坂爪浩史北海道大学大学院農学研究院教授

2025年6月5日・第217回国会 参議院 農林水産委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 51 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 101 発言)

生産者がどれだけコストを把握しているかっていうことでいうと、例えば水稲単作の農家とかだったら割と把握しやすいんですけども、大体、今大規模農業法人も水稲一本でやっているというところは多分少なくて、野菜をやったり、いろんなことをやったりしていると思うんです。

作業というのは、いろんなところでいろんなものが起きて、右で作業して左にとかっていうことがあって、私が今お世話になっている北海道の農業法人、百ヘクタールぐらいで三十品目ぐらいやっているんですけれども、やっぱり人件費がどれだけ、肥料とか農薬は分かるんだけれども、人件費がどこにどんだけ掛かっているかっていうと、代表も実は分かっていなくて、今年それをちゃんとやるという目標を立てて、外国人の方も五十人ぐらい使っているんですけれども、何か十人ぐらいでサブリーダーをつくって、それも外国人の人もいるし日本人のパートの人もいるんですけど、とにかく何の作業を何時間、何人でやったかというのを毎日スマホに入れろということを今始めているんです。そういうことを積み上げないと、タマネギがこれで幾ら掛かったのかというのは実は分かんないんですよ。結局、だからそれがないと価格交渉がきちんとできないので、今年からそれをやるというふうに言っていました。

ですから、把握しているのかという答えで言えば、多品目の農家というのは割とそこら辺は今までは丼勘定で、やれている農家、生産者というのは少ないのかなという。今後、それが必要になってくるでしょうというのはおっしゃるとおりだと思います。

以上です。

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