石破茂 (自由民主党)内閣総理大臣

2025年5月19日・第217回国会 参議院 予算委員会 第17号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 26 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 169 発言)

全く同じことを私は麻生内閣の農林水産大臣のときに申しました。なかなかそれはうまくいかなかったのですけれども、今何で米がこんなに高いのですかということの理由を解き明かした人は誰もいない。誰が悪いんだという犯人捜しをしておってもどうにもならないのであって、どこかで隠匿しておるのではないかという話がありますが、そんな場所がどこにありますか。米をいい品質で保管するのはそれなりのコストが掛かるのであって、誰が悪いのいいの言っても始まらない。

米の商品特性は、価格弾力性が小さいというところにございます。つまり、価格弾力性が小さいというのはどういうことかというと、少しの供給の変動によって価格が大きく振れるということでございます。そういうことが多分起こっているのではないかということは仮説としてございます。そうすると、供給そのものがぎりぎりのところになっているので、その商品特性から価格が上がったり下がったりするということが顕著に起こっているのではないかということは、私は仮説としてなり得ることなんだろうと思っています。

そうしますと、じゃ、いかにして生産を増やすかということでございますが、当然のことながら、生産を増やしますと価格は下がります。当たり前のことでございます。その分をいかにして補填をしていくかという議論について、これはまた委員の御見識も承りながらお話を進めていかねばならないと思っておりますが、じゃ、全てに所得補償を行うのかといえば、そういうお話にはなりません。

そして、米を輸出するということは、それだけ供給量に余裕を持つということにもなります。そこにおいて、自動車もそうです、家電製品もそうでした、いかにしてコストを下げるという努力をしていくかということでないと、幾ら品質が高くても輸出というのには勝てないところでございます。

そうしますと、そういう努力をしてコストを下げたところに対して補償を行うということは、それは納税者のお金を使うやり方として、それは肯定される部分があるのではないかというふうに考えております。

いかにして米の力を増やしていくか、日本の潜在力を最大に生かしていくか、供給を増やすかということはこの問題の根底にあるところでございまして、江藤大臣の下、農水省も最大限の努力をいたしておりますが、そこにおいて供給は本当にこの量で適正なのかという御議論は十分に賜り、政府としてもそれを承る、そういうふうな姿勢であるべきだと私は思っております。

前後のやりとり

22の発言を見る

30の発言を見る