠は薄くなっていて、もう会社員と自営業者とかそういう、そういった対立もフィクションになりつつあるわけですよね。

駒村慶応大の教授もおっしゃっていましたけれども、四十歳の世代ではこれまで国民年金しか入ったことのない方というのはもう六%。だから、一階建ての部分をしっかりと土台を好転させなきゃいけないと、基礎年金の水準を低下させちゃいけないということで話合いを進めてきたのに、これは何なんだという話をしているわけですよね。もう分断をあおるような議論をなさらないでいただきたいんですね。

そもそも、九〇年代から基礎年金の国庫負担増が求められていた、でも、なかなか政府が応じなかった、だから、ようやく国庫負担割合の二分の一の引上げを恒久化するなどの法改正が行われたのは二〇〇九年と。基礎年金財政を逼迫させてきたのは政府の責任ですよ。選挙目当てで就職氷河期世代を見捨てるなんということは、もう言語道断ですよ。

この基礎年金の底上げ策見送られたことについて、もう総理、いや総理、衆議院の予算委員会でも、その目減りを防がないと生活保護受給者が増えるということは認めていらっしゃる。それどころか、もう賦課方式を取っております以上、これはもう仕方がないことなんだというように、これはもう何なのかと居直っているとしか思えないんですよね。これ、総理は、社会保障施策の組合せで高齢の生活困窮者を支えればよいと、そのようなお考えをおっしゃっているようにしか思えないんですね。

でも、それはおかしいじゃないですか。年金制度の目的は、高齢期の生活の基盤を保障することなはずなんですよ。生活保護はあくまでも最後のセーフティーネットのはずなんです。それにもかかわらず、年金が足りなければほかの生活保護とか社会保障があるんだからということだったら、もうこの年金というものは本来の目的を機能できていないということを前提で制度設計している。これはもう制度設計として破綻していると言わざるを得ないんじゃないでしょうか。

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